比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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平和、再び

 

 

八幡side

 

 

アルダン「兄様、とてもスッキリしたお顔になっていますね。」

 

八幡「今年最後の大きなイベントが終わったからな。しかも勝利という形で終わったから万々歳だ。」

 

アルダン「今日の出勤もゆっくりでしたものね。」

 

八幡「……もしかして待ってたとか?」

 

アルダン「いいえ、教室から見えました。昨晩はよく眠れたみたいですね?」

 

八幡「………まぁな。」

 

アルダン「ふふふっ。」

 

 

裁判が終わった翌日、俺は事が終わった安心感からいつもより起きる時間が遅くなった事で学園に行く時間が遅くなった。まぁ俺はトレーニングの時間にさえ間に合えば全然構わないんだけどな。

 

 

アルダン「そうだ、兄様。今月末はどのようにして過ごすご予定でしょうか?」

 

八幡「ん?トレーナー寮でダラダラと過ごす予定だけど……お前は屋敷に帰るのか?」

 

アルダン「えぇ、その予定なのですが……もしよろしければ兄様もお越しになりませんか?きっとお婆様からは是非にとお誘いがあると思いますので。」

 

八幡「……何でお婆様から是非にと誘われるんだ?」

 

アルダン「お婆様はあまり表情に出すような方ではありませんが、爺やから聞いたんです。ダービーを勝った時は飛び跳ねながら喜んでいたと。」

 

 

ーーー回想・5月のメジロ家書斎ーーー

 

 

実況『何とメジロアルダン、2回目のスパートだああぁぁ!!!サクラチヨノオーも迫るが差が縮まらないっ!!先頭はメジロアルダンッ!!メジロアルダンが今、ゴールウウゥゥゥ!!!』

 

 

爺や「………っ!お、奥様!アルダンお嬢様が!アルダンお嬢様がダービーを先頭で入線しましたっ!!」

 

婆や「しかもレコードです、新記録までっ!!」

 

アサマ「………」プルプル…

 

婆や「あんなにも病弱だったアルダンお嬢様が、こんなに立派なお姿に………」ウルウル

 

爺や「えぇ、本当に……素晴らしい走りでしたね。」

 

アサマ「………」ガタッ!!

 

婆・爺「っ!?お、奥様?」

 

アサマ「あの子が……小さい頃は満足に走る事が出来ず床に伏せる事の多かったあのアルダンが……このダービーの舞台でっ!大きな舞台を勝てる子だとは思っていましたが、ダービーを勝ってしまうなんて……ふふふ、ふふふふっ!」

 

婆・爺「っ!?」

 

 

爺や(お、奥様が笑いながら飛び跳ねておられるっ!?)

 

婆や(あ、あのような奥様は初めて見ましたっ!)

 

 

ーーー回想終了ーーー

 

 

八幡「………ごめん、あの人が飛び跳ねながら喜ぶところが全く想像出来ないんだけど。それ本当の話なのか?」

 

アルダン「爺やと婆やの2人が見ていたそうなので、嘘ではないと思いますよ。」

 

八幡「……まぁその話は置いておくとして、年末だったな。今のところは予定は何も無いから、行く方向で予定を組んでおく。」

 

アルダン「よろしくお願いします。」

 

八幡「因みにお前以外のメジロの令嬢達はどうするんだ?」

 

アルダン「年末は必ず帰省する事にしておりますので、必ず屋敷に居ますよ。」

 

八幡「そうか……お菓子を強請られない事を祈っておくか。」

 

アルダン「あぁ、マックも居ますからね。」

 

八幡「いいや、全員が屋敷に集まるんだからお前達の両親達も集まるって事だろ?作って欲しいと言われない事を願うばかりだ。」

 

アルダン「………そう、なのですね。」

 

 

招待されるであろう俺、何も仕事をされる事が無いように。

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

ブライト「トレーナさま~、今日のお食事は何でしょうかぁ~?」

 

八幡「もう12月に入ったし寒くなって来たから、シチューにした。」

 

ライアン「シチュー!冬にピッタリな料理ですね!因みにクリームですか?ビーフですか?」

 

八幡「ビーフだ。ホワイトはまだとっておいた方がいいだろ。作るとは限らないけど。」

 

ライアン「えぇ~!作りましょうよ~!」

 

八幡「それはアレか?『飯作れ、担当だろこのおっさん。』って言いたいのか?」

 

ライアン「そ、そんな事思ってませんからね!」

 

八幡「分かってるって冗談だから。シュークリームと水煮だろ、分かってるって。」

 

ドーベル「シュークリームはともかく水煮を作るつもりなの?」

 

八幡「クリームとシチューを分けただけだぞ?」

 

ドーベル「それが問題なの。お願いだから普通のクリームシチューを作って。」

 

八幡「何だ、お前も作れって命令するのか?」

 

ドーベル「そんなつもりは無いけど、作るのならまともなの作って。」

 

八幡「いや、もともじゃない水煮とシュークリームって何?」

 

ドーベル「だから普通のクリームシチューを作ってって言ってるの!」

 

パーマー「でもさ気にならない?普通じゃない水煮とクリームシチューって。」

 

八幡「じゃあ作るか?お前専用に。もし食べ切れたらその次の昼飯、超豪華にしてやるよ。」

 

パーマー「おっ、ちょっとだけ気になるから挑戦してみようかなぁ~。」

 

ドーベル「やめときなよ、絶対に碌な料理じゃないんだから。」

 

 

まぁ、普通じゃないのは確かだしな。

 

 

アルダン「調味料が普通じゃないという事ですか?」

 

八幡「どうする?具材か調味料か両方か。」

 

パーマー「地獄見そうだからやっぱりやめとくね~。」

 

 

 

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