比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初訪問の祝勝会

 

 

アルダンside

 

 

勝ちました……この春のグランプリを。また1つ、私の蹄跡を刻む事が出来ました。

 

 

チヨノオー「アルダンさん、おめでとうございます!」

 

ヤエノ「やはり貴女はお強い……地方からの強豪をまた1人、倒してしまうなんて。」

 

アルダン「ありがとうございます、お2人共。ですが、オグリさんには先着しただけで勝ったわけではありません。次の秋では私が勝ってみせます。」

 

チヨノオー「私も負けっぱなしではいられません!この夏は更に自分を鍛え上げて、今度こそ勝ちますからね!」

 

ヤエノ「私もチヨノオーさんと同じです。この身を更に進化させてオグリさんだけでなく、お2人にも勝つ所存です!」

 

 

ふふふ、流石は私のライバルです……何度負けてもこうして挑み続けてきてくれる。そのような方達が同期にいるからこそ、私ももっと上を目指せる。

 

 

アルダン「では、秋の舞台でお待ちしております。」

 

チヨノオー「はい、待っていてください!」

 

ヤエノ「望むところです!」

 

 

ーーー地下バ道ーーー

 

 

アルダン「っ!」

 

八幡「よう、お疲れさん。ギリギリだったな。」

 

アルダン「……今度は勝ちましたよ、兄様。」

 

八幡「あぁ、良い走りだった。最後のはダービーでも見せた2回目のスパートだったな。」

 

アルダン「気を抜く事が許されないレースでしたから。それに、イナリさんの戦術には驚かされましたが、落ち着いて対応出来たのは兄様のおかげです。」

 

八幡「立ち話もアレだし、控え室に行くか。」

 

アルダン「はい。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

アルダン「♪~」

 

八幡「レース前にもやったけど、そんなに良いものか?」ナデナデ

 

アルダン「はい、とても。それから兄様、今日の帰りは覚えていますか?」

 

八幡「分かってるよ。ったく、お前も用意周到だよな。この日の為に担当全員に外泊届を出しておくなんてよ。」ナデナデ

 

アルダン「せっかく兄様のご自宅にお邪魔するのですから、楽しみたいではありませんか。」

 

八幡「楽しみ方に少しだけ難があるという事にも気を付けて欲しいんだがな。」ナデナデ

 

アルダン「はい、以後は気を付けます。」

 

 

八幡(イマイチ信用が出来ないな……アル1人だけで俺の家とかに来そうだし。)

 

 

それからは会話をしながら兄様に尻尾の手入れをしてもらい、インタビューをしました。撮影が終わってからはライアン達から祝辞のお言葉も貰い、全レース過程が終了してウイニングライブが終わってから、私達は再度兄様の車に乗車して東京へと帰路に立ちました。

 

 

ーーー東京・とある賃貸ーーー

 

 

八幡「はい、着きました。此処が俺の今暮らしている場所です。」

 

ライアン「立派な所ですね~!」

 

パーマー「此処がトレーナーの住んでる所かぁ~……写真撮ってヘリオスに送っていい?」

 

八幡「いいわけあるか、個人情報流出もいいところだ。ほら、さっさと荷物持って入るぞ。」

 

ドーベル「……変な物とか置いてないよね?」

 

八幡「俺は置いてないつもりだが、その辺はお前達で判断してくれ。俺だって自分の家に女子高生を入れるのなんて初めてなんだから。しかも金持ち令嬢のおまけ付き。」

 

 

一体どのようなお部屋なのでしょうか……とても楽しみです♪

 

そして私達は兄様の自宅の中にお邪魔しましたが、寮部屋とは違って幾つかお部屋がありました。

 

 

八幡「とりあえず部屋に案内するから、ついて来てくれ。」

 

アルダン「部屋が3つもあるのですね。」

 

八幡「3LDKのを借りたからな。その分月の支払いも中々だが、今の貯蓄的に支払えない額じゃなかったからな。1部屋は俺の寝室だが、後のは来客用にしてある。」

 

ブライト「2部屋も来客用にしてあるのですか~?」

 

八幡「来るかもしれない人が居るからな。それに1部屋丸々物置にするのは勿体ないし、風水的にも良くなさそうだし。」

 

ドーベル「アンタもそういうの気にするんだ。」

 

八幡「いや気にするだろ、普通。」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「まぁざっとこんなところだ。じゃ、お前達はゆっくりしておけ、俺は晩飯作るから。」

 

アルダン「兄様、お手伝いします。」

 

八幡「俺はお前にこそ休んでてもらいたいんだが?」

 

アルダン「何かしていないと落ち着きませんから。」

 

八幡「それ、人の家に初めて上がった人は大概がそうだから。」

 

 

それから数十分後、兄様はあっという間に調理を済ませてしまい、テーブルに豪華な料理が並んでいました。

 

 

パーマー「えぇ~それでは、アルダンさんの宝塚記念優勝とメジロ家初のグランプリ制覇を祝してぇ~……かんぱぁ~~いっ!!」

 

ライアン「かんぱぁ~い!」

 

ドーベル「乾杯。」

 

ブライト「かぁんぱぁ~いぃ~。」

 

八幡「乾杯。」

 

アルダン「ありがとうございます、皆さん。」

 

パーマー「いやぁ~それにしてもグランプリかぁ~。アルダンさんそんな大きなレースまで勝てるようになっちゃったんですよね~。」

 

八幡「何言ってんだよ、お前達もそうなれるようにするんだよ。目の前に指標になる人が居るんだから。」

 

パーマー「けどあたしがあんなおおきな舞台で活躍出来る光景が全く想像つかないんだよね~。」

 

八幡「それを言うならアルダンだって同じだと思うぞ。目標を立てて初めてその像が芽生えたみたいなもんだからな、そうだろアルダン?」

 

アルダン「はい。日本ダービー制覇を目標にした時、どんな景色が待っているのかを想像するだけでも、意識の持ち方というのは違ってきますから。頭の中で想像する世界と実際の世界とでは全く異なる景色でした。」

 

ライアン「それってどんな景色だったんですか!?」

 

アルダン「そうですね……全てを述べる事は出来ませんが、その頂に達したからこそ分かる最高の世界、とだけ言っておきましょう。」

 

『………』

 

ドーベル「……どういう意味、ですか?」

 

アルダン「ふふふ、皆さんも目標としているレースで1着を獲れた時に理解出来ますよ。」

 

 

八幡(これはアルがダービー勝利を目標にして勝利したからこそ分かる事だろうな。逆に言えばそのレースに負けた時に味わう景色っていうのも、一生忘れられないものになる。)

 

 

八幡「まぁお前達でヒントを出すのなら、天皇賞だな。」

 

ブライト「天皇賞、ですか……?」

 

八幡「これ以上のヒントは無いぞ。」

 

 

兄様も随分と分かりやすいヒントをお出しになりますね。けれど、今のこの子達ではまだ分からないでしょう……きっとレースに出れば、分かるでしょう。

 

 

 

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