比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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長い1日の終わり

 

 

八幡side

 

 

1~2時間くらい続いた祝勝会も終了して、今は自由に過ごしている。居間でゴロゴロしていたり、部屋で自分の時間を過ごしたり、入浴をしていたり、テレビを見ていたりと様々だ。俺は今、自分の部屋で過ごしている。料理の後片付けも終わらせたから、皆と同じで自分の時間を使っている最中だ。しかし、自分しか居なかった空間に年下の異性が居るというのは中々落ち着かないものだ。だからこうして自室に逃げているというわけでもある。

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「どうぞ~。」

 

ブライト「失礼いたしますわ~。トレーナー様以外のご入浴が終わりましたので、そのご報告に参りましたの。お時間をいただきありがとうございました~。」

 

八幡「そうか、分かった。わざわざ済まない。」

 

ブライト「いいえ~。」

 

八幡「………」

 

ブライト「………」

 

八幡「……まだ何か、あったりするのか?」

 

ブライト「いいえ~、トレーナー様の事を見ていましたの~。」

 

八幡「………それって楽しいのか?」

 

ブライト「こうしてトレーナー様の事を見る機会は無かったと思いまして。」

 

八幡「そうか……まぁ、好きに過ごしてもらって構わないから。あぁ、あまり部屋の物は動かさないでくれな。」

 

ブライト「はい、かしこまりました~。」

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

八幡「……そろそろ行くか。」

 

ブライト「まぁ、もう行かれるのですか?」

 

八幡「え?いや、寧ろずっと此処に居たのか……もう居ないとばかり思ってたんだが。」

 

ブライト「私、のんびりさんですから~。」

 

八幡「……納得。」

 

 

そして俺も今日の汗と疲れを流す為に風呂場へと向かおうとしたのだが………

 

 

八幡「一応確認しておく。最後に使った人、忘れ物は無いよな?」

 

パーマー「あっ最後あたしだけど一応確認するね~。」

 

八幡「あぁ、頼む。」

 

 

確認してもらったところ、特に忘れ物は無かったから、俺も普段通りに入浴を済ませた。

 

 

八幡「ふぅ……」

 

ライアン「あっ、トレーナーさん上がってきた。」

 

八幡「ん?何かあったか?」

 

ライアン「いえ、そういうわけじゃなくて……ブライトを見ませんでしたか?見当たらなくて……」

 

八幡「最後に見たのは俺の部屋だが……でも一緒に出たぞ?」

 

ドーベル「ねぇ、念の為に見てきてよ。あたし達も入ろうか迷ったんだけど、人の部屋だから遠慮したんだよね。だからトレーナーが上がってきてからお願いしようって話し合ったの。」

 

八幡「そうか……分かった。とりあえず見てくる。」

 

アルダン「お手間をおかけします。」

 

 

行方不明なブライト、俺の自室に行ったのだとすれば何か用事でもあったのだろうか?

 

 

ガチャッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブライト「すぅ……すぅ……」スヤァ…

 

 

居た、本当に俺の部屋に居た。それはまだいいのだが、どうしてベッドに入ってんの?

 

 

八幡「……ライアン、ドーベル。要人発見、済まないが部屋まで連れて行ってくれないか?」

 

ドーベル「え、それじゃあ本当にトレーナーの部屋に居たのっ!?」

 

八幡「あぁ、それも普通にベッドに入って寝てやがる。この時間に起こすのもアレだから、寝かせたままお前達の部屋まで連れてってくれ。」

 

ライアン「わ、分かりました……」

 

ドーベル「う、うん……」

 

 

流石に予想外だったのか、2人は固まっていた。因みにパーマーは自室で既に寝ているらしい。1番夜更かししそうなタイプなのに意外だ。

 

 

八幡「流石に驚いたな。まぁ俺の部屋以外で家中探して居なかったら、此処しか無いよな。まぁでも、家の中で良かったと思う事にしておくか。」

 

アルダン「えぇ、そうですね。」

 

八幡「アルダン、お前今何しようとしてる?何で俺のベッドに向かってんの?」

 

アルダン「いえ、ベッドメイキングをしようと思いまして。」

 

八幡「違うよな?ベッドに入ろうとしてるよな?何で入ろうとしてるのかな?」

 

アルダン「いえ、特に意図はありません。」

 

八幡「じゃあそろそろ居間に戻ろうか。」

 

アルダン「……ブライトが羨ましいと思っただけです。私も兄様のベッドで寝てみたいです。」

 

八幡「変な対抗心燃やさないでくれる?アイツ絶対に目の前にあったから入っただけだろうし。」

 

アルダン「なので私も目の前にあるベッドに入っても問題ありませんよね?」

 

八幡「そのベッドで毎日寝てる奴の前でよくそんな事が言えるな?変な事言ってないでお前も寝る準備しろ。」

 

アルダン「それならもう出来ています。後は目の前のベッドで寝るだけです。」

 

 

ダメだコイツ、何でか分からんが頭がやられている……とりあえず頭撫でて向こうに連れて行こう。

 

 

八幡「ほら、明日も学校あるんだからもう寝なさい。多分だが寮にも就寝時間ってあるんだろ?此処は寮ではないが、不健康な過ごし方をさせるつもりは無いからな。ほら、部屋に戻りなさい。」ナデナデ

 

アルダン「………分かりました。」

 

 

納得はしてないだろうが、今日はもう寝てもらう他無い。レースの疲れを取ってもらう為にもな。とりあえず俺も髪を乾かしてから寝るか。しかし、ブライトはどうして俺のベッドで寝ていたんだ?部屋は案内したよな?

 

 

 

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