八幡side
八幡「………美味いな。流石は海の幸で有名な函館の海産物だ、鮮度が全然違うな。」
アルダン「えぇ、それもこんなにも色々な海産物が盛り付けられているのは初めて見ました。兄様、ありがとうございます。」
八幡「どうせなら色々食べてみたいしな。この店を選んだのは正解だな、この量で値段が2,000円なんだからな。」
「そうだろうあんちゃん!他に無いんだぜそんな店は。だから帰る時はウチに寄って色々買ってきな!サービスしてくからよ!」
八幡「それはありがたいですね、じゃあ帰る前にまた寄らせてもらいます。」
「待ってるからな!嬢ちゃんも良かったら来てくれよ?アンタみたいな美人さんがウチの料理食って買ってくれるだけでも宣伝になるからよっ!」
アルダン「はい、お時間がありましたら是非。」
函館に来て2度目の休日。俺とアルは函館の市場に来て海鮮丼を食べているところだ。宿泊施設ではそういう料理は出されないから、こうして何処かの店で食べに行く事でしか現地の鮮度の高い海産物を食べる事は出来ないって事になる。まぁ言ってしまえば生物を食べさせて体調が悪くなったりしたら大変だから、その対策なんだろうけどな。だから俺達はこうして食べに来ているという事だ。
アルダン「兄様、あちらにイカ墨ソフトというのが売ってあるみたいです。行ってみませんか?」
八幡「そうだな、食べてみるか。」
この前がウィンドウショッピングなら、今日は食べ歩きみたいな感じだな。今日は市場の他にも行く所は多そうだな。
それから俺達はイカ墨ソフトや刺身、焼き魚等を食べて現地の海産物を堪能した。中にはアルの宝塚記念優勝祝いとして、今朝上がってきたばかりの魚を捌いた寿司をご馳走してくれたりもしてくれた。
ーーー移動中ーーー
アルダン「色々見ながら食べ歩くつもりでしたが、少々食べ過ぎてしまいましたね……」
八幡「あぁ、海の男だからか乗りの良い人達ばかりだから引くに引けなかったっていうのもあるけどな。でもありがたかったけどな。」
アルダン「兄様、お腹は苦しくありませんか?私はまだ平気ですが。」
八幡「ちょっと食休みしたいな……すぐに何かを食べるって気にはならないな。」
アルダン「では少し休憩にしましょうか。あちらにちょうど良く公園もありますし。」
八幡「あぁ、悪いな。」
俺とアルは近くの公園で少し休憩する事にし、俺はベンチに座ってアルは飲み物を買ってくる流れになった。
アルダン「お待たせしました、兄様。どうぞ。」
八幡「おう、サンキ………何だこれ?」
アルダン「とうきび茶、という北海道限定のお茶みたいですよ。味が気になりましたので、こちらにしました。」
八幡「ほぉ~……どんな味なのか全く想像出来ねぇ。とりあえずいただくわ。」
………え、美味っ!お茶ととうもろこしってこんなに合うのかっ!?どうやって作るんだ?
八幡「美味いな、このお茶……どうやって作ってんだろ?」
アルダン「そうなのですか?では私も………っ!確かに……とうもろこしの甘味を感じます。」
八幡「このお茶は買っていっても良いかもな。スーパーとかに寄って箱売りしているのを探してみるか。」
アルダン「お気に召したみたいですね。」
八幡「だって考えないだろ、お茶にとうもろこしって。」
どうやってこの考えに行き着いたんだ?
ーーー数十分後ーーー
八幡「もう大丈夫だアル、済まなかったな。それで、次は何処に行くんだ?」
アルダン「4人が言っていたラッキーピエロというお店に行ってみたいと思っています。この函館にしか存在しないハンバーガー店です。」
八幡「こっちに来る前にも言ってたな、そういえば。俺が想像しているハンバーガーとは違うのか?」
アルダン「色々と種類があるみたいですが、食べ切れるでしょうか?」
八幡「え、何?そんなにバカみたいな量なのか?」
アルダン「いえ、そういうわけでは無いのですが……見た方が早いですね。」
………うん、確かにバカみたいに量があるのもあるが、普通のハンバーガーのそれとは全然違った。確かにアルの言う通り、今の俺じゃ1人で食べ切る事は出来なさそうだ。
八幡「……アル、頼みがあるんだが。」
アルダン「はい、2人で食べましょう。私も1人で食べられるかどうか分かりませんので。今此処で決めてしまいましょうか?それとも近くのお店に行ってメニューを見てから決めましょうか?」
八幡「とりあえず店に行ってから決めるか。このサイトに載ってないメニューもあるかもしれないしな。」
アルダン「では、早速行ってみましょうか♪」
そして俺達は近くのラッキーピエロの店に辿り着いてから注文をした。結果的に2人で1つのハンバーガーとサイドメニューを1つずつにしたのだが、それは正解だったみたいだ。食べ終わった時には俺もアルも少し腹が苦しかった。どうやら市場で色々と食べ過ぎたのがまだ残っていたらしく、食べ終わってからも店でゆっくりする事にした。
八幡「アル、俺達晩飯まで何も食べなくて良さそうだな……」
アルダン「はい、私も少し食べ過ぎてしまったみたいです……」