比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お買い物とお茶

 

 

八幡side

 

 

アルダンが作ってくれた料理を食べ終わった俺は片付けだけでもと思ったのだが、アルダンはそれすらも譲らず自分でやってしまった。何ていうか、献身的だと思ってしまった。俺よりも将来の旦那さん相手にやるべきだと思ってしまった。それとも花嫁修業の一環か?

 

………まぁ何でもいいか。

 

 

八幡「ところでアル、食後の片付けが終わってからも此処に居るが、今日の予定は無いのか?」

 

アルダン「お休みでしたが特に予定はありませんでしたので。学園に赴いていたのも何かに時間を使えないかと思って来ていましたので。」

 

八幡「そうか……じゃあ少し買い物に付き合ってくれるか?お前の事だ、門限ギリギリになるまで帰るつもりは無さそうだしな。今晩は俺が作るから食ってけ。」

 

アルダン「はい、喜んでっ!」

 

八幡「じゃ、それまでは自由にするか。」

 

アルダン「兄様、今晩お作りになる料理は決めてらっしゃるのですか?」

 

八幡「あぁ、もう決めてる。だから文句は受け付けないからな?」

 

アルダン「文句なんてとんでもない、兄様のお作りになる料理は美味ですので期待しております。」

 

八幡「変に期待されてもな……とりあえず最寄りのスーパーに行くか。」

 

 

俺とアルは外出の準備を済ませて、目的地へと向かう事にした。それにしても………

 

 

八幡「……何で俺の腕に抱き着いてんの?」

 

アルダン「他の女性に兄様が絡まれないようにする為です。」

 

八幡「お前の口からちょいちょい出てくるその他の女性への牽制みたいな発言は一体何なんだ?」

 

アルダン「兄様が何処のウマの骨とも知らぬ女性に絡まれないようにする為です。」

 

八幡「さっきのを言い換えただけだろそれ。それに俺に言い寄る異性が居るとも思えないんだが?」

 

アルダン「シービーさんや姉様は油断出来ませんので。」

 

八幡「急に女性のハードルが下がったんだが?」

 

 

アルが腕を開放する事は無さそうだな……仕方ない、このまま向かうか。

 

そして歩く事数分。俺達はスーパーに到着した。

 

 

アルダン「兄様、購入する物は既にお決まりで?」

 

八幡「あぁ。元々足りない食材と補充する予定の調味料とかを買いに来るつもりだったからな。アルも何か買いたいのがあったらカゴに入れてもいいぞ。」

 

アルダン「ありがとうございます。」

 

八幡「にしても、お前なんかあちこち行きたそうな目をしてないか?」

 

アルダン「え?そ、そのような事はございませんよ?」

 

八幡「嘘つくな、キョロキョロしてんだろうが。見て回りたいのなら好きに行ってこい。」

 

アルダン「いえ、今日は兄様とお供します。他の女性に絡まれたら大変です。」

 

八幡「お前は俺の嫁さんかよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやトレーナーさん、こんな時間に来るなんて珍しいじゃないか。しかもこんな美人な彼女さん、いつの間に作ったんだい?それとも奥さんかい?」ニヤニヤ∼

 

八幡「やめてくださいよからかうのは。」

 

「だってそんなに仲睦まじく腕に抱き着いてるじゃないか~。」ニヤニヤ∼

 

アルダン「っ!!す、すみません……///」バッ!!

 

八幡「いや半分以上はこの人のせいだから。」

 

「あら、あたしのせいにするのかい?まぁからかったのはあたしだから強ち間違っちゃいないね。それで、その子は一体誰なんだい?」

 

八幡「俺の担当ウマ娘ですよ。今日は買い物の付き添いです。」

 

「ふぅ~ん……それにしては随分と距離が近いね?トレーナーさん気を付けるんだよ、何処で誰が見てるか分からないからね。」

 

八幡「えぇ、承知しているつもりです。」

 

「お嬢ちゃんも行動には気を付けなよ?」

 

アルダン「は、はい///」

 

 

(おやおや?これはもしかして~……)

 

 

八幡「あの、早くスキャンしてくれませんか?」

 

「あぁごめんごめん、すぐやるよ。」

 

 

それからは普通に支払いを済ませてスーパーを後にした。アルは此処に来るまでの行動を思い返したのか、帰りは腕に抱き着く事はしなかった。

 

 

ーーー自宅ーーー

 

 

八幡「よし、冷蔵庫に物は入れた。アル、軽く何か食べるか?茶でも淹れるぞ?」

 

アルダン「はい、よろしくお願いします……///」

 

 

アルの奴、他の人に言われて初めて気付くタイプなのか?スーパーから帰ってからずっとこの調子じゃねぇか……

 

 

アルダン「あの、ご迷惑をおかけしました……」

 

八幡「気にするな、俺も気にしてない。紅茶でも飲んで落ち着け。」

 

アルダン「そうします。」

 

八幡「もう少し待っててくれな。」

 

 

とりあえずお茶をする事にした俺達、因みにお茶菓子は自作のクッキーです。紅茶とも良く合うだろう。

 

 

アルダン「………ありがとうございます兄様、気分が落ち着きました。」

 

八幡「たかだか小1時間くらいの外出だったのに濃い時間だったからな。それに殆どはレジ打ちのチェッカーの人のせいだしな。」

 

アルダン「いえ、あの方のご指摘は最もでした。私はもう少し周りの目を気にするべきでした。」

 

八幡「反省してくれたのならそれで構わない。それにそう思ってくれるだけお前はまだまともだ。された事が無いから分からんが、シービーなら絶対に周りの目を気にするような事はしないだろうし。」

 

 

………自分で言っておいてアレだが、本当にアイツなら何も気にしなさそうだな。出かける時はアイツに出くわさないようにしよっと。

 

 

 

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