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実況『幾多の名勝負が繰り広げられてきたこの天皇賞……このレースは前身である【帝室御賞典】という名前から始まり、以降は天皇賞という名前で日本ウマ娘レースの伝統レースとして親しまれてきました。当時は秋も長距離でしたが、5年前より距離が2,000mに短縮されました。その事で多くのウマ娘達が盾の座をかけて熾烈な走りのぶつかり合いが起きていました。今年も例年に違わず14人のウマ娘達の身体から闘志が漲っております。そして今日の天皇賞は春と秋を合わせて100回目の開催、その節目に相応しいメンバーが揃っています。【芦毛の怪物】オグリキャップ、【高速ステイヤー】スーパークリーク、【大井から来た天下人】イナリワン、そして【メジロの
イナリワン「それじゃ、行こうじゃねぇか!」
アルダン「えぇ、負けませんからね。」
実況『さぁウマ娘達がゲートへと向かって行きます。1番人気メジロアルダン問題無くゲートに入りました。そして本日の2番人気オグリキャップも続くように入ります。昨年この2人はこの舞台で涙を飲みましたが、今年はどうでしょう!?他のウマ娘達もゲートに入って、最後は大外14番、3番人気のスーパークリークのみ……入りました!100回続いた盾の歴史、この節目……誰が盾の座を手に入れるのかっ!?第100回天皇賞・秋っ!!』
ガッコン!!
実況『スタートしましたっ!!好スタートを切ったのは内の2人!レジェンドテイオーとカイラスアモン、メジロアルダンも並びかけていく。外からはウインドミルが上がって2番手!スーパークリーク早めに先団につけて3番手の位置につけました!内にカイラスアモンその後ろにメジロアルダンが5番手!ヤエノムテキ皐月賞ウマ娘にオグリキャップがちょうど中間!ダイゴウシュールが接近してきて向正面に入るところ。後ろのグループはキリパワー内から上がって行くミスターシクレノン、ランニングフリー1バ身後ろ。後方3番手に天皇賞連覇狙うイナリワン、後方グループにリキサンパワーと最後方にフレッシュボイスという体勢です!先頭が3コーナー手前の登り坂に突入しました。』
八幡「内5番手か……良い位置に居るな。囲まれていないし、いつでも抜け出せる位置だ。」
アサマ「比企谷トレーナー、今の時点ではどう見ますか?」
八幡「それはレース展望という意味でしょうか?」
アサマ「いえ、少々早い気もしますが勝率という意味です。」
八幡「勝ちますよ、絶対に。」
八幡のその一言に八幡に注目が集まった。普段の八幡だったらこんな事は言わないからだ。今の八幡は理屈も無しに勝つと言ったのだ。
タリアト「お前にしては珍しいな、理由も無しに勝つと言い切るとはな。」
八幡「自分でもらしくないとは思ってますけど、今日は確信してます。アルダンが勝つと。」
ラモーヌ「本当に貴方らしくない……このレースに何かあるのかしら?」
八幡「去年の天皇賞を見てるのなら分かると思うんだけどなぁ……まぁ、理由はそれだけじゃないけどな。」
実況『4コーナーにこれから向かうところ!レジェンドテイオーが逃げている!その外からウインドミルと更に外からスーパークリークと先団が固まっている!』
アルダン(此処からが、勝負です!!)
ズサァ!!!
実況『4コーナーから直線に入りましたっ!!先頭はレジェンドテイオーだが、内から一気にメジロアルダンが変わりましたっ!!外からはフレッシュボイスも接近してきました!!大外からはダイゴウシュールも上がってきた!間からはオグリキャップも伸びてきているっ!!』
アルダン「儚き硝子の身よ、高く、大空へ。」
アルダン「その身は、誰よりも輝くから!」ゴオオォ!!
実況『最内のメジロアルダン粘る粘る!スーパークリークも懸命に食い下がるが差が縮まらないっ!外からオグリキャップが懸命も追いかけてくるが2着争いかっ!メジロアルダンだ、悲願叶ったメジロアルダン~ッ!!先頭で駆け抜けたのはメジロアルダン、メジロ家悲願の天皇賞制覇!!100回目の盾を掴み獲ったのは、春の中距離最強……いいやっ!日本最強の中距離王者、【メジロの藍玉】メジロアルダンですっ!!そしてGⅠ6勝、歴代2位の座に立ちましたっ!!』
タリアト「……お前の言う通り、勝ったな。」
八幡「えぇ、やってくれました。」
アサマ「比企谷トレーナー、ありがとうございます。メジロ家の悲願である天皇賞制覇の夢、叶えてくださり感謝申し上げます。」
八幡「いいえ、これも全てアルダンが全力で走ったからです。では、行ってきます。」
タリアト「八幡、アルダンによろしく伝えてくれ。」
八幡「分かりました、では。」