アルダンside
アルダン「はぁ……はぁ……はぁ……」
果たせました……メジロ家の悲願を。そして示せました、私の最たる輝きを……
オグリ「はぁ……はぁ……追いつけなかった、去年と同じっ!!」
クリーク「追い抜かすつもりで走っていたのですが……追いつけませんでした~。」
イナリ「宝塚記念で一緒に走ったから分かってたけどよ、やっぱ強いなぁ~アルダンはよぉ~!」
実況『【永世三強】を下し、この天皇賞の栄光を手にしました!これまでも彼女は5つの素晴らしい栄光を手にしてきましたが、本当に欲しかったのは、この秋の盾とレース前のインタビューでお話していました。去年は惜しくも届かずの2着でしたが、今年はその栄光を掴み獲る事が叶いましたっ!!4コーナーから直線からは最内をついてからのロスの無いレース運びで先頭に立ち、スーパークリークとオグリキャップを見事に抑えて1着を獲りました!メジロ家にとっては3人目の天皇賞ウマ娘の誕生です!そして今、確定しました!1着は5番メジロアルダン、2着14番スーパークリーク、3着に4番オグリキャップとなりました!4着には11番ヤエノムテキ、5着になんと13番人気のキリパワーとなりました!イナリワンも追い込んできましたが掲示板届かずの6着です!』
アルダン「ふぅ………」
クリーク「アルダンさ~ん、おめでとうございます~。」
アルダン「クリークさん……はい、ありがとうございます。」
イナリ「やっぱアンタは強ぇなぁ~!それでこそ、倒し甲斐があるってもんだぜ!次は絶対、負けねぇから覚悟しとけよっ!」
オグリ「去年と同じ、また君に届かなかった……だが、次は届かせて見せるっ!」
アルダン「勿論、私も受けて立つ所存です。その時のレースでも勝たせていただきますので、お手柔らかにお願いします。」
クリーク「次は負けませんからね~。」
あぁ……早く兄様に会って良い報告をしたい……そして兄様に言っていたご褒美が待ち遠しいです。
ライアン「アルダンさぁ~ん!おめでとう~っ!!」
パーマー「おめでとう~!!凄かったよ~っ!!」
ブライト「おめでとうございますぅ~。」
ライアン「ほらほらドーベルもっ!アルダンさんに聞こえるくらい大きな声で!ほらっ!」
ドーベル「は、恥ずかしいから……///」
ばあや「あぁ……アルダンお嬢様、こんなにもご立派になられて………ばあやは感無量でございます。」
アサマ「素晴らしい走りでしたよ、アルダン。」
ーーー地下バ道ーーー
アルダン「………」テクテク
八幡「お疲れさん。」
アルダン「っ!兄様……」
八幡「走る前からっていうか、お前が行く前の一言で確信してた。今日は勝つってな……良い走りだった。」
アルダン「ありがとうございます、兄様。では、早速行きましょう!時は有限なのですからっ♪」
八幡(きっとご褒美を早くされたいんだろうな。めっちゃウキウキしてるし、耳と尻尾もピコピコブンブン揺れてるし。)
ーーー控え室ーーー
アルダン「何だかこうされるのも久しぶりですね。前にしていただいたのは宝塚記念の時でしたが、その時は頭を撫でていただいただけでしたから。こうして膝枕もしていただけてとても嬉しいです。」
八幡「お前が言った事だろう?まぁ俺も受けた事だし、別に構わないと思ったからな。まぁそれはそれとして、インタビューの5分前くらいにはちゃんと人前に出られるようにはしておけよ?」
アルダン「勿論です。兄様、いつの日かしていただいた尻尾のケアをお願いしても?」
八幡「……今日はお前のわがままを聞いてやろう。」
アルダン「まぁ、ありがとうございます!」
兄様のケアはとても上手なので、私も安心してお任せ出来ます。
アルダン「兄様、皆さんはまだあの席に?」
八幡「あぁ、俺が出る時には誰も出て行ってなかったぞ。もしかしたらお前を待っているのかもしれないぞ?」
アルダン「では、インタビューを終えたら早く行かないといけませんね。」
それから私と兄様は勝利インタビューを受けた後に、観覧席へと向かう事にしました。その際に次走の事を聞かれたのですが、天皇賞後の予定は時に決めていませんでした……何に出るべきでしょうか?
ーーー観覧席ーーー
八幡「ただいま戻りました。」
アルダン「お待たせいたしました。」
ライアン「アルダンさんお帰り~!天皇賞制覇、おめでとうございます!」
パーマー「おめでとうアルダンさんっ!」
アルダン「ありがとうございます、お2人共。」
アサマ「アルダン、貴女の走りはこの目でしかと見届けました。とても素晴らしい走りでした。そして、我が家が最も重視している天皇賞制覇……その責務を全うした事、とても誇らしく思います。優勝、おめでとうございます。」
アルダン「ありがとうございます、お婆様。これからもメジロの名に恥じぬ走りをしていく所存でございます。」
アサマ「頼みましたよ。」
お父様、お母様、見ていただけていますか?私はやっと、悲願を成就しました。盾の舞台でやっと勝利を掴む事が出来ました。