比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●新たな蹄跡

 

 

八幡side

 

 

八幡「やっと今年のレース過程も全て終わったか……長いようで短い1年だったな~。」

 

ジェンティル「何を言うかと思えば……1年なんてあっという間よ?それに今年のレース過程が終わっただけで全てが終わったわけでは無くてよ?」

 

八幡「分かってるよそのくらい。勿論来年に向けて予定も組んである。だが後もう数日もすれば年末年始、少しくらいは羽を伸ばしても文句は言われないだろう。」

 

ダイヤ「それではまた来年からも頑張りましょう!ところでトレーナーさんは今年のご予定は決まっていますか?」

 

八幡「当然決まっている。っていうか分かってて聞いてないか?」

 

クラウン「一応聞いておこうとダイヤとも相談していたのよ。もし予定が空いていたら招待しようとウチのパーティーに招待しようと思っていたから。」

 

八幡「気持ちだけ受け取っておく。今も家で俺の帰りを待ってる人達が居るんでな。」

 

ジェンティル「そうでしょうね。貴方は愛妻家ですものね。」

 

八幡「否定はしない。」

 

ファイン「それじゃあ今日はこれで解散だね!それじゃあトレーナー、また来年ね~!今年もお世話になりました~!」

 

 

アルダンが学園を卒業してから数年が経った今。俺は今もトレセン学園でトレーナーをしていて、年内のトレーナーとしての仕事を終えたから、これから家に帰るところだ。家にはアルが待っているし、他の皆も既に集まっているだろうしな。

 

 

ーーー数時間後・メジロ本家ーーー

 

 

ブロロロロ…ガチャッ

 

 

爺や「お帰りなさいませ、八幡様。本日もお仕事お疲れ様でございます。」

 

八幡「あぁ、ただいま。爺もご苦労……皆はもう着いてるか?」

 

爺や「えぇ、八幡様が最後でございます。」

 

八幡「そうか……分かった。」

 

 

やっぱ俺が最後か……すぐに支度して居間に行かないとな。

 

 

ーーー数分後・居間ーーー

 

 

爺や「奥様、八幡様がお帰りになりました。」

 

アサマ『入りなさい。』

 

爺や「失礼いたします。」

 

八幡「すみませんお婆様、遅れました。」

 

アサマ「構いませんよ、トレーナーという職業が多忙というのは此処に居る全員が承知している事。誰も責めはしません。それよりも、早く席へ。」

 

八幡「では、失礼します。」

 

アルダン「あなた、おかえりなさい。」

 

八幡「あぁ、ただいまアルダン。」

 

アサマ「それでは、乾杯にしましょう。」

 

 

メジロ家では毎年のように集まって立食でパーティーを開いていて、俺が育てた5人のウマ娘達は今では立派に務めている。アルは今、自分で新たに開いた育成クラブとリゾートホテルの代表をしている。ブライトは両親が経営している遊園地の一役員で、ドーベルは漫画家で結構人気があって、ライアンはアルの育成クラブのコーチ兼リーダー、パーマーは都内のゴルフ施設の経営をしている。俺の担当していないラモーヌはお婆様の補佐をしていて、マックイーンは俺と同じトレセン学園で教師をしている。

 

 

ライアン「そうそう義兄さん、今度またトレーニングを教えてくれませんか?クラブの子達がまた色々教えてほしいって言って来てるんです。」

 

八幡「分かった、じゃあ食後にでも色々教える。」

 

マックイーン「ところで八幡さん、今年も最優秀トレーナー賞受賞おめでとうございます。先日メジロ家に手紙が届きましたわ。」

 

八幡「あぁ、今年も受賞出来て良かった。来年も当然獲りに行く。」

 

マックイーン「楽しみにしておりますわよ。」

 

八幡「それよりもマック、授業ではどんな様子なのかは分からんが、昼食では気を抜き過ぎなんじゃないのか?お前の頬が緩みまくってる場面をよく見るぞ?」

 

マックイーン「しょ、食事中くらいは良いではありませんの!」

 

八幡「それは否定しない、けど生徒達からは噂されてるからな?『ギャップ萌えのメジロ先生』って。」

 

マックイーン「な、何ですのそれはっ!?」

 

 

そうこう話をしながら俺達は夕食を終えた。そして俺はライアンにトレーニングの事やブライトから遊園地の優待券を貰ったりした後に、自室へと戻った。

 

 

八幡「済まない、待ったか?」

 

アルダン「いいえ、それ程待ってはいません……やっと2人きりになれましたね。」

 

八幡「そうだな……互いに忙しい身だから仕方ないけどな。」

 

アルダン「忙しい事はありがたい事ではありますが、愛する人と過ごす時間が少ないのはどうにかしないといけませんね。」

 

 

アルはそう言うと、俺に抱き着いてきた。

 

 

八幡「……次にGⅠを勝ったらそっちのリゾートに行こうってチームの皆と話してるんだ、その時は2人で過ごせるように調整してくれないか?」

 

アルダン「あなた、それでは担当の皆さんを放置する事になりませんか?」

 

八幡「心配するな、全員既に了承しているっていうか向こうから言い出してきた事でもある。」

 

アルダン「まぁ、それはそれは。気の利くとても良い担当の皆さんですね。では出走するGⅠが決まりましたら教えてください、翌週は空けておきますので。」

 

八幡「あぁ、よろしくな。」

 

アルダン「はい、あなた♪」

 

 

俺はアルの腰に手を回して抱き締め返した。アルは学生の頃よりも身長が伸びたから、目の前にはアルの顔がある。アルの顔は出会った頃と変わらず端正な顔のままだが、可愛らしさが薄まって美しさがより増しているように思える。

 

 

八幡「ひとまず、今はこの時間を大切にしようか。」

 

アルダン「そうですね、今だけはこの時間を誰にも邪魔されたくありません。」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




というわけで、【メジロアルダン編 ~刹那の輝き~】完結でございます!!合計140話です!まぁ、割と平均的な話数かも?

さて、恒例のお次はどうしようか現象に見舞われているところであります。でももしかしたら何とかなるかもしれないかもと思っている自分も存在しています。(本当かよww)

とりあえず次も閑話を少々挟みます!

メジロアルダン編を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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