カフェside
八幡さんの出張先に私達も同行して4日間が過ぎました……此処のトレセン学園の皆さんは性格の良い方が多く、とても感じの良い人達ばかりです。門別トレセン学園で1番の最寄り町、鵡川町は博物館や温泉を楽しみました。食事では定食のようなお店が多く、スマホで調べただけでも美味しそうなお店が多かったです。
その2日後は反対側の街の新冠町に行きました。この辺りはウマ娘が多く住んでいる町で有名で、現役のトップアイドルウマ娘、ハイセイコーさんの生まれ故郷としても有名です。先程も言いましたが、人よりもウマ娘とすれ違う事が多く、店頭に立っているのも殆どがウマ娘でした。道の駅やウマ娘銀座、記念館に行ってこれまで活躍してきたウマ娘の記念品や実績を見ました。
そして本日、私は八幡さんが借りているお部屋にお邪魔しています。
八幡「どうだ、楽しめてるか?」
カフェ「はい、おかげさまで。八幡さんはどうですか?」
八幡「まぁ受けは良いと思っている。どの程度あっちが納得しているのかは分からないけどな。」
カフェ「今日からウマ娘の方達の講習でしたね。何かお手伝い出来る事はありますか?」
八幡「いいのか?お前達は旅行に来てるんだろ?」
カフェ「このまま観光だけというのも楽しめると思うのですが、身体が鈍ってしまうと思うので……」
八幡「そうか。じゃあ俺のサブを頼めるか?俺の指示したメニューをこなしてくれるだけで構わない、此処のウマ娘にいきなりそれをやれと言っても出来ないと思うしな。」
カフェ「分かりました。確か14時でしたね、その時間に合わせて私も準備します。」
八幡「助かる。さて……コーヒー飲むか?」
カフェ「いただきます、持って来ていたんですね。」
八幡「お前の影響でコーヒー好きになっちまったからな。今では食後は必ずコーヒーだ。甘いのだけどな。」
カフェ「……学園ではどうですか?」
八幡「話しかけられる事は多くなってきたな、特に中央での話とかはよくされる。此処の生徒はこの場所が田舎だって自覚があるらしいから、都会への憧れが無意識に生まれるんだろう。もしこのトレセン学園にゴールドシチーが来てみろ、一瞬で囲まれるだろうな。」
カフェ「モデルさんですからね、きっとこの辺りでも有名でしょう。」
八幡「皆してカットのお願いしたりしてな。」
今日は実習の日なので、八幡さんが学園に行くのは午後からとなります。なので今はゆっくりと過ごしています。私も今日は観光ではなく、ゆっくり過ごすと決めていましたが、八幡さんのお手伝いをするという事になりました。
八幡「そういやジャーニーとオルフェは?先に帰ったとか無いよな?」
カフェ「大丈夫です、今日は新冠町の温泉に行くと言っていました。確か……レ・コードの湯と言っていました。」
八幡「温泉かぁ……俺も行きたいものだ。」
カフェ「では、この出張が終わったら行ってみませんか?どうやらあそこには温泉の他にもお土産コーナーや食堂もあるみたいなので。」
八幡「……そうだな。講習が終わったらすぐに帰るわけじゃないし、2人で行くか。」
カフェ「はい、約束です。因みに………貴女はついて来なくていいからね。」
お友達『えぇ~!?何でだよぉ~良いじゃねぇかよぉ~邪魔なんてしないからよぉ~!!』
カフェ「ダメ……私と八幡さんの2人で行くって約束だから。」
お友達『何だよっ、出張じゃなくて普通に新婚旅行じゃねぇかよ!本当は仕事じゃなくて仕事って名目の旅行なんだろっ!!』
カフェ「ち、違うから……そんなに大きな声で言わないで///」
お友達『大丈夫だって!生身の連中には聞こえてねぇし、此処には八幡とカフェの2人だけだろ?ならあたしが大声出しても何の問題もねぇじゃん。今更恥ずかしがるなって~!それに付き合ってるのだって本当の事だろぉ~?』
カフェ「………///」
八幡「お友達、あまりイジめてやるな。これ以上やると、俺はお菓子を1週間メンバーだけにしか作ってやらないかもしれない。」
お友達『んんっ!仕方ない、口ケンカでカフェに勝てた事だし、今日はこのくらいにしておくか。』
……八幡さんとは恋人関係であって、まだ新婚ではないから。
カフェ「八幡さんはこちらに来てから走ったりはしたのですか?」
八幡「あぁ、したぞ。やっぱ中央のダートとは少し違うな。海岸沿いにあるからか、意外と粘り気があるって感じだな。けど現地のウマ娘にとってはこれが普通なんだろうな。俺は少し走りにくいって感じだったが、きっとカフェも同じだと思うぞ。」
カフェ「成る程……分かりました。」
八幡「?もしかして、ジャージとか持って来てたのか?」
カフェ「はい。行く前にお友達と話したのですが、観光だけではきっと飽きてくるだろうとの事でしたので、運動出来る格好とシューズも持ってきました。」
八幡「じゃあ大丈夫だな。それじゃあ今日の講習のサブ、よろしくな。」
カフェ「はい、よろしくお願いします。」
いつもは受ける側でしたが、教える側になるのは少し変な感じがしますね。