比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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放っておけないウマ娘

 

 

八幡side

 

 

エアグルーヴ「おい八幡、お前からも何か言ってやってはくれまいか?担当ではないウマ娘というのは重々承知しているが、このままでは怪我に繋がりかねない。」

 

八幡「って言われてもなぁ……あくまで俺が出来るのは口沿いをする程度だ。トレーニングをやめるかどうかは本人次第だからな。確かに俺も怪我はして欲しくないが、今の1番はお前達だ。その次に未担当って感じだ。」

 

エアグルーヴ「その言葉は嬉しく思うが、流石に見ていられん。」

 

八幡「……じゃあ2人で行くのはどうだ?その方が怪しまれないだろ。」

 

エアグルーヴ「そうだな、済まないが同行してくれ。」

 

 

とりあえず俺は担当のエアグルーヴに着いていく事にした。エアグルーヴの話では過度なトレーニングをしているウマ娘が居るから注意をしたいとの事。何度か注意した事があるみたいなのだが、それでもあまり改善は見られないらしい。まぁとりあえず様子を見て注意くらいはしてみるか。

 

 

エアグルーヴ「おい、アルヴ。」

 

アルヴ「はぁ……はぁ……エアグルーヴさん。」

 

エアグルーヴ「そろそろ上がりにしたらどうだ?このところ遅くまでトレーニングをしているだろう?」

 

アルヴ「はぁ……はぁ……貴女には関係無いでしょう。」

 

エアグルーヴ「この前もそう言って続けていただろう、時には休む事もトレーニングだ。自分の身体を追い込む事ばかりがトレーニングではないのだぞ。」

 

アルヴ「……オフの日は決めています、その日は身体を休めていますので問題ありません。」

 

エアグルーヴ「全く……この通りなのだ。」

 

八幡「成る程な……」

 

アルヴ「貴方は……エアグルーヴさんの。」

 

八幡「あぁ、担当の比企谷だ。エアグルーヴからも指摘があったと思うが、あまり追い込み過ぎないようにな。お前のトレーニングを止める権利は俺には無いが、危険と判断したのなら強制的に止める事は可能だ。さっきオフの日は決めていると言っていたが、その日だけで身体の疲労が取れているわけでは無いからな。」

 

アルヴ「………」

 

八幡「口うるさいと思うかもしれないが、万全の状態でトレーニングするのと疲労が溜まっている状態でトレーニングするのとでは、コンディションは全然違うからな。」

 

エアグルーヴ「八幡の言う通りだ、時には充分な休息を取る事だって必要だ。だからお前も「必要ありません、トレーニングに戻ります。」お、おいっ!」

 

八幡「……一筋縄ではいかないってのはよく理解した。なんかアレだな、出会った時のお前を見てるようだったぞ。」

 

エアグルーヴ「……強く否定出来ん。」

 

 

この日はこれで終わった。トレーニングを止める様子も無かったから、俺もエアグルーヴも先に帰る事にした。

 

 

ーーー数日後ーーー

 

 

八幡「……またあの2人か、エアグルーヴも気になるんだろうな。」

 

「あっ、トレーナーさん。ちょっと止めに入った方が良いかもしれないです。」

 

八幡「ん?どういう事だ?」

 

「エアグルーヴ先輩が注意してたんですけど、アドマイヤグルーヴさんがそれに反論して……」

 

八幡「……話が見えないから、とりあえず言ってくる。」

 

 

一体どういう状況になってるんだ?

 

 

エアグルーヴ「貴様、もう1度言ってみろ……」ギロッ…

 

アルヴ「ではお言葉に甘えて……なれ合いなんてするから貴女は前よりも弱くなったと。」キッ…

 

エアグルーヴ「なんだ「やめろ、お前等。」っ!八幡………」

 

アルヴ「………」

 

八幡「何があったのかは聞かない、だが他のウマ娘達が怯えてる。ケンカをするのなら他所でやれ。」チラッ

 

エアグルーヴ「……済まなかった。」

 

八幡「俺にじゃなくてアイツ等に謝れよ?それからアドマイヤグルーヴ、お前は今日のトレーニングはもうやめておけ。」

 

アルヴ「どうして貴方に「明らかなコズミだ、お前も自覚はあるんじゃないのか?」……この程度なら平気です。」

 

八幡「そうか、ならこれも平気だな?」グッ!

 

アルヴ「つっ!」

 

八幡「普通ならこうやって痛がったりしないんだよ、トレーニングのやり過ぎだ。今日はもうやめておけ。」

 

アルヴ「……貴方には関係無いでしょう。」

 

八幡「そうだな、確かにその通りだ。じゃあエアグルーヴにもした質問を敢えてお前にもしてやる。ただしお前の場合もっと厳しい選択だ。無事に走れる道か、それとも2度と走れなくなるかもしれない道だ。今すぐ選べ、この選択の意味は言わなくても分かるだろ?」

 

アルヴ「………」

 

八幡「お前がどちらの選択を選んだとしても、俺が口出しをする事は無い。だが忘れるな、この選択はただのクイズじゃねぇからな?」

 

アルヴ「……休みます。」

 

八幡「いいのか?お前の大好きなトレーニングをしなくても。」

 

アルヴ「怪我の恐れがあるのならトレーニングは中断します。」

 

八幡「……まぁいい。行くぞエアグルーヴ、ついでにアイツ等にも謝っとけ。」

 

エアグルーヴ「……あぁ。」

 

 

その後はエアグルーヴを連れて、俺もトレーニングに戻った。しかしアレだな、本当に昔のエアグルーヴに似てるな。なんか今後が心配になる奴だ。

 

 

 

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