比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1396 / 1583
お兄ちゃんのお弁当

 

 

カレンside

 

 

「ねぇカレンちゃん、この前の投稿見たよ~!トレーナーさんと一緒にカフェなんて、仲良いんだね~!」

 

カレン「えへへ、その日はデートの約束してたから。お兄ちゃんってちょっとだけ目付きが悪いけど、ああ見えて甘い物好きなんだよ~!」

 

「へぇ~意外~……あのトレーナーさんって甘いのが好きなんだ~。」

 

カレン「うん。だからあのカフェでも飲んでたのはアイスコーヒーだし、お砂糖も入れてたよ。」

 

「本当に甘いのが好きなんだね、カレンちゃんのトレーナーさん。」

 

 

お兄ちゃんとデートした次の日。カレンの教室でクラスメイトから昨日の投稿について色々と聞かれていたんだ。昨日の投稿はカフェの他にも新しいワンピ、猫さんのぬいぐるみ、新しいボトル、色んな投稿が出来たんだっ♪だから昨日の投稿だけでも100万いいねを超えちゃってた!

 

 

「けどさ、トレーナーさんが甘いのが好きなのは分かったけど、普段ってどんなものを食べてるんだろうね?全然分からなくない?」

 

カレン「確かに。お兄ちゃんとは偶にしか一緒にご飯を食べないからなぁ~……でも、この前見かけた時にはカフェテリアのメニューには載ってない食べ物だった気がする。」

 

「へぇ~。」

 

八幡「外まで噂話が聞こえてきてるんだが?せっかく人が担当ウマ娘の為に併走相手の依頼をかけてるってのに。」

 

カレン「お兄ちゃん!」

 

「トレーナーさんっ!?」

 

八幡「答えから先に言うと、俺は自分で作ってきてんだよ。だからカフェテリアでは注文してない。」

 

カレン「じゃあお兄ちゃんって料理出来るのっ!?」

 

八幡「人並み程度にはな。」

 

「写真とか無いんですか?見てみたいです!」

 

八幡「自分で作った料理の写真を撮る趣味が無いからな、生憎そういうのは持ってない。」

 

カレン「じゃあさ、今日は一緒に食べようよ!お兄ちゃんのお弁当見たいっ!あわよくばウマスタに上げたいっ!」

 

八幡「じゃあ条件だ、俺の弁当の写真を撮るのは結構だが、その写真をウマスタに投稿しない事。それが条件だ。」

 

カレン「えぇ~?」

 

八幡「『えぇ~?』じゃない。お前自身の投稿なのに他の奴の弁当の投稿してどうすんだよ?需要無いだろ。」

 

 

確かに最近はお兄ちゃんの投稿も増えてきてたかも。でも皆は『もっとトレーナーさん増やしてっ!』とか『カレンとトレーナーさんの投稿全裸待ちっ!!』とかいっぱいくれるから、カレンはこれからもお兄ちゃんの投稿は止めないよ~!

 

 

カレン「じゃあ写真だけ撮るね。」

 

「トレーナーさん一応聞くけど、茶色だけって事は無いよね?」

 

八幡「トレーナーやってるのにそんな不健康そうな弁当作るわけ無いだろ。」

 

 

どんなお弁当なのか、ワクワク~ッ♪

 

 

ーーー昼休み・カフェテリアーーー

 

 

八幡「気になり過ぎて待ち構えちゃってんじゃん……」

 

カレン「だって何気にトレーナーの作る料理を見るのって初めてだったから。」

 

八幡「それなのにこのギャラリーの数は一体何なの?お前達2人しか誘ってないのに、何故に20人くらい集まっちゃってるわけ?」

 

「カレンの言う通り気になるじゃん。」

 

「見るくらいなら別にいいかなと思って。」

 

シービー「おかず交換しようよ。」

 

ライス「お兄様のお弁当、見てみたいなって思ったから、つい……」

 

八幡「……まぁいいか。別に自分の弁当見せるだけなのにこんなに集まる意味は分からんが、とりあえずライスには好きなおかず1つやる。」

 

シービー「え、あたしには?」

 

八幡「じゃあ弁当オープン。」

 

 

お兄ちゃんはお弁当の蓋を躊躇無く開けた。中には和食のお弁当だった。何処にでもあるような普通のお弁当だったんだけど、お兄ちゃんってこんなのも作れたんだ……

 

 

八幡「はい、期待通りのリアクションありがとう。じゃあライス、どれ食べたい?」

 

ライス「ふぇ?」

 

八幡「いや、さっき言っただろ。好きなおかず1つやるって。どれか選んで食べていいぞ。」

 

ライス「えっと……このトマトって何ていう料理?」

 

八幡「おっ、お目が高い。トマトの詰め物だ。中には炒めたひき肉と玉ねぎと種を取り除いたトマトを入れてチーズを乗せてオーブンで焼いてる。」

 

ライス「じゃあそれを貰おうかなぁ~。」

 

八幡「ん、じゃあ取り皿……って注文もまだか。料理持ってきたらそっちに持ってけ。それまでは守っとくから。」

 

ライス「う、うん!じゃあ急いで注文してくるね!」

 

シービー「ねぇトレーナー、あたしには?」

 

八幡「交換しません。ほら、お前達もとっとと注文済ませて昼食済ませろよ?俺は別に待ってやっても構わないが、時間は待ってはくれないからな?」

 

 

私も含めて皆はカフェテリアの受付前で注文を済ませてから色んな席に着いたんだけど、お兄ちゃんの席の近くだった。

 

 

八幡「ほいライス。」

 

ライス「美味しそう~食べてもいい?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

ライス「じゃあいただきま~す……あむっ……っ!!おいひい(美味しい)~っ!!」

 

八幡「それは良かった。」

 

シービー「ねぇトレーナー、あたし貰ってない。」

 

八幡「あげるとは言ってない。」

 

カレン「お兄ちゃん、カレンもお兄ちゃんのおかず欲しい~!」

 

八幡「今日はもうダメだ。」

 

ライス「お兄様、作り方教えてもらってもいい?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

 

……やっぱり投稿しちゃおっかなぁ~。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。