八幡side
トレーナーとしての活動を始めてから4ヶ月が経った。カレンのデビュー戦も決めて今はそれに向けてトレーニング中だ。今は夏合宿中だから学園は静かなもんだ。まぁでもある程度のウマ娘は残ってるし、夏のレースに出るウマ娘も調整しているから、コース場はそれなりのウマ娘とトレーナーが居る。カレンも相変わらずでウマスタやら動画やらの投稿が絶えない。
人気店の投稿や看板メニューの投稿、新しい洋服の投稿やトレーニングについての投稿と様々だ。
シービー「八幡~暑い~………」
八幡「暑苦しい奴が暑い暑い言うからこっちまで暑くなってくる。此処に居てもいいから少しは静かにしてくれ。」
シービー「あっ、八幡そんな事言うんだ!あたし許さないよ?」
八幡「そうか、まぁ別にいいけど。」
シービー「ちょっと冷た過ぎない八幡~?冷たいのはアイスだけでいい~!」
八幡「うるさい奴だな……騒がしいのは存在だけにしてくれるか?」
シービー「酷くない?扱いがちょっとぞんざいに感じるんだけど?」
八幡「毎度のようにトレーニングに参加してこようとする奴にはこのくらいの対応で良いと思ってるんでな。」
今、俺はトレーナー室に居るのだが、何故か懐かれたシービーも居る。今日のトレーニングは休みにしてるからカレンは学園に来てない……っと思う。
シービー「だって八幡のトレーニングすっごいじゃん!見てるだけでやりたくなっちゃうんだもん!」
八幡「その気持ちを飲み込んでくれ。」
シービー「無理っ!」
八幡「そこを何とか。」
シービー「飲み込めないっ!」
八幡「堪え性の無い奴め……」
脚質も適性も全然違うってのに、どうしてウチのトレーニングに参加したがるんだか。
ーーー1時間後ーーー
八幡「シービー、俺は昼飯にする。お前も食ってきたらどうだ?」
シービー「暑くて食べる気にならないんだよね~……八幡~流しそうめんしな~い?」
八幡「準備から片付けまで1人でよろしく。じゃ、俺は一足先に飯にするから。」
シービー「良いなぁ~。」
八幡「だったらお前も食べに行けよ、カフェテリアに行けばそれなりに涼しいだろ。」
シービー「八幡が逃げそうだから。」
八幡「………逃げるっていうか、お前が此処に来なければ解決するんだけどな?」
シービー「だって暇じゃん。」
八幡「コース場走っとけばいいだろ。」
シービー「あっ、じゃあさ八幡!トレーニング見てよっ♪」
八幡「……いただきま~す。」
ーーー昼食後ーーー
俺はトレーナー室を後にした。あの暑苦しくてやかましい奴は出て行くと同時に追い出した。なんかもうホントにやかましかったわ……アイツを担当にしたら大変そうだな。
八幡「カレンの奴は、今頃何をしているのやら……」
???「あっ、見つけたトレーナーさん!」
八幡「お前は……ラヴズオンリーユーだったか。」
ラヴ「えぇ、そう!最近噂のトレーナーさんっ♪」
八幡「噂?」
ラヴ「うんっ♪だって人気ウマスタグラマーのカレンさんのトレーナーさんでしょう?ちょっとお願いしたいんだけど……いいかしら?」
八幡「はい?」
ラヴ「ラヴミー♡ラヴユー♡ラヴズオンリーユーで~す♡皆、こんな時間だけどこんにちは~。今日はちょうど噂のトレーナーさんにトレーニングを見てもらおうと思ってお誘いしたら、引き受けてくれちゃいました~!」
八幡「よく言うよ、本当に……まぁ強ち間違いじゃないが。」
三日坊主系女子『待ってましたトレーニング配信っ!』
働き者@海外赴任『このトレーナーさんって確か『Curren』のウマスタの投稿にも載ってたよな?』
熱血先生『見る目は確からしいけど、まだ新人トレーナー……お手並み拝見。』
八幡「まぁとりあえずアップから始めるか、いつもやってるアップから始めてくれ。」
ラヴ「あら?トレーナーさんのメニューを考案してくれないの?」
八幡「急なトレーニングに加えてこれまで1度も見た事の無いウマ娘の走りを見るんだ、ならいつも通りの走りをやってもらった方がそのウマ娘の走りが分かりやすいってもんだ。」
ラヴ「そういう事なのね!分かったわ、じゃあいつも通りにするわね!」
……そうだ、一応カレンにも連絡しておくか。
八幡「……よし、これでいい。」
八幡sideout
カレンside
アヤベ「……美味しいわね。」
カレン「ですね~♪あぁ~冷たくて美味しい~っ!アヤベさん、こっちのもどうです?」
アヤベ「遠慮しておく、私はこれでいい。」
カレン「えぇ~カレンはアヤベさんのアイスも気になってるんですけど~?」
♪~
カレン「?LANEかな?お兄ちゃんからだ。えっと……え?今日はラヴズオンリーユーさんのトレーニング見る事になった。一応報告……」
アヤベ「……相変わらず人気なのね、貴女のトレーナーさん。」
カレン「………もしかして。」
私はウマスタを開いてラヴズオンリーユーさんのチャンネルを開いてみたら、LIVE配信が始まっていた。そこにはちゃんとお兄ちゃんの姿があった。まだ視聴者はそんなにいなかったけど、どんどん数字が伸びていた。
カレン「……ねぇアヤベさん、ちょっとカレン用事思い出しちゃった。」
アヤベ「……そう。(トレーナーさん、頑張って。)」