比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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乗り移ったカワイイ

 

 

八幡side

 

 

八幡「到着しました。」

 

カレン「へぇ~此処がお兄ちゃんの家なんだ~。」

 

弟「本当に普通の一軒家なんだ……」

 

八幡「じゃ、荷物持って中に入りましょうか。」

 

 

この家に帰ってくるのも5年ぶりなのかぁ……感慨深いものだな。あっ、鍵かかってるかもしれないからインターホン鳴らしておくか。

 

 

ピンポ∼ンッ♪

 

ガチャッ

 

 

小町「あっお兄ちゃんお帰り~。あっ、カレンちゃんもこんばんは~!いらっしゃ~い!」

 

カレン「お姉ちゃ~ん、お邪魔しま~すっ!」

 

姉「っ!?私のポジションがっ!?」

 

小町「カレンちゃんのご家族の方達ですよね?兄から話は伺ってますので、どうぞどうぞ入ってください!」

 

パ・マ・姉・弟「お邪魔します。」

 

 

ーーー居間ーーー

 

 

八幡「ただいま~。」

 

凛「お帰りなさい、放浪息子。やっと帰ってきたわね。」

 

八幡「言われるだろうとは思ってたけどよ、再会早々にいきなりなご挨拶ありがとよ。」

 

凛「全く……元気にしてたの?」

 

八幡「あぁ、見ての通りだ。」

 

凛「そう、良かったわ。連絡先交換するわよ、偶には連絡寄越しなさい。」

 

八幡「あぁ、忙しくない時にな。」

 

尚人「よく帰ってきたな、八幡。」

 

八幡「あぁ。悪かった、心配かけて。それと、お客さん達だ。」

 

カレン「どうもこんばんは~初めましてっ!お兄ちゃんの担当ウマ娘のカレンチャンですっ♪ウマスタもやつてるので、よかったらフォローよろしくお願いしま~すっ♪」

 

尚人「………カワイイ。」

 

八幡「おい、いきなり毒されてんじゃねぇよ。」

 

尚人「い、いやいや!だってこんなにカワイイウマ娘が来るとは思わなかったんだから仕方ないだろ!」

 

凛「確かに可愛いウマ娘ね……この辺りではまず見ないわね。」

 

八幡「まぁ確かにそうだろうな。」

 

パパ「カレンの可愛さは世界レベルですからね、そう思われるのも納得です。あぁ申し遅れました、カレンの父です。今回はお世話になります。」

 

ママ「母です、数日の間お世話になります。」

 

 

挨拶を済ませたところで俺達は夕食の準備を始めた。にしてもウチの家族、カレンの事見過ぎだろ。いや、それは向こうの家族も一緒か。手伝いをしている一挙手一投足だけで手と足を止めるんだからよ。

 

 

八幡「よし、準備終わりましたね。何故か手と足を止める人が多いせいで少しだけ時間がかかりましたけど。」

 

パパ「ごめん、お手伝いをするカレンが可愛かったからつい………」

 

尚人「済まん、あまりに可愛かったからつい………」

 

カレン「えへへ、ありがとうございま~す。」

 

ママ「それじゃあ、子供達もお腹を空かせている事ですし、その辺にして乾杯にしませんか?」

 

凛「そうですね。ほら八幡、アンタが音頭を取りなさい。」

 

八幡「は?何で俺?」

 

凛「この中だったらアンタが1番の中心人物でしょ?ならアンタが乾杯するのが流れじゃない。」

 

八幡「まぁ別にいいけどよ……気の利いた事なんて言わないぞ?」

 

凛「いいわよそんなの。」

 

八幡「わーったよ。それじゃあ……今年1年間お疲れ様でした、また来年からも頑張りましょう。乾杯。」

 

『乾杯っ!』

 

 

それからは各自好きな料理を取ったり飲み物を飲んだりと賑やかな空間となった。けど親父とカレンの父親がカレンの会話で盛り上がってんのは少し驚いたが、最初の反応を見て何となく納得してしまった。しかもウマスタもフォローしてたし。いつの間にフォローしたんだよ……

 

 

カレン「お兄ちゃん!」

 

八幡「カレンか、楽しんでるか?」

 

カレン「うんっ!さっきまでお姉ちゃん達と食べてたんだ。お兄ちゃんは1人で食べてるの?」

 

八幡「元々こういう性格だからな。無意識に静かな方を選んでるんだろうな。」

 

カレン「そっかぁ~……あっ、お兄ちゃんがお酒飲んでるところ初めて見たっ!いつもはボトルだから新鮮かもっ!」

 

八幡「俺だって一応大人だからな、それに飲めないわけでもない。勤務が終わって寮に帰った時にだって時々飲んでるし。」

 

小町「お兄ちゃん、カレンちゃんを一人占めしないでくれる~?」

 

弟「そうですよ、トレーナーさん1人だけズルいですよ~!」

 

八幡「それなら連れてってもいいぞ、カレンと話せてない分相手してやってくれ。」

 

小町「了解でありますっ!」

 

弟「ありますっ!」

 

姉「トレーナーさん、急なお願いを聞いてくれてありがとうございます。」

 

八幡「いいや、俺は何もしていない。実際に動いてくれたのは小町だからな、礼なら小町に言ってくれ。」

 

姉「小町さんにはもう伝えました。今はその間を取り持ってくださったトレーナーさんにお礼を言いたかったんです。」

 

八幡「そういう事ならありがたく受け取っておく。」

 

姉「はい……あの、トレーナーさん?」

 

八幡「ん?」

 

姉「トレーナーさんはどうしてカレンのトレーナーになろうと思ったんですか?カレンの適性は短距離だというのはトレーナーさんも知ってますよね?普通なら3冠路線やティアラ路線の適性を持っているウマ娘を狙いに行くと思うのですが、どうしてですか?」

 

八幡「そうだな……カレンに言った事は無いんだが、短距離で逆スカウトをしてきたのってカレンだけだったんだよ。他はマイルから長距離までの適性が殆どだった。他のウマ娘達も能力だけでも魅力的な連中ばかりだし、ソイツ等を選んでも後悔はしなかったと思う。だがカレンを選んだのは、可能性を感じたからだ。」

 

姉「可能性?それってどんな?」

 

八幡「これ以上はカレンの走りを見て判断してくれ。」

 

 

この言葉が現実味を帯びるには、まだ時期が早い。

 

 

 

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