カレンside
小町「うわぁ~すっごい!ものの数分なのにもうこんなにフォロワーが来てるよ~……」
姉「カレンにかかれば、このくらいは当然の事ですよ。ウマスタを初めて開設して挨拶の投稿を画像付きでアップした時なんて、一気にフォロワーが1,000人越えだったんですから。」
小町「1回の投稿が1,000人越えって……流石はCurrenだね~。」
八幡「小町、大丈夫だとは思うが一応言っておくぞ。この事をあちこちに触れ回ったりとかはするなよ?この家が特定される可能性だってあるんだからな。」
カレン「ですね。皆さんが快くOKしてくれたのでこうやって投稿しましたけど、中には良くない人達が後を追いかけたりとかもするので気を付けてくださいね。」
小町「大丈夫だよお兄ちゃん。それに今は年末だよ?いくら大人気ウマスタグラマーの投稿でも、この時期に特定しようなんて罰当たりな人は居ないって~。」
八幡「お気楽だな……」
弟「きっと大丈夫だと思いますよ。カレンお姉ちゃん、投稿の最後の方に注意書き残してましたから。もしそういう事をする人が居たら、カレンお姉ちゃんの親衛隊の特定班が黙っていないと思うので。」
八幡「ちょっと待て、カレンの親衛隊の特定班って何だ?」
姉「カレンのウマスタをフォローしている人達で構成されている特定班です。カレンを特定するのではなく、追っかけとかアンチとか、カレンの投稿を誹謗中傷した人とかの特定をしている人達をそう呼んでます。この人達がかなり優秀でして、特定してはそのターゲットの情報を洗いざらい引っ張り出しては世に公表するんですよ。」
八幡「エグいな……んで、そのターゲットの末路は?」
姉「私もよくは知らないのですが、アカウントの削除だったりだとか凍結もありましたね。他には家から1度も出てこなくなったりとか、SNS恐怖症とかっていう噂もありますね。」
カレンはそういうのはあんまり可愛くないから程々にってお願いはしてるんだけど、1度でもそういう投稿を見かけるとすぐに動き出す人達だから止める隙が無いんだよね~。
八幡「お前達の大丈夫の意味は理解した。けど怖いってその特定班……」
尚人「あぁ、コメントには気を付けないとな。」
八幡「フォローした事隠そうともしねぇのかよ……あぁそうだ母ちゃん、カレンの家族が寝る場所って大丈夫なのか?」
凜「もう準備してあるから大丈夫。それと、お風呂も沸かしてあるから、よかったら入ったら?」
ママ「いえいえ、そちらからお先に。私達はどうぞお構いなく。」
凜「遠いところから来てるんだから疲れてるでしょう?狭いけど湯舟であったまりなさい。」
ママ「では、お言葉に甘えて……カレンちゃん、お先に入ってきたら?1番風呂よ。」
カレン「それじゃあ……お母様、お先にいただきますね?」
凜「えぇ、ゆっくり浸かりなさい。入浴剤も好きなの入れていいから。」
入浴剤っ!何を入れようかなぁ~?
カレンsideout
八幡side
八幡「ふぅ……」
自室で少しだけ休む事にしたのだが、意外にも綺麗なままの状態だった。物置にされてる覚悟だったのだが、流石にそこまで鬼ではなかったみたいだ。この部屋に入るのも高校を卒業して大学に行く日以来なんだよな……久しぶり過ぎるからか、自分の部屋のように感じないのは離れていた期間が長かったせいだろうな。
ガチャッ!
小町「お兄ちゃんっ!!」
八幡「っ……何だ小町か。何だよそんなに慌てて?」
小町「さっきのカレンちゃんの投稿あったでしょ!?あの投稿に小町やお兄ちゃんも写ってるのは知ってると思うんだけど、それの影響で小町の友達から凄い色々と連絡が来てるんですけどっ!!」
八幡「………会わせるとか言うなよ絶対に。今ある真実だけなら伝えてもいいが、それ以外の事は絶対に言うなよ?」
小町「言わないって!でもね、中には小町の家を知ってる子も居るからさ、どうしようかなって。」
八幡「それならプライベートだから来ないでくれとか俺の職業の関係で来てるだけだからとかで説明しておけ。もう1度言うが、家には来るなっていうのは念入りにな。」
小町「分かった!ちょっと心配だから此処でやり取りするね?何かあったらお兄ちゃんが間に入って!」
やれやれ、面倒な事が早速向こうから来たって事か……まぁこれもトレーナーの業務の一環という事にして人肌脱ぐか。
小町「あっもし~?ウマスタ見ちゃった感じ?そうなんだよね~お兄ちゃんいるって前に話したでしょ?実はトレーナーになってて~その担当がカレンちゃんなんだよね~!小町も超ビックリ!え、会いたい?無理無理!だってプライベートだし年末だからゆっくりしに来てるだけだし~……そうそう、そゆ事!理解が早い人はポイント高いよ~!うん、オッケーまた来年ね~良いお年を~!」
八幡「……間に入る必要ってあるのか?」
小町「今の子は話の分かる子なの!仲の良い順で連絡してる感じだから、後半はちょっと怪しいかも。」
八幡「頼むから全員理解のある奴で頼む。社会に入ってすぐに抹殺されかねない。」
さっきの特定班の話を聞くと、これは結構マジで冗談じゃない。本気の警告だ。