比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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しつこいファン

 

 

八幡side

 

 

カレン達が実家に来て1日が経過した。昨日の小町の友人からのLANEや電話に限らず、カレンの両親姉弟と俺の親にも連絡があった。改めてカレンの知名度に恐れ入ったところだ。何でもない風に言ってるが俺にもそういうのはあった。まぁ同僚から全然問題は無かったけど。

 

 

尚人「会社の部下や同僚達から凄いLANEだった……」

 

凛「私も。会わせてほしいって電話まであったもの。」

 

小町「小町なんてもっと凄いんだから。断ってるのに男の友達からは『会わせてほしい。』ってLANEと電話がすっごい来るんだよね~。」

 

八幡「お前、その男友達との付き合い考えた方がいいぞ。」

 

小町「分かってる。もし家に来るようだったらその人のLANEブロックするし。」

 

カレン「気を付けてねお姉ちゃん?もしその人がしつこいようだったらカレンも何とかするからね?」

 

小町「大丈夫大丈夫。小町がなんt【♪~♪~】か……あぁ、この人だよお兄ちゃん。」

 

八幡「……スピーカーにしてくれ、俺も会話が聞きたい。あぁそれと、なるべく静かにお願いしますね?」

 

 

全員がジェスチャーでサインを出したところで小町は通話ボタンを押してスピーカーモードにした。

 

 

小町「もしもし?」

 

『あぁもしもし小町ちゃん?俺俺っ!』

 

小町「オレオレ詐欺なら間に合ってま~す、じゃね~。」

 

『いやいやいや切らないでくれって~!昨日も電話したじゃんかよ~!』

 

小町「もういい加減しつこいって……電話でもLANEでも言ってるでしょ、会わせる事は出来ないって。何度も言わせないでよ。」

 

『いや、それを言うなら俺だってCureenの大ファンなんだから1回くらい会ってみたいんだって!小町ちゃんはこの前だってCureenとお出かけしてたじゃねぇかよ~!』

 

小町「あれはカレンちゃんと小町が行こうって話になったからお出かけ出来たの。普段は出来ないんだから。それに今だって年末だから来てるだけだし、お出かけをする為に来てるわけじゃないんだから諦めてよ。」

 

 

八幡(俺、次、話すから。)

 

小町(オッケー!)

 

 

『いや年末でも会えるかもしれないんだったら、会いに行くだろ。ちょっとくらいいいだろ別によ~。』

 

小町「あのさ~「小町、大丈夫か?」あっ、お兄ちゃん。ちょっと聞いてよ、小町の友達なんだけどカレンちゃんに会わせろってしつこくてさ~。」

 

八幡「ほ~ん……もしもし、小町の友達か?」

 

『あっ、どうも~。お兄さんっすか?お兄さんもCureenと会ってるんすよね?なら俺にも会わせてくれないっすか?俺Cureenの大ファンなんすよ~。』

 

八幡「小町から聞いてないのか?俺が何者なのか。」

 

小町「あぁ~ごめん、言ってなかった。お兄ちゃんってカレンちゃんのトレーナーだから。」

 

『え、マジッ!?エリートじゃん!お兄さん、マジお願いします!カレンに会わせてくださいっす!』

 

 

最近の大学生ってのはこんな感じなのか?小町だってもうすぐ大学を出て社会人だろ?小町とタメで話すって事は同い年って事だろ?なのに碌に『です・ます』を使えないとか問題だろ……そんな奴にカレンは会わせる事は出来ないな。元々会わせる気も無いけど。

 

 

八幡「小町からも聞いたと思うが、今回俺達は遊びに来たわけじゃない。俺は年末の関係で帰省、それでカレンはそれに同行しにきたってだけだ。俺もカレンも休みに来てるってわけだ。小町の友人だから、カレンの大ファンだからという理由では会わせられない。カレンもSNSをやっているから分かるんだが、君がカレンに会った事をSNSに投稿しないとも限らないからな。」

 

『投稿なんてしないっすよ!少し会うだけで充分すから!』

 

八幡「因みに何処で会うつもりなんだ?言っておくが俺達はこの家から出る予定は初詣以外に無いぞ。」

 

『それならお兄さんの家しか無いじゃないっすか。』

 

八幡「合う場所は家しか無いって言ってるが、会わせるなんて言ってない。そうだな、これも言っておこう……カレンは最初からそのつもりじゃない。ただ普通に年末を過ごしに来ただけだ。」

 

『こんだけ頼んでんのに会わせてくれないんすか?』

 

八幡「最初からそのつもりは無いって言ってる筈だが?失礼な言い方をするようだが、大抵の人ならこれで理解してくれるんだが、君は違うみたいだな。」

 

小町「お、お兄ちゃん……」

 

『諦めが悪いんすよ。』

 

八幡「言い方良くしてもやってる事は変わらねぇよ。往生際が悪い、悪あがき、しつこい……これなら分かるか?それでも分からないなら潔くなくて女々しくて理解力が無いとも言っておこうか。」

 

『………』

 

 

通話切れた……きっと無駄だと思ったんだろうな。まぁでもあれだけ言われて黙ってられないだろうしな。今頃は家の中で暴れてるかもな。それか物に当ってるとか?

 

 

小町「お兄ちゃん大丈夫?」

 

八幡「まぁ大丈夫だろう。俺がトレセン学園でトレーナーやってるって事はもうバレてるが、千葉から東京までなんて公共機関の交通使ってたら往復で1,000円はかかる。カレンに会う為だけに行き来なんてしないだろう。」

 

カレン「けどお兄ちゃん、初詣に行くって言ってたよね?」

 

八幡「時間も日程もどこの神社行くとか何も言ってないから大丈夫だろう。余程の運の持ち主じゃない限りは会う事も無いだろう。」

 

 

それに、誰も千葉の神社で初詣に行くとは言ってないしな。

 

 

 

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