比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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約束の昼食

 

 

八幡side

 

 

カレンとの北海道遠征が終わって、俺達はトレセン学園に帰還した。カレンの次走についてはキーンランドCが終わった時点で既に各方面が大きく報じている。帰ってきてからは取材やら見学やらの依頼が多かった。スプリンターズSの前哨戦セントウルSが行われ、ダッシャーゴーゴーが制した事で優先出走権を得た。だが相手はそれだけじゃない、海外から2人のウマ娘が参戦する上に、その内の1人はセントウルSに参戦して2着と力を示している。しかもどちらもGⅠウマ娘だから気は抜けない。

 

まぁ、今はこのくらいにしておこう。今は目の前の事に集中するべきだ。

 

 

八幡「……どう思う、カレン?」

 

カレン『うん、カレンが函館で食べた時のよりも100倍くらい美味しそう……』

 

八幡「よし、じゃあ決まりだな。コイツを出そう、仕上げはいちごソースだが、それは各自でかけて食べてもらおうか。」

 

カレン『お昼休みが楽しみだな~っ♪』

 

八幡「今日は沖野さんも誘う予定だから3人になるが、構わないか?」

 

カレン『全然いいよ。でも、その沖野…トレーナーさん?その人ってウマ娘の脚を勝手に触るトレーナーさんだよね?大丈夫かな?』

 

八幡「俺が見張っておく。まぁあの人も公衆の面前でそんな事をするとは思えないが。」

 

 

沖野さん、貴方ウマ娘達からの信用が無いんですね……

 

 

カレン『それじゃあねお兄ちゃん、お昼のカフェテリアでねっ♪』

 

 

ーーー昼休み・カフェテリアーーー

 

 

八幡「そういう事ですので、くれぐれも気を付けてくださいね?」

 

沖野「お前なぁ、俺が誰でも彼でも脚を触るような変態に見えるのか?」

 

八幡「そういう風には見ていませんけど、変態は少し思ってます。」

 

沖野「それ、尚悪いぞ……」

 

カレン「お兄ちゃ~ん、お待たせっ♪」

 

八幡「おう、待ってたぞ。」

 

沖野「お邪魔してるぜ~。」

 

八幡「じゃ、揃った事だし食べるか。」

 

 

カレンが来たところで俺達も食事を開始した。因みに俺は自分で作ったのだが、2人は学食で注文したのを持って来て食べている。作っても良かったのだが、チーズケーキを作って他のを作るのが面倒になったから自分のだけにしておいた。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ご馳走さん。」

 

沖野「久々に食ったぜ~学園の学食、やっぱ美味いな~。」

 

カレン「ですよね~日替わりメニューでも全部美味しいですよね~!」

 

八幡「俺も最初の頃は世話になっていたが、今はあまり食べてないな。昼は毎回作ってるし。」

 

カレン「お兄ちゃんの作る料理、どれも全部美味しいからね~。それとお兄ちゃん、マックイーンさん居たよ。」

 

八幡「何処だ?」

 

カレン「お兄ちゃんの後ろ。カレンと沖野トレーナーさんにしか見えない角度。」

 

 

真後ろじゃねぇか……道理で見当たらないと思ったわけだ。

 

 

沖野「んで?始めるのか?」ニヤニヤ

 

八幡「えぇ、そういう約束ですしね。マックイーンにもそれは伝えてますしね。」

 

カレン「一方的にだけどね~。」

 

八幡「向こうが作れだ何だと言ってきたんだから、その言う事を聞いてやろうと思っただけだ。まっ、食べさせる為に作るとは一言も言ってないし、1番は沖野さんと交わした約束だしな。」

 

沖野「よし、じゃあ持って来てくれや!」

 

八幡「じゃ、2人は食器下げて待っててくれ。あっ、席取られると元も子もないから1人ずつな。」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「ほい、持って来たぞ。」

 

沖野「いよっ!待ってたぜ~!」

 

カレン「早く早くっ♪」

 

八幡「ほい、もう切り分けてあるから好きに取って食べてください。いちごソースも好きにかけてください。」

 

カレン「わぁ~い、いただきまぁ~すっ!」

 

 

……感じる、すげぇ感じる。こっちをすげぇ見てないか?

 

 

マックイーン「………」〈●〉__〈●〉

 

 

八幡「……沖野さん、マックイーンどうです?」ボソボソ…

 

沖野「お前にガン飛ばしてるぜ~。それはもう『私の分はありませんのぉ~!?』みたいな顔してるぜ~?」ボソボソ…

 

カレン「うん、本当に凄い目で見てるね~。」ボソボソ…

 

八幡「さて、いつ我慢が出来なくなるかな?」

 

カレン「あっ、ちょっと待ってください!全体の写真を撮りたいんです!」

 

沖野「おう、撮れ撮れっ!」

 

 

さて、アイツはどのタイミングで動き出すのやら。このチーズケーキは8切れしか無いから、沖野さんの食べる勢いが凄かったら無くなっちまうかもしれないぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マックイーン「トレーナーサン?」〈●〉__〈●〉

 

八幡「ん?おぉマックイーン、どうした?」

 

マックイーン「トボケナイデクダサイマシ(とぼけないでくださいまし)ソレハイッタイナンデスノ(それはいったいなんですの)?」〈●〉__〈●〉

 

八幡「チーズケーキだけど。」

 

マックイーン「ワタクシノブンハ(わたくしのぶんは)チャントアリマスノヨネ(ちゃんとありますのよね)?」〈●〉__〈●〉

 

八幡「………?」

 

マックイーン「トボケナイデクダサイマシ(とぼけないでくださいまし)。」〈●〉__〈●〉

 

八幡「いや、でもコレ高カロリーだけど?」

 

マックイーン「カマイマセンワ(かまいませんわ)。」〈●〉__〈●〉

 

八幡「……まぁ、本人が構わないって言うなら。」

 

マックイーン「まぁ、本当ですのっ!」パアァァ!

 

八幡「……いや、やっぱ「イイデスワヨネ?」圧すげぇよ、分かったから。」

 

マックイーン「ありがとうございます、トレーナーさんっ!」

 

 

マックイーンはチーズケーキを2切れ食べたのだが、何故か泣きながら食べていた。チーズケーキぐらいで大袈裟な奴だ。

 

 

マックイーン「美味しいですわぁ~……っ!」ツゥ∼…

 

 

 

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