比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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大一番

 

 

八幡side

 

 

まさか戸塚がカレンの兄だったとはな……ここ最近の出来事で1番の驚きだ。

 

 

戸塚「間に合って良かったよ、中山レース場は東京レース場に比べたら近場だけど、急にお仕事が入っちゃったからギリギリになっちゃった。」

 

八幡「しかし、まさかカレンの兄が戸塚だったなんてな……今でもまだ驚いているところだ。」

 

戸塚「これでも似てるって小さい時はよく言われてたんだよ。でもカレンは僕よりももっと可愛いけどね。女の子だしね。」

 

八幡「(いや、戸塚……それは無茶がある。)戸塚って今は何してるんだ?」

 

戸塚「僕?僕は今、千葉でウマ娘専門のコーチをしてるんだ。クラブに所属しているんだよ。コレ、僕の名刺。」

 

 

下河辺クラブ……千葉どころか全国の中でも有数のクラブチームだ。大手に所属してるんだな。

 

 

八幡「凄いな、大手クラブだ。」

 

戸塚「僕なんてそんなに凄くないよ。八幡の方がもっと凄いよ!だって中央のトレーナーさんなんだから……僕みたいなコーチよりもなる事が難しいんだから!」

 

八幡「まぁ、な……」

 

戸塚「それにカレンの担当になってくれた事、僕凄く嬉しかったんだ。高校を卒業してからは八幡と1度も連絡が取れなかったから、このまま終わっちゃうのかなって思ってたけど、カレンの投稿を見て八幡がカレンの担当トレーナーになってくれた事と、こうして会えるチャンスが巡ってきたから。」

 

八幡「済まない、高校の頃に使ってた携帯は買い替えたと同時に番号も新しくしちまった。」

 

戸塚「あはは、それじゃあまた連絡先交換しない?」

 

八幡「おう、いいぞ。」

 

 

戸塚と再会して話題が尽きないところではあるが、俺もトレーナーとして仕事はしないとな。

 

 

実況『さぁ!16人のウマ娘達が向正面に集結して、レースが始まるのを待ち焦がれています。注目の1番人気はグリーンバーディーですが、2番人気のカレンチャンとは僅差での人気です。この辺りはいかがでしょうか?』

 

解説『そうですね、カレンチャンは未だGⅠに手が届いていないウマ娘ですが、そのポテンシャルは既にGⅠ級なのは間違いありませんからね。実際、函館スプリントSとキーンランドCではシニアクラスを相手に勝利していますから、この人気も頷けるところではあります。』

 

実況『日本の勝利を期待したいところですね。さぁ会場も待ちきれない雰囲気の様子、いよいよ始まります!GⅠスプリンターズSですっ!』

 

 

中山レース場に約半年ぶりにGⅠのファンファーレが鳴り響いた。

 

 

実況『大きな歓声が中山レース場に響き渡り、ウマ娘達に激励を送ります。各ウマ娘がゲートへと歩を進めていきます。もう1人の香港からの刺客、ウルトラファンタジーがすんなりゲートに入りました。残りの殆どが偶数番号のウマ娘ですが、その上位人気3人は全員が偶数番です。日本総大将カレンチャンが収まって、グリーンバーディーも収まりました。そして最後に大外ウエスタンビーナス入りましたっ!秋の最速ウマ娘は誰だ!?』

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『スプリンターズSスタートしました!!揃ったスタートからの先行争いで先手を取ったのは香港からの刺客ウルトラファンタジー!その後ろからはローレルゲレイロとビーガルダン!内からはアイルラヴァゲイン!半バ身後ろの場所にカレンチャン!1バ身後ろにワンカラットとジェイケイゼラヴィ!ウエスタンビーナスとヘッドライナーもが並んでいる。ワンカラット少し後ろに下がってその直後にキンシャサノキセキ。後方グループにはグリーンバーディーとマルカフェニックス、間からファイングレイン。その後ろにダッシャーゴーゴーとサンカルロ。最後方にサンダルフォンという体勢です!4コーナーのカーブに入っています!』

 

 

戸塚「カレン、良い場所に居るね。」

 

八幡「あぁ。後はあの位置からどれだけ伸びる事が出来るかどうかだな。」

 

 

実況『第4コーナーをカーブ!先頭ウルトラファンタジーのまま直線へと入りました!ウルトラファンタジー良い脚!後ろからはローレルゲレイロと外からキンシャサノキセキも追い込んできている!』

 

 

カレン(見ててねお兄ちゃん、今日のカレンは一味違うからねっ!)

 

 

 

ズサァ!!!

 

 

実況『内のウルトラファンタジーが粘っている!その直後にダッシャーゴーゴーと真ん中一気にカレンチャンも上がってきた!さぁどうだ、ウルトラファンタジー粘り切れるかっ!?カレンチャン伸びが止まらないっ!ウルトラファンタジー必死に粘るっ!!カレンチャン猛追っ!!さぁどっちだ!?並んでゴールインッ!!!3番手にはダッシャーゴーゴー4着にキンシャサノキセキの体勢か?前2人が並んで駆け抜けました!これは分かりませんっ!!』

 

 

八幡「………」

 

パパ「ど、どっちが勝ったんでしょうか?」

 

八幡「此処からだと何とも……とにかく結果を待ちましょう、俺はカレンの所に行ってきます。」

 

 

どっちが勝ってもおかしくないレースだった……此処からだと本当に分からないくらい僅差だったが、カレンにも一応聞いてみるか。

 

 

 

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