比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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自首?

 

 

八幡side

 

 

「どのお店から回ろうか?」

 

「まずは俺達の推しが居る教室に行かないか?」

 

「今年のトゥインクルシリ-ズで活躍したウマ娘といえば……やっぱブエナだよな。」

 

「ダービーを上がり最速で勝ったエイシンフラッシュにも会いたいよね!」

 

「今年のグランプリウマ娘で凱旋門賞2着の勝負師、ナカヤマのポーカーは絶対行きだよな。」

 

「新しいスプリント女王、カレンチャンにも会いたいなぁ~!」

 

 

聖蹄祭の当日。トレセン学園の中は既に一般のお客さんで溢れていた。聞いた限りだが、今年活躍したウマ娘の出店を目的にしている人が多い。それに当てはまらず、トゥインクルシリ-ズを引退してDTに移籍したウマ娘に会いに来た人も居る。例えばルドルフとかオグリとかだな。後は【黄金世代】とかだな。

 

 

「カレンの居るお店、メイド喫茶だよね?どんなメニューがあるのかな?一緒に写真撮影とか出来るかな~?」

 

「ワンチャンあり得るよな~。けど俺はカレンかブエナにオムライスで文字書いてもらいたいなぁ~。」

 

「けどどっちも人気のウマ娘だもんね~。」

 

「この際だから会えて話すだけでもラッキーだと思う事にしないか?」

 

「そだね~。」

 

 

カレンには会えて話すだけでラッキー、か……まぁそうかもな。普段は会って話せるような存在じゃないしな。

 

 

ーーー中等部2-Bーーー

 

 

カレンは……あっ、居た。

 

 

カレン『お待たせしました~オムライスでぇ~す♪』

 

 

おぉ~やってるやってる。相変わらず人気だねぇ~。しかもさっきチラッと見えたが、スマホで写真撮ってたよな。でもあのスマホはカレンのじゃなかったからファンのだろう。

 

 

カレン「あっ、お兄ちゃん。来てくれたんだっ♪」

 

八幡「様子見にな。その様子だと大丈夫そうだな。」

 

カレン「うんっ♪とっても楽しく皆と触れ合えてるよ。お兄ちゃんもどう?」

 

八幡「遠慮しておく、他の所も色々と回る予定だしな。」

 

ブエナ「トレーナーさん、こんにちは。もしかしてご来店ですか?」

 

八幡「いや、様子を見に来ただけだからもう行く。じゃあなカレン、程々にな。」

 

カレン「うんっ!」

 

 

さて、次は【♪~♪~】ん?駿川さん?

 

 

八幡「はい、比企谷です。」

 

たづな『お疲れ様です比企谷トレーナー、申しわけ無いのですが、今から応接室に来ていただく事は可能でしょうか?』

 

八幡「……分かりました、今向かいます。」

 

 

……何で応接室に?もしかして誰か偉い人でも来てるのか?

 

 

ーーー応接室ーーー

 

 

八幡「失礼します。」

 

たづな「比企谷トレーナー、お疲れ様です。突然のお呼び出しをしてしまって申しわけございません。」

 

八幡「いえ、それは全然構いませんが……そちらの方は?」

 

 

応接室には俺に電話を寄越した駿川さんに警備員さんと見知らない男性が座っていた。

 

 

警備員「その、この人が学園のコース場付近をウロウロしていた人なんです。」

 

八幡「えっ!?」

 

男性「………」

 

八幡「その、詳しく聞かせてもらえませんか?」

 

 

どうやらその男性はカレンの大ファンみたいで、トレーニングをして頑張っているところを見るのが好きらしい。それでいつものようにトレーニングしているところを見ていたら、警備員の人に注意されてしまったから慌てて逃げてしまったらしい。それ以降は警備員の動きを気にしながら見ていたらしい。そして学園に入る時に警備員の1人に正直に自首?して今に至るらしい。そして極めつけは………

 

 

男性「その、トレーナーさんにも謝りたくて………」

 

八幡「え、俺にですか?」

 

男性「実は俺、小町ちゃんの同級生で年越し前にしつこく電話した者です。あの時はカレンに会いたい思いでいっぱいでお兄さんにも凄い迷惑をかけてしまいました。本当にすみませんでした……」

 

八幡「あぁ~あの時の。あの後に小町からもやり取りはしているんだが、千葉に誘ってほしいとかアポを取ってほしいって聞いてる。小町は許してないみたいだけど。まぁ理由も分からずに誘いを受けるわけにはいかないからな。」

 

男性「それも自分のミスでした。理由も言わずにいきなりアポ取ってくれなんて無理な話ですよね。俺ホントにバカでした、小町ちゃんにも理由を説明したら『そういう事なら早く言ってよ!これまで断り続けた小町が嫌な女みたいじゃん!』って言われちゃいました。」

 

八幡「ははは……俺達の方でも君の事を不審者として認定していたからな。」

 

男性「そ、そうですよね……」

 

八幡「念の為に聞いておきたいのですが、カレンに危害を加えるつもりとかは?」

 

男性「ありません!そんな事を考えた事なんて1度も無いです!」

 

八幡「……駿川さん、俺は問題無いと思います。それに自分からこうして言ってきてくれたのですから。」

 

たづな「そうですね、比企谷トレーナーが大丈夫と言うのであればこちらからは特に何もありません。強いて言うのであれば、これまでのような行動をするとお話にもあった通り、不審者として怪しまれてしまいますので、行動には気を付けてくださいね?」

 

男性「はい、ご迷惑をおかけしてすみませんでした……」

 

 

予想はしていたが、まさかこうして自首してくるとはな……電話の時とは全然人が違うが、カレンに会いたさ必死だったみたいだし、本人と話でもすれば少しは変わるだろう。

 

 

 

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