比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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最終目標

 

 

八幡side

 

 

小町「へぇ~それじゃあもう解決してたんだ~!」

 

八幡「あぁ、聖蹄祭……まぁ簡単に言うと学園祭だな。そこで自分から言ってきたんだよ。今はもう何ともない。」

 

小町「そうなんだ~。あっだから最近は全く連絡が無かったんだ。」

 

八幡「その辺りの事は知らないが、まぁそういう事だ。もう何も残ってないから安心しろ。直に話してみたが、普通に良い奴だった。」

 

小町「何であんなに必死だったんだろうね?」

 

八幡「それが、酒の勢いで止まらなかったらしい。学園に覗き見に来てたのもカレン見たさだったみたいでな。」

 

小町「そうだったんだ~。まぁ解決したならいいや。あっ、そう言って今年も連絡来たらどうしよう……」

 

八幡「そうはならないとは思うが、無いと言い切れないところが怖いな。」

 

 

食事が落ち着いたところで、俺達は各自でゆっくりしている。俺は小町にこの前の聖蹄祭で会った小町の同級生の男について話していた。まぁ特に話す事なんて無かったが、それでも話しておいた方が小町も安心するだろうしな。

 

 

凛「八幡、小町、お風呂が空いたわよ。入っちゃいなさい。」

 

八幡「小町、先に入っていいぞ。俺は最後でいいから。」

 

小町「じゃ、先に入るからね~。」

 

凛「……八幡。」

 

八幡「ん?」

 

凛「仕事の事、色々と聞かせてくれない?この前はお客さんが居たからあまり聞けなかったから、今年は色々と聞きたいわ。」

 

八幡「そりゃ別に構わないけど、特段面白い事は無いぞ?」

 

凛「いいのよ、アンタの仕事ぶりとか色々と聞いてみたいし。」

 

八幡「それなら俺だと主観になるけど……まぁいいか。」

 

カレン「それならカレンもお話に混ざっちゃいます~!お兄ちゃんの学園での過ごし方、カレンのお話出来る範囲でお話しますねっ!」

 

凛「あらカレンちゃん、それじゃあ色々教えてちょうだいね。」

 

八幡「変な事は言わなくていいからな?」

 

カレン「お兄ちゃん変な事してないじゃん!」

 

八幡「そりゃする暇も無いくらい、学園は騒がしいしな。俺の担当はウマスタ300万人以上の登録者の人気配信者だから、下手な事は出来ないし言えない。」

 

カレン「お兄ちゃん、それもう古いよ。今のカレンのウマスタの登録者数は500万人なのですっ!」

 

 

マジかよ、この1年で200万人も増えてんのかよ……とんでもないな。

 

その後もカレンが俺の両親に俺の仕事の様子や過ごし方だったりを話していた。いつの間にかカレンの家族達も食い入るように聞いてたし。別に聞き入るような事でも無いんだがな……

 

 

戸塚「そうだ八幡!僕にもトレーニングの事を色々教えてくれないかな?僕もクラブのコーチだから、プロのトレーナーの意見とか聞いてみたいと思ってたんだ。」

 

八幡「そのくらいの事なら構わない。その前に戸塚が組んでるメニューを教えてくれ、俺が相手にしているのは中高生だからその辺りのギャップも把握しておきたい。」

 

戸塚「うん、それじゃあ後で僕の部屋に来てよ。八幡のトレーニングも知りたいから。」

 

八幡「分かった。俺が風呂から上がった後にでも確認するから、それまでにメニューまとめておいてくれるか?」

 

戸塚「うん、分かったよ八幡!」

 

尚・凛「………」ポカン…

 

八幡「……何だよ?」

 

凛「いえ、何というか……本当にトレーナーになったんだなって思って。」

 

尚人「あ、あぁ……ちょっと自分の息子かどうか疑ってた。」

 

八幡「どうかしてるぞ、俺の親。実の息子に向かって。」

 

戸塚「あはは………」

 

カレン「それだけお兄ちゃんが前よりも変わってるって事じゃない?」

 

凛「カレンちゃんの言う通り、変わったわね八幡は。あんなにぐうたらだった引きこもり息子が、今じゃこんな風になってるんだもの……しかもGⅠトレーナーなんて、夢にも思わなかったわよ。」

 

八幡「その点に関しては俺も同意見だ。まぁ、担当ウマ娘の努力の賜物だな。GⅠを獲ってくれた自慢の担当だ。」

 

カレン「えへへ~自慢の担当って言われちゃった~♪」

 

戸塚「そうだ八幡、次の目標は高松宮記念だっていうのは分かってるけど、最終目標ってあるの?」

 

八幡「最終目標……」

 

カレン「あっ、カレンも少し気になってた!お兄ちゃん、カレンの最終目標って何?」

 

 

………まぁいいか。

 

 

八幡「カレンの最終的な目標……勿論レースにも関わる事だが、対外的な評価で決まる事だ。」

 

パパ「それは何なのかな?」

 

八幡「年度代表ウマ娘にする事です。」

 

カレン「えぇっ!?カ、カレンを年度代表ウマ娘にっ!?」

 

尚人「どうしてそこまで驚いているんだ?確かに年度代表ウマ娘になる事は凄い事だとは分かっているんだが。」

 

八幡「URAが設立されてから長いんだが、その長い歴史の中で短距離のウマ娘が選定された事は1度も無いんだ。1番近くてマイラーのタイキシャトルってところだ。それからは中長距離のウマ娘が中心だから、何とか史上初の短距離ウマ娘の選定をって考えてる。」

 

戸塚「でもそれってかなり難しいよね?」

 

八幡「あぁ、国内でも短距離のGⅠは2つしか無い。だからどうにかしてカレンの評価を上げない限りは年度代表ウマ娘には近付けない。少なくともGⅠは2つ以上は勝ちたいところだ。」

 

ママ「つまり高松宮記念とスプリンターズSの勝利は絶対条件、って事でしょうか?」

 

八幡「そうとは限りませんが、レコード樹立とか海外の重賞級を勝つとかですね。」

 

ママ「色々とあるんですね。」

 

 

そう、色々ある。だが来年の年度代表ウマ娘を取るのはかなり難しいと思う。カレンとは直接走る事は無いが、来年のクラシックにはアイツが出てくる……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの【暴君】が。

 

 

 

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