八幡side
アルダン「ふふふふっ、最後は私のお人形さんですね〜。今助けてあげますからね〜。」
八幡「………」ニンギョウモチ
アルダンの奴、本当に全て取るつもりだったのか。それに全員勝負服狙いってのがまた拘っちゃってよ……しかもアルダン、ビギナーズラックが強過ぎるのか知らんが、ドーベルとマックイーンとブライトの人形を同時にゲットしやがった。その後にパーマー、ライアンの順と来て今に至る。残るはアルダンのパカぷちだけとなっていた。しかも使った金額が今のところ1,000円だけ………すげぇ。
アルダン「この辺り、でしょうか〜。奥は………」
八幡「お前、凄いな……全員分取るなんて。」
アルダン「皆にお土産です……ここです!」
クレーンが開いてアルダンの人形に向かって降りていく。アルダンの身体を掴むと、そのままアルダンを持ち上げた。アルダンを持ち上げたまま取り出し口に続いている穴へと動いていき、そのまま落ちて行った。まぁ所謂ゲットという事だ。
アルダン「やりましたっ!」
八幡「おぉ〜これでコンプリートだな。」
アルダン「ふふふっ、ありがとうございます兄様。兄様のご教示のおかげで救い出す事が出来ました。」
八幡「いや、後はお前の実力だろ。」
アルダン「ですがどうしましょう………皆の分を取れたのは良かったのですが、残りの回数が余ってしまいました。」
八幡「あー………」
店員「よろしければ別の機械に移しましょうか?」
アルダン「まぁ、よろしいのですか?」
店員「はい、ご希望の景品はありますか?」
アルダン「それでは………あちらのクレーンゲームにお願いします。」
アルダンが指したのは、色々なウマ娘達がパカぷち化した景品が入ったクレーンゲームだった。
店員「……はい、完了です。」
アルダン「わざわざありがとうございます。では、頑張って救いましょう。」
八幡「んで、どれを取るつもりなんだ?」
アルダン「ふふふっ、それはお楽しみです。」
一方、メジロ御一行は………
パーマー「良いじゃん1回だけだからさ〜!」
ブライト「この幕の中は一体どうなっているのでしょうか〜?」
ライアン「パーマー、そんな事してたら見失っちゃうよ!!今は我慢だよ!」
ドーベル「ブライトも勝手に入らない!」
マックイーン「はっ!皆さん、2人が移動しましたわよ!私達も移動しませんと!!」
ーーー書店ーーー
八幡「なんか良い本があったら買ってみるか……アルダンは何か欲しい本はあるのか?」
アルダン「私は特には………そういえばドーベルはよく漫画の絵を書いたりしていましたから、【べじキャロリン】の本でも買いましょう。ライアンは筋肉トレーニングの本を買いましょうか。」
八幡「妹達想いなんだな。」
アルダン「ふふふっ、可愛い子達ですからね。」
八幡「他の奴等にはないのか?」
アルダン「マックには家の執事達が作るスイーツがありますし、パーマーはパリピ語?を勉強中でしょうし、ブライトは………何を贈るのが正解なのでしょう?」
八幡「ブライトは………俺にも分からん。」
あのマイペースなのんびりウマ娘に何をあげればいいのか分からん。ペースメーカーでもあげるか?そんな歳でもねぇよな。
アルダン「兄様、私1人ではよく分かりませんので、一緒に見て回ってくれませんか?」
八幡「筋トレなら力になれると思うが、【べじキャロリン】に関しては全く分からないぞ?」
アルダン「大丈夫です、私もそこまで詳しくはありませんので。それに別々に行動しては意味がありませんもの。私は兄様と一緒に居たいので。」
八幡「……そうか、分かった//」
アルダン「あら、お顔が赤いようですが?」
八幡「頼むから性格を悪くしてくれるな、お前は優しいままでいてくれ。」
アルダン「ふふふっ、はい。」
とりあえず一緒に行動する事にした俺達は、最初に【べじキャロリン】、後に筋トレの本を見る事にした。当然、アルダンは俺の腕に抱き着いてきてる。なんか周りがヒソヒソ話していたようにも見えたが、多分気のせいだろう。何故かアルダンは顔を赤くしていたが。
一方、漫画コーナーとTRコーナーでは………
ドーベル「ふぅ〜ん、次はこれを参考にして……」
ブライト「ドーベル、そろそろ追いかけないと見失ってしまいますわよ〜。」
ライアン「うわぁ〜……このトレーニングをやったら、この部位が鍛えられるのかぁ〜!」
マックイーン「少し……興味深いですわね。」
パーマー「2人共〜、そろそろ行くよ〜。でないと追えなくなるよ〜?」
ーーー外・ベンチーーー
アルダン「ふぅ………兄様、今日はありがとうございました、今日はとても楽しく過ごせました。」
八幡「今日のお出かけは終わりか?」
アルダン「後の時間は少しのんびりしましょう。少し歩き過ぎましたから。」
八幡「そうだな、じゃあ飲み物を買ってくる。」
アルダン「ありがとうございます。」
ふぅ……今日は俺もあまり行った事の無い所に行ったから中々に楽しめた。
ーーー数分後ーーー
八幡「ほい。」
アルダン「ありがとうございます、兄様。」
八幡「なんか俺も久しぶりにこんな休日を過ごせた。ありがとなアルダン、俺も良い息抜きが出来た。」
アルダン「それは何よりです。」
2人「………」
アルダン「……兄様、お願い……わがままを聞いてもらってもいいでしょうか?」
八幡「何だ?」
アルダン「頭を、撫でて貰ってもよろしいですか?何だか恋しくなってしまいまして………///」
八幡「あぁ、それは良いけど。」
アルダン「では………」
アルダンは頭を俺の方に傾けて来て、俺はアルダンの頭を髪の流れに沿うように撫でた。アルダンはとても気持ち良さそうに寝息を立て始めた。少し疲れたのだろう、普段はあまり外出をしないらしいし、普段あまり見ない物も見たから無理もない。
八幡「………まっ、今くらいはいいか。」
ーーーおまけ・その3ーーー
マックイーン「アルダンさん、寝ていますわね。」
ドーベル「えぇ、寝てるわね。」
パーマー「でもさ、凄く気持ち良さそうにしてるよね。」
ライアン「きっとトレーナーさんの撫で方も上手なんだと思うよ。アルダンさん前から撫でて欲しそうにしてたしね。」
ブライト「あら、そうなんですの?興味ありますわね〜。」
生焼け肉「ブライトさんだったら、すぐ寝れるんじゃない?」