比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初戦前の調整

 

 

カレンside

 

 

バレンタインから2週間が経って、もう2月も終わる頃。今日のカレン達は併走トレーニングじゃなくてジムで筋力トレーニングだからルビーさんは居ないの。周りには他にもトレーニングしていて、お兄ちゃんも周りの様子を見ながらメニューを決めてくれてるんだと思う。今日はちょっとだけ人数が多いから、お兄ちゃんもちょっとだけメニューの調整をしているみたい。

 

でもとってもありがたいのは、カレンの次のレースが分かっている人達はカレンに優先して場所を譲ってくれるんだ。今年初のレースだから、ちょっとでもやりたい事が出来ればそれに越した事は無いもんね。

 

 

八幡「よし、OKだ。じゃあ次でラストだ。それが終わったらダウンするからな。」

 

カレン「うん、分かった。ねぇお兄ちゃん、次のオーシャンSは中山レース場だけど、前のスプリンターズSの時と同じような走りで大丈夫かな?」

 

八幡「基本的にはそれで構わない。ただ臨機応変に動いてくれ……っていうか此処で話すような事じゃなくね?」

 

カレン「あっ、そうだね♪」

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

カレン「今週は調整だけだから、何だか物足りなく感じるなぁ~。」

 

八幡「レース前はそんなもんだ。そうそう、もう分かってるとは思うが金曜日はレース前の最終調整としてルビーと併走するからそのつもりでな。因みに坂路での併走だからな。」

 

カレン「ルビーさんとの併走トレーニングも後1ヵ月くらいで終わりなのかぁ~……ちょっと寂しくなっちゃうなぁ~。」

 

八幡「まぁそういう約束だからな、仕方ない。けどルビーと併走してからは動きはかなり良くなってるのは確かだ。まぁ、突発的にヘリオスが来るようになって漫才を見るようになる事にはなってるが。」

 

カレン「ルビーさん、顔色変えずにお断りするし、ヘリオスさんは感情豊かで色んな顔するから面白かったよね~!」

 

八幡「ルビーからすれば『先日お伝えした筈なのですが。』と言いたげな顔すらしてたけどな。」

 

 

お兄ちゃんってやっぱり変だよ。失礼かもだけど、鉄仮面みたいに表情が変わらないルビーさんのあの顔でどうやって感情を汲み取ってるの?何でそんな細かいところまで分かるんだろう?

 

 

カレン「そういえばだけど、ルビーさんはカレンの次のレース観に来るのかな?」

 

八幡「レースの観戦までは聞いてないな。実家の事もあるだろうからな、祝日は色々と忙しいかもしれないぞ?偶に執事さんと話してる場面を見るしな。」

 

カレン「あぁ~そっかぁ……じゃあちょっと難しいかもね。」

 

八幡「まぁそういうわけだからレースは観に来ない事を前提に考えておいた方がいいだろうな。じゃ、この話は終わりにしてそろそろ目の前の問題に目を向けるか。」

 

カレン「お兄ちゃん、写真撮っちゃ「ダメだ。」えぇ~でもさぁ~こんなの滅多に見れないんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アヤベ「すぅ……すぅ……」スヤァ…

 

 

この部室にアヤベさんの好きなクッションを置いてるんだけど、それがあるおかげでよく来るんだよね。それで今日もいつものように部室に来てるんだけど、今すっごく気持ち良さそうに眠ってるんだよね。きっとさっきまでデスクで作業していたと思うんだけど、休憩で横になってたら寝ちゃったと思うんだよね。しかも持参してきた自分のクッションを抱き締めながら寝てるからすっごく可愛いのっ♪

 

 

八幡「他人の寝顔なんて本来撮るもんじゃないんだよ。もしアヤベが起きてみろ、すぐにカメラフォルダを見せろとか言ってくるから。」

 

カレン「アヤベさんでもそこまでは言わないんじゃないかな。そこまで疑り深くは無いと思うなぁ~。」

 

八幡「じゃあアヤベの第一声に賭けるか。俺はアヤベがカレンを疑う、カレンは特に何もしないでいくか。」

 

カレン「じゃあアヤベさんが起きるまでちょっとだけのんびり~。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

アヤベ「……んんぅ。」

 

カレン「あれ、起きました?」

 

アヤベ「……ごめんなさい、眠ってしまったわ。」

 

八幡「いや、気にするな。疲れてたんだろう、寝落ちするのも無理は無い。」

 

アヤベ「……トレーナーさん、此処に帰ってきてからどのくらいかしら?」

 

八幡「まぁざっと20分くらいだな。」

 

アヤベ「……カレンさん、写真は撮ってないでしょうね?」

 

カレン「もぉ~何でそんなに疑うんですかぁ~!撮ろうとしたところをお兄ちゃんに止められたんです。」

 

アヤベ「やっぱり撮ろうとしていたんじゃない。貴女は本当に……トレーナーさんもありがとう、止めてくれて。」

 

八幡「いいや、かれこれ3年間は一緒に戦ってきてるからこのくらいはな。」

 

カレン「もう勝手に撮ったりしてないんですから信用してくれてもいいじゃないですかぁ~!」

 

アヤベ「そうしたいところではあるのだけど、中々そうもいかないのよ。」

 

八幡「じゃあ信用の形として許可制にしたらどうだ?それならアヤベも少しは安心するだろ、許可するとは思えないけど。」

 

アヤベ「えぇ、許可しないわ。」

 

カレン「じゃあウマスタに投稿しないので、お写真撮ってもいいですか?」

 

アヤベ「それならその写真は何の為に撮るのよ?」

 

八幡「カレンにしか需要が無い写真かもな。」

 

カレン「トップロードさんやオペラオーさんに見せたらきっと良い反応してくれると思うんですけど?」

 

アヤベ「絶対にやめなさい。それから絶対に許可しないわ。」

 

 

 

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