比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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家族の様子

 

 

八幡side

 

 

八幡「それじゃあ、頑張ってください。」

 

ピサ「トレーナーさん、1週間どうもありがとうございました。」

 

ブエナ「この1週間で培った経験と走りをしっかりと発揮出来るように頑張りますっ!」

 

トラン「まっ、ウチもしっかりやってくるよ~。」

 

先輩4「比企谷、本当に助かった。」

 

八幡「やめてくださいよ、このくらい助けた内にも入りませんよ。それに言い出したのは自分ですし。」

 

 

ブエトレ「ドバイに着いてからもしっかり調整するからな!」

 

ブエナ「勿論ですっ!」

 

先輩4「それじゃあ行くぞ、そろそろ時間だ。」

 

八幡「道中お気を付けて。レースの健闘を祈ります。」

 

 

遠征組のトレーニングから1週間が経ち、遂に遠征時間となった。今はそのお見送りをしているというわけだ。そして俺は最後に遠征組の後ろ姿が見えなくなってから、空港を後にした。因みにカレンはレース場に行って観戦している。

 

 

八幡「……実家にでも寄るか、成田ならどうせそっちにも行けるし。」

 

 

ーーー八幡の実家ーーー

 

 

八幡「やべぇ、来たはいいが居るかどうかの確認してねぇ……」

 

 

ガチャッ

 

 

小町「お兄ちゃんお帰り。何でこんな所で立ってるの?」

 

八幡「おぉ小町、居たのか……親父達は?」

 

小町「居るよ。会社から自宅待機だって言われたんだって。だからこの1週間はずっと家に居るんだよね。小町も行く予定の会社から初出勤日の調整をするって言われちゃったから、その日に出勤出来るかどうか分からないんだよね……」

 

八幡「やっぱそうなってんのか……じゃあ通常運転してるトレセン学園はまだ良い方なのか。」

 

小町「へぇ~じゃあ今も普通にトレーニングしてるの?」

 

八幡「まぁな。」

 

小町「そっかぁ~……お母さ~んお父さ~ん、お兄ちゃん帰ってきたよ~。」

 

尚人「おぉ八幡、帰ったのか……?カレンちゃんは居ないのか?」

 

八幡「今日は中山レース場に行ってるから今日は一緒じゃない。」

 

尚人「………そうか。」

 

 

あからさまにがっかりしやがって……息子よりも推し優先かよ。

 

 

凛「お帰り八幡、アンタの方は大丈夫だった?」

 

八幡「ただいま母ちゃん。結構揺れたけど、見ての通りだ。今もトレーニング再開してるし、カレンも元気にしてる。母ちゃん達は大丈夫か?」

 

凛「大丈夫だったけど、食器が何枚か割れちゃったわ。まぁでも命には変えられないわ、後は大丈夫よ。アンタの部屋も本が散らばってたけど、直しておいたわ。」

 

八幡「ありがとな、とりあえず大丈夫そうで良かった。親父達の会社の復帰って目途立ってるのか?」

 

尚人「いいや、まだ何も無くてな。俺達も部下達に通達しなきゃと思っているんだが、まだ上司から連絡が無くてな。こっちからかけた時には決まっていなくてな。」

 

八幡「そうか……まぁそれなら仕方ないよな。」

 

小町「小町もいつ出勤出来るか分からないからちょっと不安なんだよね……」

 

 

そりゃそうだ、行ける筈だった会社に行けるかどうかも分からないって聞いたら不安にもなる。それで最悪なのはそのまま合格が流されちまう事だ。これは滅多に無い事だとは思うが、無いとは言い切れないのが怖いところだ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ふぅ………」

 

小町「お兄ちゃん、なんかゆっくりの仕方が変わったよね。」

 

八幡「ん?そうか?」

 

凛「そうね、アンタが高校の頃はそこのソファで寝転びながらぐうたらしていたじゃない。」

 

八幡「そうだっけ……全然覚えてねぇ。」

 

小町「それが今じゃ普通に座ってるだけ、しかも猫背なのに姿勢が良く見える……」

 

凛「そうね、アンタ一体どんな生活送ってるのよ?」

 

八幡「至って普通なんだが?まぁ色々と教わったのは大学生の頃だな。先生には会っただろ、その人から色々と教わった。」

 

尚人「確かにあの人は厳しそうな感じだったしな。」

 

八幡「先生からはトレーナーの事以外にも色々と教わったからな~。大学生活の4年間はずっと勉強だったからな、他の事をする暇も無かった。始めたバイトもすぐ辞めたし。」

 

凛「ちょっと待ちなさい八幡、バイトを始めたのは知っているけど辞めたって?その間の生活はどうしていたのよ?仕送りだけで生活していたの?」

 

八幡「まぁそうなるんだけど、さっきも言ったようにトレーナー以外の事も教わった。その中には料理も含まれている、先生から食材費として数万円貰ってその中からやりくりしていた。」

 

凛「アンタそれ先に言いなさいよ!その分のお金をお返ししないといけないじゃない!」

 

八幡「それは俺も思った、だからトレセン学園に入ってから金銭に余裕が出来てから少しずつ返すって言ったんだが、取り合ってもらえなかった。先生が言うには『自炊の力を身に付ける為にしただけだ。お前の食生活を見ていられなかったから手を出したに過ぎない、お節介に金を帰す必要なんて無い。』って事らしい。俺が仕事を始めた時にも聞いたんだが、返さなくていいって言ってたし。」

 

小町「先生さんってさ、本当に何者なの?お兄ちゃんの大学生活の食生活を支えていたんでしょ?っていうか食費って幾ら貰ってたの?」

 

八幡「5万。多いって言ったんだがそれも聞き入れてくれなかったし、余ったのは懐に入れておけって。料理のスキルもだが金銭管理の能力も覚えさせられた気がする。」

 

尚人「俺と凛はその先生に頭が上がらなくなってしまったんだが……」

 

凛「今度会った時、絶対にその話をしないと……」

 

 

母ちゃん、悪いがそれはきっと無駄だと思うぞ?

 

 

 

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