八幡side
カレンとルビーによる併走が再開されてから早3週間が経過した。いよいよ明日から土曜日なわけなのだが、深夜にはドバイワールドカップが発想される。俺は当然生中継を見るつもりだから、今日は深夜に起きれるように工夫するつもりだ。流石に学生達は朝に確認するしか手段は無いと思う、理由はフジとアマゾンがそれを許可するとも思えないからだ。そして俺達が出走する高松宮記念だが、この前の地震の事もあって『東北関東大震災被災地支援レース』という名目で開催する事になった。今ではこうして普通にトレーニングを出来てはいるが、この環境に改めて感謝しなくてはならない。
今でこそ普通に生活出来てはいるが、何も無かったわけじゃない。学園の電気系統や設備にも軽傷ではない傷が残っている。その為、今は全力で改修中なのである。その為、今は青空教室半分と旧校舎を使っての授業となっているのだ。新校舎は使用出来る範囲でのみとなっている……っという状況な為、今の学園は猫の手でも犬の手でもトレーナーの手でも借りたいという状況だからこうなっている。
八幡「はい。じゃあとりあえず今日はこの前のおさらい兼実習も含めて調理実習の授業だ。皆も既に分かってると思うが今日作るのはハンバーグだ、料理の中ではまぁ一般的だな。それを班ごとに分かれて調理をしてもらう。当然の事だが班全員で協力して作るから1人でもサボってたりしている奴を見つけたら原点対象にするからそのつもりでな。」
シーザリオ「質問です。」
八幡「はい、何でしょう?」
シーザリオ「作った料理はトレーナーさんにお見せするとは思うのですが、その後は自分達で食べてもいいのでしょうか?」
八幡「調理後の料理に関しては個人に任せる。材料とかは用意しているから幾らでも作ってくれて構わないが、その分処理出来る範囲で頼むぞ?まぁこの学園にはたらふく食える奴が何人か居るからソイツ等に頼るのも1つの手だが。」
クラフト「じゃあトレーナーさんは食べないんですか?」
八幡「作ったのを1口食べて評価するだけにする、何個も食ってたら俺がダウンするから。たとえ美味くても1口だけにするからな。」
クラフト「じゃあ頑張ってトレーナーさんに美味しいって言ってもらえるように作らないとっ!」
八幡「言うと思う?」
クラフト「え、言わないんですか?」
八幡「どうしようか悩んでる。正直な評価を出すか、めっちゃダメ出しするか、辛口評価するかで。」
メサイア「それは最早、心を折りに来ているようにしか思えないのですが……」
八幡「じゃあ不味くても美味しいって言うから。」
クラフト「そこは正直でいいですっ!」
八幡「まぁ冗談はさておき、各自調理を始めてくれ。困った時は遠慮無く呼んでくれて構わないが、レシピは書いてあるからあまり困らないとは思う。じゃ、調理開始。」
見ての通り、俺は今家庭科の授業で教師の真似事をしている。お相手は中等部2-Dでまだまだこれからのウマ娘達ばかりだ。
八幡「様子を見て回るのも一応教師のやる事だって聞いたし、ちょくちょく見ていくか。スムーズな班はスムーズなんだろうな。」
って言ったそばからバカみたいにデカいタネ作ってるんだが?
八幡「……此処の班に聞くぞ、相手は巨人か?」
シーザリオ「いえ、先輩のスペシャルウィークさんにもお作りしようと思ったので、出来るだけ多く作ろうという事になったんです。」
クラフト「私はキングさんとパンドラちゃんにっ!」
メサイア「私はシャカールさんとグルーヴさんにお渡ししようと思っています。」
八幡「……成る程。」
まぁ、ダメじゃないからいいか。しかしシーザリオ、きっとスぺはそれじゃ足りないと思うぞ?
そして家庭科の時間が終了して、昼休みの時間となった。俺は自分の分のハンバーグタッパーに入れてそれを昼食にするつもりだったから、観なと一緒に作っていた。皆の調理したハンバーグは大きな失敗は特に無かったが、隠し味を使って調理をした班が多かったから、その班には少しだけ色を付ける事にしている。まぁその辺は担当の教師が何とかするだろう。俺はそのまま報告するだけだ。
カレン「お兄ちゃんがハンバーグだけなんて珍しいね?いつもはカラフルなのに~。」
八幡「今日は調理自習だったからな、野菜は家庭科室で食べてきたから残りはコレと一緒に白米と味噌汁だ。」
アヤベ「計画的なのね。」
八幡「流石にお口直しが無いと厳しいしな、1口だけとはいえ6班分だしな。まぁそれでも少し栄養は偏ってるだろうから、後は野菜ジュースとかで補う。」
アヤベ「この学園には無いわよ?」
八幡「大丈夫、作るから。」
アヤベ「……そういえば貴方はそういうの、出来るんだったわね。それにしてもあそこの席は凄いわね。」
八幡「ん?あぁ………確かに。」
アヤベが注目する先には、シーザリオが作ったであろう、大量のハンバーグをスぺが目を輝かせながら食べている光景だった。シーザリオ、今度から困った時はお前にスぺを押し付けてもいいか?その様子を見るからにスぺ、お前結局は誰でも良いんだろ?
僕がこの活動を始めてから9年が経ちました!
アスタリスクから始まって極道、オリヒロ、そしてウマ娘……後もう1年すれば10年目!頑張って活動します!