カレンside
お兄ちゃんからお休みを言われてから翌日。カレンは昨日の内に何をしようか考えていたんだけど、特に何も思いつかないんだよね……カレンってお休みの日はお出かけしたり、映えスポットでウマスタの投稿をする為の写真を撮ったりしてるんだけど、お出かけはしても大丈夫なんだけど、今はウマスタの投稿は制限中だから写真は撮れても投稿は出来ないんだよね~。何をしようかなぁ~?お兄ちゃんは何をしているんだろう?
アヤベ「そう……それで悩んでいるというわけね。」
カレン「そうなんですよ~。アヤベさん、何かありませんか~?」
アヤベ「そう言われても……私は夜に星を見る事くらいしか無いわ。貴女の趣味を……そういえば今は出来ないんだったわね。」
アヤベさんも理解してくれたみたい……そう、私の趣味は自撮りだから今後に活かすのはちょっと難しいんだよね~。後はピアノもするんだけど、最近はあんまりしないんだよね~。
カレン「そういえばお兄ちゃんは何してるんだろう?急にお休みって言い出すんだから何か用事でも出来たのかな?」
アヤベ「それは分からないけど、訪ねてみたらどうかしら?」
カレン「ですね。じゃあ早速、トレーナー室に行きましょう!」
アヤベ「……何で私まで。」
ーーートレーナー室ーーー
カレン「お兄ちゃ~ん、居ますか~……あれ?」
アヤベ「……居ない、わね。」
カレン「何処に行ったんだろう?」
アヤベ「居ないのなら仕方ないわ、出直しましょう。」
カレン「座りながらクッションを抱きながら言っても説得力無いですよ~。あれ?」
机の上にお手紙……それにカレン宛だ!
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カレンへ
俺は所用があるから暫く学園から離れる。大体2週間くらいだ。
それまでは身体を鈍らせない程度には身体を動かしておいてくれ。休みの期間は変更しないからそのつもりで。
追伸 お土産の期待はするなよ。
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カレン「えええぇぇぇぇぇ!!お兄ちゃん何処かに行ってる~!!」
アヤベ「トレーナーさんにも用事はあるでしょう、そのくらいは許してあげなさい。」
カレン「えぇ~でもでもお兄ちゃんだけズルい~!」
アヤベ「遊びで行ってるとは限らないわ。それにトレーナーさんからお休みを貰ってるんだから、それを有効活用したらどう?それを探している最中だとは思うけど。」
カレン「何処行ったんだろう、お兄ちゃん……」
アヤベ「仕方ないでしょう、帰ってくるのを待ちましょう。」
カレン「じゃあアヤベさん、今日デートに行きましょう!アヤベさんが好きそうなお店を見つけたんですよ~!」
アヤベ「はぁ……分かったわ。」
カレン「わぁ~いっ♪」
お兄ちゃん、帰ってきたら色々と聞き出しちゃうからね!
カレンsideout
八幡side
「こっちは出来たから次のとこ行くぞ~!」
「じゃあ中の設備、よろしくお願いします!」
『はぁ~い!』
「いやぁ~助かりますよ、今は1人でも多くの人手が欲しいところだったんです。」
八幡「いえ、少しでも早く復興してほしいので。」
「ですよね。さて、早く中の整備しちゃいましょう。」
八幡「はい。」
俺は大災害に遭った福島県に来ている。途中から周りの様子が変わったとは思ったが、現地に来ると嫌でもそれが分かる……こんなに酷い事になっていたのかと。
「けど、何でわざわざ東京から来たんですか?そういう命令があったわけじゃないでしょう?」
八幡「それもそうなんですけど、此処で頑張っている皆さんに少しでも元気を分けてあげれたらと思ったんです。それに、動画も用意してきましたので。」
「それは助かります!こんな状況ですからWi-Fiなんて飛んでませんからね。映像を用意してくれるだけでもありがたいです。」
八幡「それに、この福島は自分達も大変お世話になってる場所でもあります。微力でもお手伝いしますよ。」
俺は設営されたプレハブの中の設備を整える作業をしている。やっている事は些細な事だが、今この場で生きている人達はそれだけで精一杯の状態。少しでも気の休める場所を作るのが今の俺のする事だ。それでも全く人手は全然足りてない、それに今設営しているプレハブだって何人かが一緒に暮らせるというだけで、プライベートが保たれるような環境ではない。だがそれでも無いよりかはマシだろう。
「それで、一体どんな動画を用意してくれたんですか?」
八幡「レース映像がメインですけど、トレーニングの様子や自分の担当が投稿した動画を持ってきました。他にも用意した方が良かったかもしれませんが、自分の持っているパソコンでは容量が足りなかったので。」
「いえ、それでも此処の人達は助かります。支援物資を用意はしても娯楽は用意していませんので。」
八幡「一応、2週間は滞在しますので、その期間分の動画は用意しました。1日ずつ公開していく予定です。その方が明日を待つ希望が持てると思いますので。」