八幡side
八幡「じゃあ、自分はこれで失礼します。」
「トレーナーさん、今日まで本当にありがとうございました!」
「とても助かりました。何より、昨日のレース映像が見られて本当に良かったです。」
八幡「自分の力でお役に立てたのなら、それで充分です。では……」
俺は朝の9時に車に乗って福島に出る予定だったから、昨日の内に荷物をまとめておいた。のだが、皆が俺の見送りをする為にわざわざこうして集まってくれたのだ。今は既に車を走らせているのだが、俺が曲がり角を曲がるまで、福島の人達は手を振るのを止めなかった。俺が出来るのは本当に僅かだったが、いつまでもこの場には残れない。俺にも仕事がある……早く戻らないとな。
ーーー数十分後ーーー
♪~
八幡「っ!電波が届く範囲まで来たか……とりあえず停められるとこに停まって1本入れるか。」
俺は近くの駐車場に車を停めてからカレンに電話を入れる事にした。
prrr…prrrっ!
カレン『もしもしお兄ちゃんっ!?』
八幡「おぉカレン、2週間ぶり『じゃないでしょ!!お兄ちゃん今一体何処に居るのっ!!?』分かった分かった、話すから……俺は今、栃木に居る。』
カレン『栃木っ!?何でそんな所に居るのっ!?そもそもどうしてこれまで連絡してくれなかったの!?怪我とかしてないっ!?』
八幡「大丈夫だからいっぺんに何度も質問をしてくるな。後数時間もすれば学園に帰る、そこで話す。」
カレン『約束だからねお兄ちゃん!アヤベさんとシービーさんも聞きましたよね!?』
アヤベ『えぇ、聞こえ『聞いた聞いた聞いたっ!確実にこの耳で聞いたっ!話さなかったら罰としてあたしと3日間デートしてもらうからっ!!』………』
カレン『シービーさんだけズルいっ、カレンは1週間!!』
八幡「デートの日取りも話すのは結構だが、こうやって話すのが長引けば俺の到着も遅くなるぞ?」
カレン『じゃあお兄ちゃん、お話はこのくらいにして急いで帰ってきてね!カレン達待ってるからっ!!』
八幡「はいはい、分かったよ。じゃ、切るぞ………やれやれ、帰ったら大変だな。」
さて、急がないとな。遅くなったらデート延長とか言われかねない。
ーーー数時間後・トレセン学園ーーー
八幡「ふぅ……やっと着いた。とりあえずトレーナー室行くか、書類がたくさん溜まってるかもしれないし。一応駿川さんには留守にする事伝えてあるけど、どうなってるかなぁ~。」
トレーナー室に向かって中に入ると案の定、書類が溜まっていた。だがそれでも少ない方だと思った方が良いかもしれない。だって高松宮記念が終わった翌週すぐに福島に向かったからな。この倍以上はあるだろうな。さて、それじゃあ本命の部室に行きますか。
ーーー部室ーーー
ガチャッ
八幡「ただいっ!!?」
シービー「お帰り八幡~っ!!この時をずぅ~っっっと待ってたんだからね~!!」ギュウウウ∼!!
カレン「カレンも待ってたんだからねお兄ちゃんっ!!行き先くらい教えてくれてもよかったでしょ!!」ギュウウウ∼!!
八幡「ぐおぉ………」
ヤバい、意識飛びそう……ドア開けたらウマ娘2人からいきなり突進&ハグ………羨ましいって思うかもしれねぇけど、ウマ娘の瞬発力を考えてみ?とんでもない衝撃だから。
アヤベ「カレンさん、程々にしてあげなさい。シービーさんも……お帰りなさい。」
八幡「あ、あぁ……ただいま……」
アヤベ「貴方から預かっていた合鍵、返しておくわね。中に入って話しましょう?」
八幡「ア、アヤベ……この2人は?」
アヤベ「……そのくらいは甘んじて受けるべきだと思うわ。」
………そうですね。
ーーー数分後ーーー
八幡「じゃあ、どこから話s「全部っ!!この2週間の事全部っ!!」いや、それは分かってるから。」
アヤベ「電話した時は栃木に居るって聞こえたけど、福島県に行っていたんじゃないの?」
八幡「正解だ、復興活動の手伝いにな。」
シービー「何で八幡だけっ!?他のトレーナー達はっ!?」ギュ∼!!
八幡「俺は自主的に言ったんだ。そうでもなけりゃカレンに2ヶ月も休みを作らねぇよ、まぁ休ませるって意味もあってけどよ。」
カレン「でもどうして急に?」ギュ∼!!
八幡「……ドバイのレースをあそこに届けたくてな。あそこは今ネット環境が無いから動画を見る事も出来ない。だからデータを現地に持って行って見せてたんだよ。後はさっきも言った復興活動だ。」
カレン「……事情は分かった。でも担当のカレンに何も言わずに行った事はまだ許してないんだからね!罰としてカレンと3日間デートですっ!」ギュ∼!!
八幡「そのくらいは喜んで受けよう。」
シービー「じゃああたしも「お前は知らん。」デー何でさっ!?」
八幡「担当じゃない学生は対象外です。」
カレン「ライスさんもお兄ちゃんに会えなくて寂しそうにしてたよ?」
八幡「………とりあえず1週間また出るわ。」
カ・シ「絶対ダメッ!!!!!」
何だよ、遠出するわけじゃないんだから別にいいだろ。埋め合わせするだけだってのに……
カレン「お兄ちゃんは暫くカレン達に時間を使う事っ!!コレ絶対っ!!」
シービー「そうだそうだっ!妹を甘やかせお兄ちゃん!!」
八幡「はいはい、分かった分かった。それから俺はお前達の兄じゃねぇし……アヤベも何か埋め合わせは必要か?」
アヤベ「結構よ、私は別に寂しかったわけじゃないし。」
八幡「そうか……じゃあカレンとノラ娘を見ててくれた礼に、お前が今座っているデカいクッション、やるよ。欲しがってただろ?お前が使うようになってから俺もカレンも使わなくなったし、その方が
アヤベ「………ありがとう。」ミミピョコピョコ+シッポフリフリッ!!