八幡side
俺が初めての動画配信、いやライブ配信を行ってから1ヶ月が経った。俺はあれから1度だけしか動画の投稿は一切していない。その1度の内容というのも自身のチャンネルではなく、トレセン学園のチャンネルで活動するという内容だ。1から説明したのだが、そもそも俺にはこういう活動をするつもりは全く無い事はキッパリと断言して、今後はトレセン学園のチャンネルでサポート側として活動する事を伝えた。そして今は生徒会室に来ている、作成したVTRの確認の為だ。
『レース、そしてライブ。多くの人々を魅了して止まない一大エンターテインメントトゥインクルシリーズ。』
テイオー「カイチョーなんか目立ち過ぎじゃない?」
エアグルーヴ「学園の代表なんだから当然だろう。」
ルドルフ「別に他の者でも構わないのだが……」
テイオー「もっとボクと一緒のヤツ使ってよ~。」
八幡「そう言うな、これはまだ確認中のものに過ぎないんだからな。」
『そこで未来のスター達を育成しているのが【日本ウマ娘トレーニングセンター学園】通称トレセン学園なのです。』
テイオー「トレセン学園ってそういう名前だったんだ~。」
ルドルフ「知らなかったのか………」
テイオー「いやいや、絶対スぺちゃんとかも知らないって~!あっ、ココ使い回し~「黙って見ろっ!!」うわっ!?」
いや、普通は知ってるもんだぞ?
ーーー【教育】ーーー
『一般の中学高校と同程度の座学授業を必修とし、ゆくゆくはレースに関する実践的な専門教育を学んでいきます。』
テイオー「えへへ、ボク賢そう~♪」
八幡「そう見えるだけだろ。この映像だけだって。」
テイオー「チョット!そんな事無いってば~!そうだよねカイチョー!?」
ルドルフ「ふふふ、普段もこうだと良いんだがな。」
テイオー「否定してよ~!」
エアグルーヴ「ふっ、出来ない材料が多いからな。」
ーーー【訓練】ーーー
『未来のスターを生み出す訓練施設、トレセン学園は日本一を誇る環境設備を整えています。トレーニング用トラック、トレーニング用プール、トレーニング用ジム、合宿訓練の宿泊施設など、最高の環境でデビューを果たしています。』
テイオー「……いやあの合宿所、そこそこ古いよね?」
ルドルフ「趣があって好きだぞ。」
エアグルーヴ「一々茶々を入れるな。」
八幡「俺はまだ1回も言った事無いからノーコメントで。」
ーーー【学園生活】ーーー
『レース以外にもライブの為のダンススタジオや屋外ステージも完備。また、無料ビュッフェ形式のカフェテリアは生徒の憩いの場として日々賑わっています。』
ルドルフ『【唯一抜きんでて並ぶ者なし】これが我が学園のモットーです。己が抜きんでる為には、仲間の助けや戦友との切磋琢磨が必要になる。貴女も我々と共に夢の舞台を駆け抜けませんか?』
ーーーEclipse first, the rest nowhere. 日本ウマ娘トレーニングセンター学園ーーー
テイオー「凄い良い出来じゃ~ん!」
ルドルフ「今年の学園案内も良い物が出来たな。これも八幡君の協力のおかげだ、感謝する。」
八幡「いや、俺は途中参加だったから大した事はしてない。それに、思うところもあるしな。」
ルドルフ「うむ、そうだな、あえて言わせてもらうなら……」
エアグルーヴ「えぇ……」
テイオー「?」
八・エ・ル「映り過ぎだ、お前!」
テイオー「ええぇぇぇっ!!?2人も映ってたじゃ~ん!!」
エアグルーヴ「露骨過ぎだ、お前はっ!」
ルドルフ「一部撮り直しだな……」
八幡「撮り直しをするにしてもどうする?コイツの映ってる部分が多過ぎるから中々の量になると思うぞコレ。」
ルドルフ「うむ、どうしたものか……」
……あっ、そうだ。
八幡「アイツ呼ぶか。」
ーーー数十分後ーーー
トラン「ふんふん……それがこのVTRなのねん?」
八幡「あぁ。何とかしてほしいのはココと……ココとココなんだが、何とか出来そうか?この無駄に存在感のあるピンクのリボンで髪を結んでるポニーテールのウマ娘を消してもらいたいんだが。」
トラン「そのくらいなら全然楽勝~。このPCの編集だと………あぁあったあった、コレコレ。この機能で消したいのをクリックすれば~……ポチッとな。」
テイオー「あああぁぁぁぁぁ~!!?ボクが居なくなったあああぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「おぉ、完璧だ……」
ルドルフ「こんなに簡単に……感謝するよトランセンド。」
トラン「いえいえお気になさらずに~。他のとこもちょちょいとやっちゃいますね~。」
難航すると思っていた撮り直しは、トランによって大量の撮り直しをしなくても済んだ。
八幡「よし、じゃあ残りの撮り直しに行くか。つってもお前の最後の締めの挨拶とコース場の撮影するだけだけどな。エアグルーヴ、コイツどうする?縛る?それともカメラマン?」
エアグルーヴ「また乱入しかねないからな。」
テイオー「そんな事しないってば~!!邪魔しないから近くで見させてよ~!!」
八幡「……どうするルドルフ?」
ルドルフ「もしまた乱入をした時には、エアグルーヴに任せているしょるいの処理を任せる事にしよう。今日のは中々に多かったからね。」
それを聞いた瞬間、テイオーは顔を青くして大人しくしていた。余程やりたくなかったらしいな。