カレンside
実況『3枠6番、カレンチャン……本日の1番人気です。』
解説『前走高松宮記念からの参戦です。前走から約半年となりましたが、調子は良さそうですね。本番前のトライアルレースでの実力を示してもらいたいところですね。』
阪神レース場の午後15時15分。今はセントウルSのパドックです。今はカレンが紹介されてるんだけど、その前に彼女から接触があったんだ。
カナロア『久しぶり~カレン~!やっっっと会えたね~半年ぶりっ!』
カナロア『カレンのウマスタ見てずっと調子を保ってたけど、今日はもうやる気も元気も満ッッ々だよっ♪』
カナロア『勝負服のカレンも良いけど、体操着のカレンもやっぱり可愛いねぇ~♪』
っていう感じで控え室とかパドック入口の所でもずっと話しかけてきてたんだよね……ちょっとだけ疲れちゃったけど、今日1番のライバルだから油断は出来ないよね。
その後、やっとロードカナロアさんの紹介になった。
実況『本日の2番人気、5枠9番はロードカナロア。』
解説『高松宮記念3着以外は全て1~2着と素晴らしい連帯率を誇っています。前走の函館スプリントSでは惜しくも勝利とはなりませんでしたが、内容的には全く悪くありませんでした。今年はまだ1勝しか挙げられていないので、勝利して勢いをつけたいところですね。』
カナロア「カァ~レェ~ン~ッ♪」
カレン「な、何カナロアさん?」
カナロア「んんぅ~?いやぁ~今日も可愛いなぁ~って思っただけ~。」
カレン「あはは……」
カナロア「それにしても……やっぱ生カレンは違うなぁ~!何度見ても可愛く見えちゃうっ!」
カレン「あ、ありがとう……」
苦手ってわけじゃないんだけど、今までこんな風に近付いて来る人があんまり居なかったから対応が少しだけ困っちゃうんだよね……
カナロア「ねぇカレン、バ場入場の時一緒に行かない?この前の時は行けなかったからさ、今日は行きたいなぁ~。」
カレン「時間が合えばいいよ。」
カナロア「約束だからね!先に行くとかは無しだからね!」
ーーー控え室ーーー
八幡「……若干疲れてるな。」
カレン「あはは……ちょっとだけね。でもレースには支障は無いから大丈夫。」
八幡「ロードカナロアを意識しているんだろうが、他のライバル達も気を付けろよ?クラシッククラスのスピード自慢も参戦してるわけだからな。」
カレン「今年は3人も参戦してるよね。カレンは去年北海道に遠征してそのまま直行だったからね。」
八幡「まぁ去年のあのローテーションはある意味、シニアクラスでやるようなものだったが、レース経験を積ませる為だったしな。」
カレン「去年の北海道遠征は良かったよね~。来年は夏合宿じゃなくて北海道遠征にしよっか?」
八幡「それはまた来年考えるとして、前目のポジションにつけるのはいつも通りだ。後は位置取りを調整しながら展開を作っていくのと、スパートをかけたら最後まで走り切れるようにな。本番は中山レース場だから坂がある、余裕で登り切れるだけの走りはしてほしいところだ。」
カレン「勿論。カレンにとっては最後まで脚を止めずに走り切れる事が目標だから。このレースで走り切れなかったら、スプリンターズSでも危ないって事だもんね。」
八幡「そうだな。」
カレン「お兄ちゃん、カレンしっかり走り切ってくるからね!」
八幡「……あぁ、行ってこい。」
ーーー地下バ道ーーー
カナロア「あっ、来た来たっ♪こっちこっち~!」
カレン「……お待たせしちゃいました?」
カナロア「ううん、全然!楽しみだったんだよね~重賞でもカレンと走れるのが。」
カレン「ロードカナロアさんはシルクロードSが初の重賞だもんね。」
カナロア「カナロアでいいよ、それだと長いでしょ?」
カレン「じゃあそう呼ばせてもらうね。カレンもね、今日をずっと待ってたんだよね。この前のレースでは勝てたけど、内容的にはよくなかったから。」
カナロア「完全に勝ってないって言いたいんだね?カレンの言いたい事は分かったよ。でも勝ちたいのは私も一緒だから、負けるつもりは無いよ。」
カレン「今度は完全勝利するからね。」
カナロア「……やっぱりカレンは可愛いね、でも今日のカレンは可愛いだけじゃない。本気の目をしてる……」
それはそうだよカナロアさん、貴女と走ってる時のカレンは可愛いカレンでいられる自信が無いんだから。
ーーーゲート前ーーー
実況『さぁ、間も無くスプリンターズSの前哨戦セントウルSの発走です。重賞ウマ娘が6人内GⅠウマ娘が1人という豪華なメンバーとなっております。そのGⅠウマ娘は昨年のスプリンターズSと今年の高松宮記念の覇者カレンチャン、2大スプリントを制しています。次のスプリンターズSを制する事が出来れば、史上初の短距離レース3連覇となります。その期待がかかるだけにこのレースは落とせません。
解説『今年のスプリント戦線も中々に熱い戦いが繰り広げられていますからね、カレンチャンは王者として挑戦者達を跳ね退ける事が出来るのかも注目です!』
実況『さぁ、いよいよファンファーレとゲートインです!』