カレンside
カレン「んんぅ~美味しい~っ!!」
八幡「良い食べっぷりだな、連れてきた甲斐があったってもんだ。」
カレン「だって本当に美味しいんだもん!ねぇお兄ちゃん、もう少し注文してもいいかな?」
八幡「あぁ、いいぞ。っていうか好きなだけ食べてくれて構わない。俺もそうしてるからな。」
カレン「やったぁ~♪じゃあ次は何を頼もうかなぁ~?」
八幡「じゃあ俺も何か頼むか。」
やっぱり焼肉って美味しいよね、カレン大好きっ♪今だってたくさんのお肉を焼いて食べてるからね。
八幡「俺はこれで最後にしておくか、特上カルビと特上ホルモン、食後にアイスにする。」
カレン「えぇ~ここで特上頼んじゃうのお兄ちゃん!?」
八幡「遠慮なんてしなくていいぞ、好きなの頼んでくれ。」
カレン「うぅ~……そう言われると何を頼んでいいか分からないよぉ~!」
八幡「ふっ、ゆっくり選べ。」
どれにしようかなぁ~……あっ!そういえばお兄ちゃんさっきアイスも頼んでたよねっ!?デザートまで頼んでてズルいっ!カレンもデザート食べるっ!
ーーー数十分後ーーー
カレン「あぁ~いっぱい食べたぁ~お腹いっぱぁ~い!」
八幡「だな。俺もいつもより食べた気がする。にしても学割があって助かった、想定していたよりも安く済んだから財布に優しかった。」
カレン「無理してないんだよね?」
八幡「してないからそんな顔するな。通常値段で見てたからお得だって思ってたんだよ、気分だって良くなる。」
カレン「そうだったんだ~ちょっと安心。」
八幡「さて、行きたい所はあるのか?確か髪を切りに行きたいとか言ってたな?」
カレン「そうそうっ♪いきつけの美容院さんがあるからそこに行きたいの。そうだ、お兄ちゃんも試しに切ってみたら?」
八幡「俺はいい、存分に切ってもらえ。丸刈りとかは勘弁だからな。」
カレン「そんな事絶対にしないってば~!」
八幡(その後はカレン行きつけの美容院に行った。俺は別に切ってもらう予定は無いから待たせてもらっている。行きつけと言っていたから担当のスタッフも決まっているみたいで、会話を弾ませながら髪を切ってもらっていた。普段からカレンを見ているからそんなに変化は感じないのだが、女性からすれば1cmは大きな変化だろうしな。)
八幡(それとは別に焼肉の匂いが気になっていたんだが、カレンが店員さんに聞いたところ全くそういう匂いはしなかったそうだ。あの焼肉屋、また今度行こう。)
八幡「………」
「トレーナーさん、退屈じゃないですか?」
八幡「ん?いえ、そんな事は無いです。」
「もしかして今もお仕事ですか?」
八幡「まぁ、そんなところです。少しだけですけど。」
「やっぱり学園のトレーナーさんはお忙しいんですね。」
八幡「仕事をしている事はカレンには黙っていてくださいね、今日はそういう約束なもので。」
「分かりました、黙っておきますね。」
お兄ちゃん、何を話してるんだろう?
「トレーナーさんが気になる?」
カレン「ちょっとだけですけどね。何話してるんだろうなぁ~って。」
「今日はデートなんでしょ?なら目一杯楽しまないと損よ?」
カレン「えへへ、そうですね。」
「この後の予定は?何をするのかは粗方決めてるんでしょ?」
カレン「大体は、ですけどね。でもどうしようかなって思ってるんですよね~。このまま進めても良いのかなって思ってるんですよ。」
「でもトレーナーさんはあまり考えていないかもしれないわよ?あの表情を見るとそう思うわよ。」
お兄ちゃんの方を見ると、確かに待っているだけなんだけど退屈そうにしている様子は全く無かった。
「スマホを見ているみたいだけど、時折視線は感じていたもの。ほら、今だってチラッとこっちを見たもの。」
カレン「………」
「カレンちゃんが前から言っていた通りのトレーナーさんね、貴女がとっても大事にされているのが分かるわ。」
ーーー数十分後ーーー
「はい、おしまい。うん、完成したカレンちゃんも可愛いわよ。」
カレン「ありがとうございました~!お兄ちゃん、お待たせ~!」
八幡「おう……髪を切ってもらったんだろうが、違いがよく分からんな。」
カレン「切ってもらったのはほんの少しだからね。さっ、早く次に行こっ!」
八幡「お、おう……」
「カレンちゃん、また待ってるわよ~。」
美容院を出てからカレン達は少し歩いてから近くのベンチで座る事にした。プランは考えてきたんだけど……
カレン「ねぇお兄ちゃん。」
八幡「ん?どうした?」
カレン「お兄ちゃんが他に行きたい場所ってある?」
八幡「んん~……特に無いな。決めていたのはさっきの焼肉くらいだったからな。」
カレン「そうだったんだ。じゃあ次もカレンの行きたい場所でもいいかな?」
八幡「あぁ、全然いいぞ。」
カレン「じゃあ付き合って♪」
ーーー中山レース場ーーー
八幡「……何で此処に?」
カレン「本番前に少しだけ見ておきたかったんだ、このレース場。」
八幡「………」
カレン「去年も来たけど、その時とは全然状況が違うからね。だから来ておきたかったの。」
八幡「そうか……」
カレン「本番、勝とうね。」
八幡「……そうだな。」