比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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久しぶりの集まり

 

 

八幡side

 

 

スプリンターズSから1週間が経った。俺は今自分の車を走らせている。俺以外の人も乗せているからそれなりに気を配っている。隣にはカレンが居て、その後ろにはそのご家族の皆さんだ。スプリンターズSの後は何とか逃げ切れたが、後日の祝勝会で色々と詰問をされた。話を戻すと、今は千葉の俺の実家に向かっている。俺の家族がカレンに会いたい(主に親父が)と言っていたらしいから、この休みを使って会いに行く事にしたという事だ。

 

 

カレン「久しぶりだなぁ~お父さん達。元気にしてるかなぁ~?」

 

八幡「お前に会いたい会いたいと言うくらいには元気にしていたみたいだぞ。この前のスプリンターズSもテレビで応援してたって聞いたぞ。」

 

パパ「比企谷さん達と会うのも10ヶ月ぶりかぁ……ママは偶に会っているんだろう?」

 

ママ「えぇ、月に1回程度だけどお茶会しているのよ。」

 

姉「私も偶に小町さんとLANEしてるわ。パパは比企谷さんのお父さんと連絡取ってないの?」

 

パパ「話題が出来た時にする程度かな。でもこの前2ヵ月ぶりにやり取りをしたよ。カレンがGⅠを獲ってくれたからね。」

 

 

パパ(レースに走る前の娘の背中に般若が見えた事は流石に話してないけど。)

 

 

カレン「あっ、千葉の標識あった!皆~千葉に入りました~!」

 

パ・マ・姉・弟「イェ~イ!」

 

 

元気良いなぁ~。まぁこれがカレンの家族だよな。逆にこの家族の元気が無くなる時ってカレンに何かがあった時だろうな。

 

 

ーーー数十分後・比企谷家ーーー

 

 

八幡「たで~ま~。」

 

カレン「お邪魔しま~すっ♪」

 

小町「あっ、いらっしゃ~いカレンちゃん!皆さんも遠いところからどうも~。」

 

パパ「どうも、お邪魔します。」

 

小町「どうぞどうぞ遠慮せず入っちゃってください~。もうお祝いの用意は出来てますのでっ!」

 

八幡「お祝い?もしかしてカレンのGⅠ勝利の?」

 

小町「それ以外に何があるのさ?お兄ちゃんのGⅠ3勝を祝ってもしょうがないじゃん。」

 

八幡「うんまぁその通りなんだけどさ。」

 

弟「大丈夫ですよ、トレーナーさんが凄いのは皆分かってますから!」

 

八幡「ありがとうな。」

 

 

居間に移動すると、親父とおふくろが宴会?の準備を進めていた。親父なんてカレンに会った瞬間、胸を抑えてたし……もうああなったら手遅れだな。

 

 

尚人「えぇ~それでは、カレンチャンのスプリンターズS優勝、そして史上初短距離GⅠ3連覇達成を祝して、乾杯っ!」

 

『乾杯~っ!!』

 

カレン「えへへ、皆どうもありがとう~♪」

 

尚人「いやぁ~めでたい!八幡もよくやったな。」

 

八幡「おう。」

 

弟「相手の人も速かったけど、カレンお姉ちゃん速かったもんね~!」

 

ママ「そうね。ハナ差でも勝ったものね。」

 

姉「トレーナーさんの話ではハナ5cm差だったみたいですよ。」

 

小町「うわぁ~ホントに僅差だったんだ~。」

 

八幡「そうだな。ホントにギリギリ粘ったってところだ。けど同じハナ差でもカレン以上のハナ差はあるぞ。1cm差とかな。」

 

弟「1cm!?それってどうなったんですか?」

 

八幡「粘り勝ちだ。だから今回のカレンと展開は似てる。そのレースは今回と同じ短距離の高松宮記念だからな。」

 

姉「そういうレースってやっぱりあるんですね~。あっ、そういえば少し前のクラシックで同着ってありましたよね。確か中央のGⅠでの同着が初めてって聞きました。」

 

ママ「トレーナーさん、やっぱり接戦のレースって確定まで時間がかかるのね?」

 

八幡「そうですね。1着に限らず走ったウマ娘全員が着順は気にするので、着外であってもそれは例外ではありません。負けから分析をするパターンだって多いですからね。かく言うカレンも最初の負けで学んだ事は多くありますので。」

 

 

それからも俺とカレンの家族間での宴会を楽しんだ。一昨年からの付き合いだからか、会話が途切れる事も無く賑やかな時間が続いた。

 

 

尚人「ふぅ、ひと段落したな。八幡、お前に少し聞きたい事がある。」

 

八幡「?何だ?」

 

尚人「カレンちゃんの今後の事だ、この後は何に出る予定なんだ?出来れば次は俺達も応援に行きたいと思ってるんだが。」

 

八幡「年末年始にも話したが、香港に遠征しようと思ってる。香港スプリントに出走予定だ。明日からそれに向けてのトレーニングをしていくつもりだしな。」

 

尚人「ほ、香港……だと?」

 

凛「海外に行くのね。」

 

八幡「まぁスプリンターズSの後は短距離GⅠって無いからな。カレンにマイルCSは長いから。」

 

パパ「僕達はもう準備は出来てるよ。僕もその日のお休みは取ってあるしね。」

 

ママ「私もよ。」

 

姉・弟「私(僕)も~っ!」

 

 

流石カレンガチ勢、やる事が違う。既にその日の休みを確保済みとは……まだ2ヵ月先なのに。

 

 

尚人「まだ間に合うし、俺もそのレースの前後に有給取るか。」

 

凛「アンタ1人で行くつもり?流石に看過出来ないわよ?」

 

尚人「ならお前も有給取ればいいだろ。」

 

凛「そうやって小町を置いてきぼりにするのね。まだ新人だから有給取るのも難しいのに。」

 

尚人「おまっ、それは卑怯だぞ……」

 

八幡「そんな事でケンカしないでくれるか?」

 

小町「小町も見てみたいし、言うだけ言ってみるよ。」

 

八幡「今のところ、お前が1番大人だよ。」

 

カレン「お兄ちゃんが誘ったって事にしちゃえば?だって海外に行くんだから。」

 

八幡「……その手もあるか。」

 

 

 

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