カレンside
カレン「さぁ~行きましょう~♪」
八幡「………」
アヤベ「……気乗りしないわ。」
カレン「ほらほら、もうそんな落ち込まないでくださいよ~。」
アヤベ「落ち込んでいるわけじゃないわ。向こう側がタキシードのみって確約してくれなかったから、本当に気乗りしないだけよ。」
八幡「だろうな。」
カレン達はこれから撮影スタジオに向かいまぁ~す!行くのはカレンとアヤベさんとお兄ちゃんの3人だけど、撮影するのは私とアヤベさんの2人なの………あれ?でもその間お兄ちゃんは何をしているんだろう?
八幡「まぁ引き受けちまったんだから割り切るしか無いだろう。それにどのくらい撮影するのかも分からないし、少し時間は多く見積っておいた方が良いかもな。」
アヤベ「はぁ………」
八幡(本当に気乗りしないみたいだな。こういう時は……)
八幡「帰ったらスフレチーズケーキ作ってやるから。ふわっふわのやつ。」
アヤベ「……貴方、それで私をつれると思っているの?」
八幡「尻尾めっちゃ動いてるけど?」
アヤベ「………///」プイッ
カレン「あぁちょっとアヤベさぁ~ん、待ってくださいよ~!」
八幡「おいお前等走るな!置いてきぼりなんてシャレにならねぇぞ!」
ーーー撮影スタジオーーー
「監督~!トレセン学園御一行、到着しました~!」
監督「待ってました!どうも、今日の撮影の監督です。今日はよろしくお願いします!」
八幡「トレーナーの比企谷です、今日は付き添いで来ました。」
カレン「カレンチャンで~す、今日はよろしくお願いしま~すっ♪」
アヤベ「……アドマイヤベガです、よろしくお願いします。」
監督「ふむ……」
八幡「早速なんですが、アドマイヤベガの衣装の事でご相談を「ドレスだね。」……はい?」
監督「比企谷トレーナー。昨日の電話では移送を見てからの判断と申し上げましたが、彼女はドレスの方が似合います!是が非でもドレスでの撮影をお願いしますっ!」
アヤベ「………」
あらぁ~アヤベさん、顔には出してないけど嫌そうな顔してるなぁ~。衣装も見せてもらえてないのにって顔してるなぁ~。
八幡「そこは一応、本人とも相談して決めていただいてもよろしいでしょうか?」
監督「分かりました!必ず説得して「監督!それじゃあ新郎役はどうするんですか!?」それならトレーナーさんが居るじゃないか!」
八幡「え、何で俺?」
監督「よく見ればトレーナーさん、中々良いスタイルだし髪もセットすれば良い見た目になると思うんですよね。後は……その目ですかね~。」
八幡「目付き悪いって意味ですよね?久しぶりにストレートに悪口言われちゃいましたよ。」
監督「い、いやいや!そういう意味ではっ!目の事もカラコンとか眼鏡とかをかければ何とかなるでしょう!」
八幡「いや、俺はやるとは「いいじゃない、やってあげたら。」……アヤベ?」
アヤベ「カレンさんもその方が良いわよね?」
カレン「はいっ♪お兄ちゃんも一緒に撮影出来たらとっても楽しそうっ!」
監督「カレンチャンさんもこう言ってる事ですし、お2人共いかがですか?」
アヤベ「私はトレーナーがやるなら受けます。」
監督「トレーナーさん、お願いしますっ!」
結局、お兄ちゃんは監督さんの押しに負けて撮影を引き受ける事にしたみたい。でも不思議な話なんだけど、現場には男性用の衣装も用意されていたみたいなの。もしかして監督さん、最初からお兄ちゃんも含めて撮影するつもりだったのかな?
ーーー数十分後ーーー
カレン「わぁ~アヤベさん綺麗~!」
アヤベ「別に。衣装が良いだけよ。誰が着ても綺麗に見えるわよ。そういう貴女も似合っているわよ。」
カレン「えへへ、普段のカレンとは少しだけ雰囲気違うと思いません?」
アヤベ「……貴女がいつも通りだから、今はそういう風に見えないわね。」
カレン「撮影では小悪魔系で行くから大丈夫ですよ~。アヤベさんの衣装ってウェディングドレスっていうよりも雪国の女王様って感じがしますね。」
アヤベ「さっき衣装担当の人にも聞いたのだけど、コンセプトはそうらしいわ。」
カレン「もしかしたら背景もお城のバルコニーだったりして?」
アヤベ「それは分からないけど、可能性はありそうね。でも私達1人だけの撮影もあるけど、トレーナーと一緒の撮影もあるのでしょ?」
カレン「そっか!でもお兄ちゃんってどんな風になってるのかな?タキシードっていうのはさっき聞いたけど、黒いのかな?それともやっぱり白?」
アヤベ「どちらもあり得そうね……でも貴女の撮影コンセプトって何なのかしら?」
カレン「黒いドレスですからね~。もしかしたら背景もそれっぽいかもですね。」
「失礼しま~す!わぁ~2人共とってもお綺麗ですね~!」
カレン「ありがとうございます~!」
「撮影は別々に行います。最後にトレーナーさんと一緒に撮影しますので、よろしくお願いしますね。」
アヤベ「……それじゃあ、行きましょう。」
カレン「あっ、後でアヤベさんの写真とか見せてもらう事って出来ますか?」
「勿論構いませんよ。」
アヤベ「見せなくていいですから。」