比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初めての併走と終わった後の事

 

 

八幡side

 

 

八幡「まさか本当に1週間で状態を整えてくるなんて……一体何をしたんですか?」

 

カナトレ「これに関しては私じゃなくてあの子がおかしいのよ。」

 

カナロア「さぁカレン、約束通り万全の状態で来たから一緒にトレーニングしようっ!」

 

 

1週間前にトレーニングの約束を条件付きでしていたのだが、奴は見事にそれを達成してこの場に居る。何で碌にトレーニング出来てなかった奴がこんな短期間でこんな良い状態に仕上げられるわけ?

 

 

八幡「ロードカナロア、約束通り今日は一緒にトレーニングをしても構わない。だがこの前も言った通り、カレンは既に追込は終わってるから本格的なトレーニングはしない。それでも構わないんだったらお前のトレーナー次第という事になるが、どうする?」

 

カナロア「やるに決まってんじゃ~ん!私のトレーナーも絶対に説得するからさっ!」

 

八幡「………とか言ってますけど、どうします?」

 

カナトレ「色々と言いたい事はあるけれど、まぁこの子もスプリンターズSと同じかそれ以上の状態にしてくれたわけだから、今回は許可しましょう。」

 

カナロア「やったぁ~!!」

 

カレン「よろしくお願いしますね、カナロアさん。」

 

カナロア「よろしくカレン~!夢にまで見たカレンと一緒のトレーニング……あぁ、昇天しそう。」

 

八幡「これからトレーニングだってのに大丈夫なのか、コレ?」

 

カナトレ「私もこの状態のカナロアを見るのは初めてだから……対応が分からないわ。」

 

 

そしてカレンとカナロアの合同トレーニングが始まったのだが、カナロアの動きは確かに良くなっていた……っというよりも進化していた。本気じゃない走りでアレだとするなら、次の香港スプリントはスプリンターズS以上になるだろうな。

 

 

カナロア「あぁ~楽しいぃぃぃ~!!ねぇトレーナー、タイムどう?どう?」

 

カナトレ「……やっぱりカレンが併走している効果かしら、いつもより全然良いわ。まさか1秒も違うなんて。」

 

カナロア「ホントにっ!?流石はカレン効果っ!」

 

カレン「お兄ちゃん、カレンはどう?」

 

八幡「カレンも記録更新している。ただやっぱりロードカナロア程じゃないな。-0.2秒ってところだ。」

 

カレン「それでも更新しているから良い方だよね?」

 

八幡「そうだな。お前自身、これ以上自分の脚が速くなる事には期待しない方が良い。言葉を選ばずに告げるなら、カレンは既にピークを過ぎている。今は全盛期の走りを維持しているって感じだ。」

 

カレン「そっかぁ、カレンはこれ以上速くはなれないのかぁ……」

 

八幡「まぁでも勘違いしないでもらいたいのは急激に遅くなるわけじゃない、少しずつだ。今はまだ全盛期の走りが覚えている分カバー出来る。だから長所を最大限に活かしながら香港に臨む。これがベストだ。」

 

カナトレ「あのさ比企谷君、それを私達の目の前で言っちゃっても良かったの?同じ日本からの参戦とはいえ一応ライバル同士だよ?」

 

八幡「問題ありません。カレンから言われてますけど、次の香港スプリントがカレンのトゥインクルシリーズ最後のレースですから。」

 

 

………あっ、そういえばこの事はまだ言ってなかったわ。

 

 

カナロア「えええぇぇぇぇぇ~!!!!?次でカレン引退しちゃうのっ!!?

 

カレン「う、うん……そうなんだ。」

 

カナロア「何でっ!?私まだカレンに1回も勝ててないのにっ!」

 

カレン「トゥインクルシリーズではカレンの可愛いは皆に知ってもらえたと思うんだ。だから次のステージのDTでもっと腕を磨きたいって思ったの。だからネクストステージに進出って事。」

 

カナトレ「そういう事だったんだ……けど本人が決めた事なら仕方ないわよね。それにカナロア、まだ1回も勝ててないって言ったけど、次の香港スプリントも負ける前提なの?」

 

カナロア「そんなわけ無いじゃん!次こそは勝つって燃えてるんだからっ!」

 

八幡「……んじゃこっちも日本最強のスプリンターとして負けるわけにはいかなくなったな。よし、後2本やってくぞ。」

 

カレ・カナ「は~いっ!」

 

 

そしてトレーニングが再開したわけなんだが、カレンの走りはロードカナロアに引けを取らないくらい良い走りになっていた。どうやらカレンにも火が付いたらしい。

 

 

ーーートレーニング後ーーー

 

 

カレン「久しぶりの併走だったから楽しかったなぁ~!でも最後の1本は1番良かったかも♪」

 

八幡「あぁ、最後のはこれまでで1番の走りだったのは事実だ。タイム的な意味もあるが気持ち的な意味でもな。」

 

カレン「お兄ちゃんもやっぱり分かってたんだ……」

 

八幡「3年間ずっと担当してきたんだ、少しの変化くらい分かる。それを除いたとしても最後のレース、謂わば引退レース何だからな。レースの世界から居なくなるわけじゃないとはいえ、トゥインクルシリーズから姿を消すって意味では意味は同義だからな。」

 

カレン「……でも、どんな感じなのかな。引退するって。」

 

八幡「それは俺にも分からないな。けど、それはやっぱお前のファンとかの反応を見れば分かるんじゃないか?レース場やテレビの前、ウマスタで応援されているってのは分かってるとは思うが、それ以外にだって形はある。それで初めて気付かされる場合だってあると思うぞ。」

 

カレン「……それ以外の形で、かぁ。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

カレン(でも、確かに皆がどう思ってくれるのかは気になるかな……よぉしっ!)

 

 

 

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