カレンside
実況『お知らせします。第5Rの香港スプリントの着順を発表致します。1着4番、ロードカナロア。2着12番カレンチャン。3着9番、セリースチェリー。4着8番、キャプテンスウィート。5着3番ジョイアンドファン。以上となります。』
カレン「……あぁ~あ、負けちゃったかぁ~。」
けど不思議だなぁ~……確かに悔しいんだけど、清々した気もするんだよね。だって………
カナロア「あっははは~!!!」
……これからの、短距離路線を任せられる人を見つけちゃったから。
カレン「カナロアさん。」
カナロア「っ!!あぁ~カレン~ッ!!!どうっ!?どうっ!?私勝ったよ!香港スプリント、勝っちゃったよ~!!」
カレン「……うん、そうだね。本当におめでとう。カナロアさんの走り、しっかり見てたし感じたよ。」
カナロア「ありがとうカレン~ッ♪」
カレン「カナロアさんならもう知ってると思うけど、カレンはこのレースを最後にトゥインクルシリーズを引退する。ちょっと心配だったんだ、カレンが居なくなった後の短距離の路線ってどうなるのかなって。誰か引っ張ってくれる人は居ないのかなって……でも、それはもう吹っ飛んじゃった!カナロアさん、カレンが居なくなった後の事、よろしくね。」
レースの後だからかもしれないけど、カレンっていつもは絶対にこんな事は言わない。でも今は割と真剣だからかも、こんな事を言うのは。
カナロア「………うん、任せて。私がしっかりと引っ張るから!」
カレン「うん、よろしくね……それじゃあ固いお話はこれで終わりっ♪それにしても本当におめでとうっ!日本で初めての香港スプリント制覇だよっ♪もしよかったら後で一緒に写真撮らない?」
カナロア「~っ!!うん、撮ろうっ!何枚でも何十枚でも撮ろっ!!」
ーーー控え室ーーー
カレン「ただいま~っ!」
八幡「おう、おかえり。それとお疲れさん。」
カレン「ごめんねお兄ちゃん、勝てなかった。」
八幡「それにしてはあまり悔しそうな顔じゃないな。寧ろ大きい事をやり切ったかのような顔になってるぞ?」
カレン「えへへ、事実でしょ?だって香港スプリント制覇だよっ!カナロアさんが1着でカレンが2着!海外ワンツーなんて今年のドバイワールドカップと同じだよ~!」
八幡(確かにそう考えたら日本からすれば大快挙だ。どの国でも自国のウマ娘が異国の地で上位に入るのは並大抵の事じゃない、それこそ地元の力を抑え込むのは力のあるウマ娘や凄腕のトレーナーでも難しい事だ。)
八幡「まぁ、とにかく3年間お疲れさん。最後は少し苦虫を噛む事になっちまったが、お前らしい走りだった。」
カレン「もうやめてよお兄ちゃん~。これで走るのが最後ってわけじゃないんだよ?移籍してもカレンの可愛さを世界に発信していくんだからっ!」
八幡「ふっ、そうだったな。」
カレン「あっそうだ!カナロアさんのインタビューとか色々終わった後に写真撮ろうって話になったんだけど、お兄ちゃんもどう?せっかくの香港スプリント初勝利なんだからさっ!」
八幡「俺は遠慮しておく。俺が居たら一気に写真写りが悪くなるからな、華のある3人で撮った方が良いだろ。」
カレン「じゃあ普通の男の人よりも華のあるお兄ちゃんにも参加してもらわないとねっ!」
八幡「おいおい、それだと俺も「参加、決定~♪」マジかよ……」
その後は観客の前でインタビューをしてから口取り式と同時に皆で記念撮影っ♪とっても盛り上がったなぁ~。そして夜には………
カレン「それじゃあまずは今回の香港遠征、お疲れ様でした~!それと本題、ロードカナロアさんの香港スプリント優勝を祝して~乾杯~っ!!」
『乾杯~っ!!!!!』
八幡(すっげぇ盛り上がり……まぁその気持ちはよく分かるけど。)
カナロアさん以外は皆負けちゃったんだけど、まだ勝ってなかった香港スプリントを優勝したから、この時をずっと待ってたみたい。だから今日はとあるお店を貸切にして大騒ぎしてるって事なんだ♪
ジャガートレ「いやぁ~本当によくやってくれたって思ったよ!!これで日本のウマ娘が12月の香港GⅠを完全制覇したなっ!!」
ボストレ「ジャガーメイルも後もうちょっとだったじゃないですか!そう考えると今年の日本は大健闘と言っても良いくらいですよ!」
カナトレ「ですよねっ!自慢じゃないですけどカナロアが1着でカレンとジャガーが2着に入ったんですから!」
カナロア「いやぁ~それ程でもぉ~!」テレテレ
ジャガー「それ程でもあるだろ~このこの~っ!」
カナロア「あぁ~やめて~っ!!」
カレン「それじゃあ、カレンも混ざっちゃお~っと!!」
カナロア「あぁ~ダメェ~!!」
カナトレ「ふふふ、あの子達ったら……」
八幡「まぁ大一番のレースが終わったんです、このくらいは全然いいでしょう。」
ジャガートレ「比企谷の言う通りだぜ!だから今日はとことん飲もうぜっ!!だから比企谷、今日は付き合えっ!!」
八幡「飲み比べとかはしませんからね?」