比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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師走って本当なんだ……

 

 

八幡side

 

 

八幡「んで、結局こうなるのか……」

 

カレン「でも良いと思わない?賑やかなんだからさ。」

 

八幡「いや、まぁそれはそうなんだけどさ……お前の家族、諦め悪過ぎないか?」

 

 

クリスマスから数日後。つまり後数日で年末年始というわけだ。それは全然いいのだが、カレンの家族が『この日だけは譲れないっ!!』っと何故かカレンではなく俺に説得してきたのだ。特にあの父親からの圧、もう受けたくない……

 

 

八幡「はぁ……今年はウチで過ごすって事になってるが、その次は絶対にカレンの家だろうな。」

 

カレン「もうカレン達、いつの間にか家族ぐるみのお付き合いになってるよね。」

 

八幡「だな。とりあえず宿泊の準備をしておけ、俺も香港のお土産持って帰るつもりだったしちょうど良い帰省だと思う事にする。」

 

カレン「カレンも小町お姉ちゃんと久しぶりに会いたかったから、パパ達の計画は本当にちょうど良かったのかも♪」

 

八幡「物は言い様って思うが、そう思わざるを得ないな。」

 

 

俺もそれまでにトレーナーの仕事を終わらせないとな。それに今年のURAの表彰式は欠席するとも伝えてある、そうでもしなきゃ帰省出来ないしな。だから結果はネットとかで確認するくらいだな。

 

 

ーーー数十分後・理事長室ーーー

 

 

秋川「歓迎っ!!よく来てくれた、比企谷トレーナーッ!!」

 

八幡「いえ。それで、自分に何か?」

 

秋川「辞令っ!!たづなよ、頼むっ!」

 

たづな「はい。日本ウマ娘トレーニングセンター学園トレーナー、比企谷八幡。育成ウマ娘の人数を1名から3名の増員を命ずるものとする。」

 

 

……まさかの出世だったとは。

 

 

秋川「説明っ!!比企谷トレーナーの増員の理由としては、担当ウマ娘カレンチャンの3年間の功績を考慮しての事だ!GⅠを含めて重賞を8勝、通算成績は12戦9勝。他多くのトレーナー達からの支持を踏まえた上で決定したものである!!」

 

たづな「理事長のご説明通り、比企谷トレーナーには元々担当増員のお話が多くあったんです。しかしそのお話があったのはカレンチャンさんが初のGⅠを優勝した時、つまり比企谷トレーナーが2年目の時なので時期尚早という事もありましたので、カレンチャンさんのトゥインクルシリーズ引退までは伏せていたんです。」

 

八幡「……分かりました。」

 

秋川「要請っ!!比企谷トレーナーはカレンチャンを除いた他3名のウマ娘の担当と契約してほしいっ!!」

 

八幡「理事長、それは至急ですか?それとも期限は特にありませんか?」

 

秋川「回答。期限は設けないが出来るだけ早い方が好ましい。」

 

八幡「……分かりました。2人目の担当はなるべく早く担当に出来るように動きます。」

 

秋川「よろしく頼むっ!!」

 

 

……さて、やる事を減らそうと思った途端に増えてしまったが、とりあえず候補だけでも作っておくか。そうしておいた方が後々楽になるだろうし。

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

ガラガラ~

 

 

八幡「ふぅ……」

 

シービー「あっ八幡おかえり~。」

 

八幡「シービー、不法侵入って言葉知ってる?鍵をかけてなかった俺も悪いところはあるんだけど、普通に入って普通に寛いでるのって普通にヤバい事してるって分かってる?」

 

シービー「いやいや~八幡以外のトレーナー室には絶対に入んないから大丈夫だよ~。」

 

八幡「何が大丈夫なんだよ……」

 

シービー「……?その紙って何?」

 

八幡「ただの辞令だ。さっきまで理事長室に居たからな。」

 

シービー「辞令っ!?もしかして担当増員のお話っ!?」

 

八幡「そうだ。」

 

シービー「おぉ~……3人もっ!じゃあ1人目はあたしで決定「じゃないしする気も無い。」えぇ~っ!?あたしを契約しないのっ!?損するよっ!?大損だよっ!?それでもいいのっ!?」

 

八幡「いいよ。」

 

シービー「あたしみたいなウマ娘からの逆スカウトなんてこれから先年単位で無いよっ!それでもいいのっ!?」

 

八幡「いいよ。」

 

シービー「じゃ、じゃああたしからもう話しかけてもらえないかもしれないよ!いいのっ!?」

 

八幡「いいよ。」

 

シービー「何でそんなに自信があるのさっ!!ちょっとは躊躇ってよ!!」

 

八幡「いやだって……」

 

 

今の俺の中では担当にしたいって思えるような人材じゃないし、才能面は申し分無いとは思うが……喧しいんだよなぁ~。まぁ本人には言わないけど。

 

 

シービー「でもいいのかな八幡?もしかしたらあたしが八幡の担当増員の事を他の人に言っちゃうかもしれないよ?」

 

八幡「その時は絶対にお前の事を担当にしない。加えてこの部屋にも入れない。」

 

シービー「ヤダなぁ~八幡!あたしがそんな事するわけ無いじゃんかぁ~!」

 

八幡「調子の良い奴だ……っていうかお前、何しに来たの?」

 

シービー「何もする事無かったからさ、八幡居るかなって思ったら勝手に脚が此処に向かってたんだよね。」

 

八幡「それで空き巣をしてたって事ね。」

 

シービー「何も盗ってないもん!」

 

八幡「シービー知ってるか?そういう事いう奴が真っ先に疑われるんだぞ?まぁこの場にはお前と俺しか居ないからチェックはさせてもらうんだけどな。」

 

 

結果、シービーは特に何も盗っていなかった。俺の担当増員って情報は持って行ったけどな。しかし本当にこの時期になると何故か忙しくなるな、今年は特に。

 

 

 

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