比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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閑話10
【ウマ娘 5th Anniversary】記念! 超×9負けず嫌いなウマ娘


 

 

八幡side

 

 

八幡「ねぇ、連日何なの君?ちょっとしつこ過ぎると思わない?」

 

???「いいえ!今日こそ勝たせてもらうわ、トレーナー!」

 

八幡「いやもう君の勝ちでいいから……ホントに。」

 

???「ダメよ!このまま勝ち逃げなんて絶対に許さないんだからっ!!」

 

八幡「俺は今、君という存在から逃げてるんだけど分かってくれないかな~?」

 

 

トレセン学園とある日のカフェテリアの昼休み。俺は今、あるウマ娘に勝負を挑まれようとしているのだ。そのウマ娘の同級生の話によると、超が9つ付くくらいの負けず嫌いらしく、勝つまで勝負を諦めないらしい。そこまでいくと拗らせているというよりも1種の才能だと思わざるを得ない。そのウマ娘は………

 

 

アイ「さぁトレーナー!今日こそ勝負よっ!!」

 

八幡「……そもそもの話、昼休みの時点で勝負も何も無いと思うんだが。」

 

アイ「っ!そ、それもそうね……いいわ。なら次の土曜日はどうかしら?」

 

八幡「土日はどっちも「トレーニングの後なら時間はあるわよね?連日、貴方の様子を見ていたから知ってるわ。」ストーキングまでしてたのかよ……はぁ~分かったよ。」

 

アイ「決まりね!それじゃあ土曜日のお昼にこのカフェテリアに集合!いいわね?」

 

八幡「はいはい。」

 

 

目の前の目がキラッキラしてるウマ娘、アーモンドアイが俺に吹っ掛けている勝負、それは料理対決の事だ。ある日の事、俺はいつも通り担当のウマ娘達と食事をしていたんだが、その担当が言った感想が引き金になった。『トレーナーさんの作る料理は世界一美味しいわ~♪配信しちゃたいくらいっ♪』と『歴史に名を残せるくらい、美味だと思います。とっても美味しいです。』この2つの言葉を聞いてしまったアーモンドアイがある日に勝負を仕掛けてきたのだが、連日連勝している俺と連敗しているアーモンドアイ。面倒だから手加減して勝たせてやろうとも考えたんだが、『加減は無しよっ!』っと一喝……勝負の回数なんてもう数えてない。

 

 

ラヴ「今日もだったのねトレーナー。」

 

クロノ「今日で50回目の挑戦……アイさんも流石ですね。」

 

八幡「えぇ、もう50回目になるの?アイツホントに諦め悪過ぎるだろ。」

 

 

そして日が過ぎて土曜日のカフェテリア……

 

 

アイ「来たわね。」

 

八幡「来たくなかったけどな。」

 

アイ「ルールはいつも通りよ。料理をして完成したら審査員の3人に食べてもらう、審査員はどっちの料理が美味しかったかを札を上げて決めてもらうわ。多くの票を貰った側の方の勝ちよ!」

 

八幡「はい、分かりました。」

 

アイ「そして今回の審査員は……この人達よ!」

 

クリーク「よろしくお願いします~。」

 

ウオッカ「よろしくなっ!」

 

ラララ「よろしゅうな~。」

 

 

準備万端ですね、ホントに。

 

 

アイ「それじゃあ早速、料理開始よっ!」

 

八幡「………」

 

 

何を作ろうか……あっ、そうだ。

 

 

八幡「審査員の3人に聞く、今日ってトレーニングしたか?」

 

ウオッカ「んお?やったけど?」

 

ラララ「ウチもしましたけど?」

 

クリーク「私はお休みでした。それが何か?」

 

八幡「じゃあトレーニングをした2人に聞く、どんなトレーニングだった?」

 

ラララ「ウチは芝コースで走っとりました。併走やったね。」

 

ウオッカ「俺はジムで筋トレしてた。」

 

八幡「ん、分かった。ありがとな。」

 

 

よし、作るものは決まった。さてと、始めますか……

 

 

アイ「………」テキパキ…

 

ラララ「アイはん、トレーナーはんとの勝負のおかげで料理の動きに無駄が無くなってきてはりますね。」

 

クリーク「踊っているようにも見えますね~。」

 

ウオッカ「トレーナーは今から料理するみたいっスけど、何を作るんスかね?」

 

クリーク「確かに……どんな料理を作るんでしょうか~?」

 

 

アイ(トレーナー、やっと始めたみたいだけど……アレはお米?)

 

 

ーーー2時間後ーーー

 

 

アイ「出来たわっ!審査員の皆、食べてちょうだい!」

 

ラララ「おぉ~これはこれは……」

 

ウオッカ「美味そう~っ!」

 

クリーク「リゾット、ですね。」

 

アイ「えぇ、チーズリゾットよ。」

 

 

アーモンドアイが作ったのはチーズリゾットか……あの3人に作る料理としては正解ではあるな。だが……詰めが甘い。

 

 

八幡「お待ちどう、俺も作り終わったぞ。まぁそのリゾットを食い終わってからで構わないぞ。」

 

アイ「えっ?(何で食べ終わるのを待つの?)」

 

 

そして3人が食べ終わってから俺の料理を3人の前に出した。その料理は……

 

 

ウオッカ「えっ!?コレって……」

 

クリーク「ビックリですね……」

 

ラララ「まさか同じやなんて……」

 

 

俺が作ったのもチーズリゾットだ。まぁ具材は全然違うと思うけど。

 

 

ウオッカ「同じもん食うのかぁ~。」

 

ラララ「まぁまぁそう言わんといて。同じ料理でも味は全然ちゃう場合だってあるんやで?」

 

クリーク「そうですよウオッカちゃん。アーモンドアイちゃんのリゾットには入ってなかった具材がトレーナーさんのリゾットには入ってますからね~。いただきましょう。」

 

 

3人が俺のリゾットを口にした瞬間、1口、また1口とコメントもしないまま夢中で食べていた。

 

 

アイ「な、何でっ!?何であんなにっ!?」

 

八幡「物足りなかったんだよ。」

 

アイ「え?」

 

八幡「チーズリゾットを選んだのは良い選択だった。だが問題は中身だ、あの中には3人中2人がトレーニングをしていた。だから身体がエネルギーを欲しているのは自然の事だ。」

 

アイ「それじゃあクリーク先輩はっ!?」

 

八幡「そうだな、この説明じゃクリークにはただただ重たい飯を食わせているのと一緒だが、俺はリゾットを作る時に先にリンゴを炒めた。そのおかげでリゾットの中にチーズとは違うリンゴの酸味が混ざる事で食べやすくさせてるって事だ。」

 

アイ「……っ!まさか料理する前に聞いてたのって!?」

 

八幡「そう、今日トレーニングをしていたかの質問だ。」

 

 

その後、判定としては3-0で俺の勝利となった。っていうか50戦ずっとこの結果なんだけどな。

 

それから数日後………

 

 

アイ「トレーナー!今日こそ勝つわっ!!」

 

八幡「………ねぇ、まだやるの?」

 

アイ「私が勝つまでやるわっ!」

 

八幡「……てかg「そんな事したら許さないわ。」はぁ……どうしろってんだよ。」

 

 

 

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