八幡side
八幡「んじゃ、ちょっと行ってくるわ。」
1「おう、頼んだぜ~!」
2「あっ、他にも何か買ってきてくれてもいいんだからな?」
八幡「その台詞、俺に1回でもレポートに勝ってから言え。」
ども、これから買い出しに行くトレセン学園高等部2年トレーナー科の比企谷だ。今、部屋の中で男4人で集まってゲームをしていたんだが、俺が最下位になった事で買い出しを行く羽目になったってわけだ。まぁ予め俺も了承したし、勝った分のお金は後で返してくれるって話だから全然いいんだけどな。因みに頼まれたのは飲み物とアイスだ。コンビニだと高いから普通にスーパー行くか。
ヴィブロス「あれ、何処かに行くのお兄ちゃん?」
八幡「おぉヴィブロス。ちょっとおつかいを頼まれてな、少しスーパーまで出てくる。」
ヴィブロス「何買いに行くの?」
八幡「飲み物とアイスだ。自分用にも買うけどな。」
ヴィブロス「アイス~♪ねぇねぇ、私もついて行っていい?」
八幡「あぁ、別にいいぞ。」
ヴィブロス「やったぁ~♪」
ヴィルシーナ「そういう事でしたら、私も同行します。」
ヴィブロス「あっお姉ちゃん!もしかしてお姉ちゃんもアイス食べたくなったの?」
ヴィルシーナ「そうじゃないけれど、貴女が無駄に何かを買わないようにお目付け役よ。」
ヴィブロス「むぅ~私そんなに子供じゃないも~ん!」
ヴィルシーナ「ふふふ、ごめんなさいね。でも少し心配だからついて行きたいのよ。」
こうして、俺達はスーパーに向けて脚を運ぶ事になったのだが………マジでどうしてこうなった?
ジェンティル「八幡さん、殿方なのだからエスコートをしてくださる?」
八幡「……何でお前まで来ちゃったの?」
ジェンティル「あら、いけなくて?」
八幡「いやそうじゃないけどさ……」チラッ
ヴィルシーナ「………」
ヴィブロス「~?」
ただ買い物行くだけなのにこのムードは何?さっきまで朗らかな感じだったのに、一気に重たくなったんだけど?
ヴィルシーナ「ジェンティルさんも何かお買い物を?私達はアイスと飲み物を買いに行くのですが。」
ジェンティル「私は特に何も。けれどそうね、八幡さんがどんな物を買うのか少し興味があるだけでしてよ。それよりも八幡さん、早く手を取ってくださる?」
八幡「何で俺がそんな事を「でしたらいつもやっているトレーニングの続きでもよろしくてよ。」……喜んで取らせていただきます。」
ヴィブロス「わぁ~ジェンティルさんお姫様みたい~!」
ジェンティル「あら、どうもありがとう。」
八幡「っていうかこれでどうやってエスコートしろと?」
ジェンティル「このままで構わないわ。さっ行きましょう?」
どんな拷問だよコレ……
そして俺達は目的地のスーパーに辿り着き目的の物を選んだのだが、その間もジェンティルからの視線が半端じゃなかった。しかも手を繋ぎながらだから余計に周りからも視線集まってたし……
ーーー数十分後ーーー
ヴィブロス「じゃあお目当ての物も買えたし、早く寮に帰ろっ?」
八幡「だな。」
ジェンティル「ふふふ、まるで早く帰りたいみたいな言い方をするのね?」
八幡「だってアイス溶けるじゃん。」
ジェンティル「私にはそれ以外の理由に聞こえたけれど?」
ヴィルシーナ「ジェンティルさん、あまり比企谷さんを責めるのはいかがなものかと。」
ジェンティル「そうね、このくらいにしておきましょうか。」
ヴィブロス「ねぇお兄ちゃん、帰ったら一緒にアイス食べようね~♪」
八幡「男3人が俺を開放してくれたらな。」
ヴィブロス「?どういう事?」
八幡「ゲームして俺がビリだったからお使いしてんだよ。もしかしたら続けるかもしれないし、解散かもしれない。」
ヴィブロス「何のゲームしてるの?」
え……来る気なの?
ーーー栗東寮・男部屋ーーー
八幡「戻った。」
2「おう、お疲れさん~。」
八幡「コレ、頼まれたヤツな。んで聞きたいんだが、ゲームってまだ続ける?」
1「いいや、レポートもあるから解散だな。比企谷来たらそれ伝えようって決めてたし。」
3「先にレポートするのもズルいよなって話して、比企谷が戻ってきたらアイスと飲み物受け取って解散にしようぜって決めたんだよ。」
八幡「そうか……うん、お前達が良い奴だって事は分かった。だから箱タイプのも買ってきたから食ってくれ。」
2「おっマジで?やったぜラッキー!」
1「ありがとな比企谷。」
八幡「おう。じゃあ俺も自分の部屋戻ってレポートするわ。」
3「じゃな~。」
その後はヴィブロスとヴィルシーナの2人と食堂でアイスを食べた後に自分の部屋に戻ってレポートを書く事にした。
ーーー八幡の部屋ーーー
八幡「んで?何で此処に居るの?」
ジェンティル「あら、まだ私とアイスを食べていないでしょ?」
八幡「確かにそうだけどさ……」
ジェンティル「ならいいでしょう?はい、どうぞ。」
八幡「………コレどういう意味?」
ジェンティル「惚けなくてよろしい。貴方はそのまま口を開けて食べればよろしいのよ。」
此処が俺の自室で良かった……もし此処が食堂だったら間違い無くスーパーの倍以上は視線がグサグサ刺さってる。
俺は抵抗する気も起きず、そのままジェンティルの指示に従って口を開いては咀嚼して飲み込むを繰り返した。しかもその行為は俺もジェンティルに実行した。