比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1532 / 1583
少しだけ

 

 

八幡side

 

 

八幡「ズズ∼……もうこの苦味にもすっかり慣れたな。」

 

カフェ「前までは砂糖や練乳を入れるのが当たり前だったのに、今ではもう無しで飲まれていますからね。」

 

八幡「まっ、好みが変わってきたって事だろうな。今ではもう千葉で飲んでたあのコーヒーは甘過ぎて飲めなくなったしな。」

 

カフェ「アレはコーヒーではありません。コーヒーに似た何かです。」

 

八幡「らしいな、俺も今は飲んでない。」

 

カフェ「それで構いません。これからは私が淹れますので。」

 

 

俺達は今、部室にてゆっくりと過ごしている。トゥインクルシリーズの3年間が終わってカフェは引退してDTに移籍。あの後に理事長から担当増員の辞令が出て、合計3人の担当を持つ事が許された。まぁそれと同時にあの2人が来てすぐに契約させられたんだけどな。まぁそれは置いといて、今日のトレーニングは休みだから休日って事になる。なのにどうして部室に居るのかというと……もう日課だ。

 

 

お友達『あぁ~………』ゴロゴロ∼

 

八幡「しかし、これから担当が増えないようにしないとな。ジャーニーとオルフェが引退したら俺もトレーナー辞めないとだしな。」

 

カフェ「あの、ご無理はなさらないでくださいね?」

 

八幡「まっ、時と場合によるな。けどなるべくそういう事はしないようにする。」

 

カフェ「はい、お願いしますね。」

 

 

カフェはそう言うと、優しく微笑んできた。そして俺の隣にコーヒーを持ちながら座った。

 

 

カフェ「あの、今後はどうされるおつもりですか?」

 

八幡「とりあえずジャーニーを先にデビューだな。アイツの事だ、きっと自分を使えとでも言うだろう。」

 

カフェ「ジャーニーさんなら、そう言うかもしれませんね。」

 

八幡「その後にオルフェだな。最低でも数年はトレーナーだな、アメリカに行くのはまだ少し先になりそうだ。」

 

カフェ「でも、マンノウォーさんがお店を見ていてくださるので、その点は安心ですね。」

 

八幡「だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お友達『なぁ2人共~、あたしが居る事忘れてね~?』

 

幽霊達『………』ジィ∼…

 

八幡「……見えるからこその弊害だな。」

 

カフェ「……そう、ですね。」

 

 

お友達やその他達がこっちをジ~ッと見てくるんだよなぁ……何というか、生暖かい目で。

 

 

カフェ「……何ですか?」

 

お友達『いやいや何ですかってこっちの台詞だわ、こんな狭い部屋でイチャイチャしないでくんない?』

 

カフェ「じゃあ貴女達が出て行けばいい。」

 

お友達『そしたらこの後が見えなくなるかもじゃん?それはちょっと勿体ないなぁ~って。』

 

八幡「何?見世物じゃないんだけど。」

 

お友達『いやいや、あたし達の事は気にせずどうぞどうぞ~。』

 

カフェ「話しかけてきたのは貴女の方なのに……もう。八幡さん、向こうに行きませんか?」

 

八幡「そうだな、行くか。」

 

 

ーーー旧美術準備室ーーー

 

 

カフェ「……やっぱり、此処も落ち着きます。」

 

八幡「カーテン閉めて光はこのランプだからな。」

 

お友達『此処の雰囲気もあたしは好きだぜ~。何より静かだしなっ!』

 

カフェ「ついて来なくてよかったのに……私達が此処に来た意味が無い。」

 

八幡「仕方ないだろ、お友達は構ってちゃんなんだから。」

 

お友達『さぁさ!あたしの事は居ない奴だと思って好きにやっちゃってくださいよぉ~。』

 

八・カ「………」

 

カフェ「八幡さん。」

 

八幡「あぁ、分かってる。とりあえず抜きは確定してるから。」

 

お友達『ちょっと待って!抜きって何だ!?抜きって何の事だっ!?』

 

八幡「ん?あぁいや気にしないで大丈夫だから。」

 

カフェ「そう、貴女には関係あっても気にしなくて大丈夫だから。」

 

お友達『気になるからっ!!抜きって何の事か早く教えてくれっ!!絶対に飯だろ?飯の事なんだろっ!!』

 

八幡「ん~どうなんだろうね?」

 

カフェ「私達の邪魔をしなければ、無くなるかもしれないけど……」

 

お友達『分かった、どうぞごゆっくりっ!!』

 

 

すぐ出てったな、っていうかカフェは『かもしれない』って言った事に気付いてないな。確実じゃないんだけどな。

 

 

八幡「んで、どうする?」

 

カフェ「……1日だけ、無しにしてください。」

 

八幡「じゃ、そうするか。最初は3日にする予定とか話し合って決めたって事にすれば収まるだろう。」

 

カフェ「あの子は単純だからきっと大丈夫ですね。」

 

八幡「あんまり懲りてないけどな。1週間くらいにしておくか?」

 

カフェ「大きな事をやってしまった時にお願いします。」

 

八幡「じゃあその時には1週間色々抜きにするか。」

 

カフェ「……やっと2人ですね。」

 

八幡「そうだな。カフェ、後数年だけ待っててくれ。俺もアイツ等を卒業させたらすぐに追いかけるからよ。」

 

カフェ「大丈夫ですよ、先に行くつもりはありません。私は八幡さんと一緒に行くつもりなので。」

 

八幡「そうか、まぁそこはカフェが決める事だからな。俺が無理強いする事じゃないからな。」

 

カフェ「はい……部室では満足に飲めませんでしたので、改めてコーヒーでもいかがですか?」

 

八幡「じゃあ、貰う。」

 

 

しかし、アイツ等はいつ引退するのやら……したとしてもDTに移籍して長く残りそうな予感もするんだよなぁ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。