比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡がお兄ちゃんだったら 10

 

 

八幡side

 

 

???「あうぅ……」

 

八幡「そんな顔をするなライス、こういう時だってある。」

 

ライス「でも、せっかくお兄様が買ってくれたのに………」

 

八幡「また買いに行けばいい事だ。それにお前も知ってるだろ?こういう事が起こった後には大抵、良い事が待ってるって。」

 

 

都会から少しだけ外れた田舎と都会の中間のような街。俺は妹でありトレセン学園から帰省中の妹、ライスシャワーと街を歩いていた。昔からあるおばちゃんのお店で買ったコロッケをカラスに取られてしまった事で気を落としているライスなのだが、さっきも言ったがこういう時は冗談抜きで本当に良い事が起こったりするのだ。

 

 

八幡「とりあえずまた商店街に行かないか?帰りに食材買ってくれって母さんから頼まれてるし。」

 

ライス「う、うん……」

 

 

ーーー商店街ーーー

 

 

ライス「お兄様、お母様から頼まれていたのってなぁに?」

 

八幡「今晩はカレーにするって言ってたから、その具材だな。ルー、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、鶏肉だったな。ライス、野菜を頼めるか?俺は鶏肉とルーを見てくる。」

 

ライス「うん、分かった!」

 

 

さて、ウチのカレールーは中辛だからな。特段困る事は無い。まぁお気に入りのメーカーは決まってるからそこだけ注意だな。

 

その後にライスも問題無く具材を揃えて来て、カウンターに向かった。

 

 

「あらライスちゃん、帰ってたのね~!」

 

ライス「こんにちは、おばあちゃん。せっかくだから帰って来ようって思ったから。」

 

「皆、ライスちゃんのデビューを心待ちにしてるんだよ、頑張ってね!」

 

ライス「うんっ!」

 

「はいよ八幡ちゃん、これお釣りね。それから福引券だよ。いつもの場所で出来るからやっていきな。」

 

八幡「どうも。」

 

「また来るんだよ~!」

 

八幡「さて、それじゃあやるか。ライス、頑張れよ。」

 

ライス「ふぇ!?ライスが回すのっ!?」

 

八幡「他に誰が居るんだよ?ほら、行って来い。」

 

ライス「う、うん……」

 

「おっ、ライス帰ってきてたのかい!お兄ちゃんと一緒におつかいたぁえらいねぇ!」

 

ライス「どうもありがとう……えっと、コレ貰ったから福引お願いします。」

 

「よっしゃ!それじゃこの箱の中から1枚選んでくれっ!」

 

ライス「よ、よぉ~し……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「な、良い事が起きただろ?」

 

ライス「うん、大きな1等賞だけど……食べ切れるかな?」

 

八幡「……まぁ、いけるだろ。今は夏なんだ、無性に食べたくなる日だってきっとあるって。」

 

 

ライスが当てたのは1等賞のアイス100本だった。因みに同じ味じゃなくてバニラやチョコ、抹茶やいちご等色々な味がある。俺とライスは家に帰りながら1本食べている。

 

 

八幡「それに父さんの部活の部員達にもあげるってなったら一気に減らせるかもしれないだろ。案外すぐだって。」

 

ライス「だと、いいんだけど……」

 

 

ーーー家ーーー

 

 

八幡「ただいま~。」

 

ライス「ただいまぁ~。あぁ~暑かったぁ~……」

 

ラック「お帰りなさい2人共……何だか荷物が多くない?クーラーボックスまで持って帰ってくるなんて、そんなに食材を買ってきたの?」

 

八幡「違う。コレはアイス。ライスがスーパーの福引で当てたんだよ。」

 

ラック「まぁ、そうだったの!それじゃあ早く冷凍庫の中に入れなきゃ!」

 

八幡「因みに100本。俺とライスが帰りに1本ずつ食べたから残り98本ある。」

 

ラック「そんなにあるのっ!?は、入り切るかしら……」

 

八幡「その時はお隣さんとかにお裾分けすればいいだろ。幸せのお裾分けってヤツだ。」

 

ライス「あっそれなら良いかも!入りきらなかった分はお隣さんに上げたいっ!」

 

ラック「ふふふ、ライスちゃんが当てたんだから、そうしてあげて。」

 

ライス「うんっ!じゃあライス、アイスさんを中に入れてくるね!」

 

 

ライスは台所の冷凍庫にアイスを入れに小走りで向かって行った。

 

 

ラック「八幡ちゃん、何かあった?」

 

八幡「散歩してる時に露店で買ったコロッケをカラスに奪われてな。気分を変える為に母さんからおつかい頼まれてたのを買いに行ったらレジで福引券を貰ってそれをやったらアイス100本になって帰ってきたってわけだ。」

 

ラック「ふふふ、流石は我が家の福男ね。」

 

八幡「その呼ばれ方は好きじゃない。まるでライスに運が無いように言われてるみたいだからな。ライスのはただ単純に間が悪いだけだ。」

 

ラック「そうね、そうだったわね。でも八幡ちゃん、ライスちゃんがアイスをお裾分けしに行く時は八幡ちゃんもついて行ってあげてね?ちょっと心配だから。」

 

八幡「分かってるって。」

 

 

その後、入りきらなかった分はさっき言った通りお隣さんにお裾分けをしたのだが、行く途中でライスが転びかけたのを助けられたのは幸運だった。

 

 

お父様「うんっ、やっぱり家族皆で食べる食卓はとても美味しいね!」

 

八幡「あぁ、ライスが居るだけで全然違うな。」

 

ライス「そ、そんな事無いよぉ~……」

 

ラック「あらあら、照れちゃって。」

 

八幡「ライスらしいけどな。」ナデナデ

 

ライス「……えへへ。」

 

 

因みにライスは頭を撫でると決まって笑顔になる。しかも耳と尻尾を振りながら。

 

 

 

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