比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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青いバラ

 

 

八幡side

 

 

八幡「⋯⋯⋯」

 

ライス「え、えっと⋯⋯」

 

ルドルフ「これは⋯⋯中々に盛大だな。」

 

シービー「だね〜!まさかこんなに派手とは思わなかったよ〜!」

 

 

⋯⋯とりあえず現状の事を話そう。俺達は今、エリザベス女王杯の観戦に来ている。それだけならまだ全然いいのだが、今年はライスが宝塚記念で復活を果たした記念すべき年だ。そんな年のエリザベス女王杯の観戦に来ているのだが、開催レース場は京都だからなのか分からないが、とんでもなくすげぇ飾り付けがされている。その飾り付けというのが青いバラが至るところに飾られていて、風が吹くたびに花びらが散って花吹雪が待っている。そしてその宝塚記念を制したライス本人に注目しない筈も無く⋯⋯

 

 

「おい、あれって⋯⋯」

 

「あぁ、間違い無い。ライスシャワーだ。」

 

「今年の宝塚記念は凄かったよなぁ〜⋯⋯」

 

「俺、あの時のウイニングライブでマジで泣いちゃった⋯⋯」

 

 

俺も。俺もめっちゃ泣いた。だってしょうがないじゃん?俺の為に作った曲だって言うんだぞ?その曲があんな良い曲だったら誰だって泣くだろ。厳つくて強面の漢でも泣くって。

 

 

八幡「URAにもそういう発表は無かったけどなぁ⋯⋯もしかして内緒の施策だったりする?」

 

シービー「もうさ、この飾りッて絶対にライスの為じゃん。そうじゃなかったらこんな飾り絶対にしないもん。もし今日のGⅠレースで優勝が決まったら確実に青いバラとか青い紙吹雪が出てくるから。」

 

八幡「絶対にそれだわ。それしか無いわ。」

 

ルドルフ「⋯⋯今、祖母上に連絡してみたのだが、祖母上も何も知らなかった。」

 

八幡「はぁ!?URA副会長だぞ!?それなのに何も知らないって事があるのかっ!?」

 

ルドルフ「これは私の完全な憶測だが、もしかするとこれは京都レース場の職員達の独断だと思われる。そうでなければこんな大それた事なんて出来る筈が無い。きっとこれは来週のマイルCSでも同じ事をするだろう。」

 

ライス「そ、そうなんですね⋯⋯」

 

シービー「まぁ京都のGⅠレースは今日も入れると後2回だからね、だからこの飾りは来週もあると思った方がいいかもね〜。」

 

 

京都レース場の飾り付けに脱帽しながら中に入った⋯⋯のだが、中にまで飾り付けがされていた。それだけでなくライスの宝塚記念の時のポスターまで貼られていた。だからライスが歩く度に注目されるから疲れる疲れる⋯⋯

 

 

ーーー観覧席ーーー

 

 

シービー「いやぁ〜予想外だったね〜ホント。まさか中にまであんなにされてるとはね〜。ライスってばもう時の人じゃん。」

 

八幡「何言ってんだよシービー、そんなの当たり前だろ。」

 

シービー「出たよ〜八幡のライス贔屓。」

 

八幡「知ってるだろ、俺がライスを1番に贔屓してる事くらい。」

 

シービー「ちょっとはその贔屓を分けてくれてもいいじゃん!」

 

八幡「⋯⋯ライス、どう思う?」

 

ライス「ふぇ?ラ、ライスはお兄様のしたいようにすればいいと思うな。」

 

八幡「ん、分かった。」ナデナデ

 

ライス「あ、あの⋯⋯」

 

シービー「ちょっと八幡〜!!ライスにだけズルい〜っ!!」

 

ルドルフ「シービーの言う通りだ兄さん、ライスにばかりそういう事をするのはいかがなものかと思うが?」

 

八幡「ルドルフには後でしてやるよ。シービーは⋯⋯とりあえず今日のメインレースが終わったらな。」

 

シービー「それってまだ6時間も先じゃん!!あたしに6時間も我慢しろって言いたいのっ!?」

 

八幡「シービー、わがまま言うなって。どうせ6時間後には撫でてやるんだから。」

 

シービー「じゃあその間にライスは?」

 

八幡「したい時に何度でもやる、当然だろ。」

 

シービー「ルドルフは?」

 

八幡「まぁ、1日に1回とか?」

 

シービー「じゃああたし。」

 

八幡「とりあえず5日に1回あれば良い方じゃね?」

 

シービー「なぁんでだよぉ〜!!何であたしだけそんなに間隔空くのさぁ〜!!」

 

 

いや、もうそういうところとしか言い様が無いんだが。

 

 

ライス「あの、お兄様。あんまりシービーさんにいじわるしないでね?」

 

八幡「ライス、これでも俺は優しくしてる方なんだぞ?毎度のように腕に抱き着いてきたり頭を無でろとせがんできたり、勝手に膝枕をしてきたりと色々好き勝手やってるんだからこのくらいは全然許されるだろ。」

 

ライス「⋯⋯シービーさん、ごめんなさい。」

 

シービー「ねぇライス、そんな目で見ないでくれる?だってしょうがないじゃん!ライスだって分かるでしょ!?」

 

八幡「もういいだろ、どうせ今日無でるって言ったんだから。それよりもレースを観るぞ。今日はその為に来たんだからな。こんな言い争いをする為に来たわけじゃないんだから。あっ、ライスはさっきシービーを守ろうとしてくれたから、もし希望するなら撫でてやるからな。」

 

ライス「う、うん。ありがとうお兄様。」

 

 

シービーの奴、めっちゃ見てくるなぁ⋯⋯『早くあたしにもライスと同じ事をしろ。』とでも言いたげな目をしてやがる。

 

とりあえず⋯⋯⋯ライスの頭を撫でよう。

 

 

 

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