比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 23

 

 

八幡side

 

 

八幡「んじゃ、今日のトレーニングはこれで終了だ。お疲れさん。」

 

ライス「ありがとうお兄様。はふぅ~今日も疲れたぁ~……」

 

 

夏合宿が始まってから1ヶ月。トレーニングの感じも掴めてきて、ライスも解放感のある様子だった。この経験は大きい、レポートだけでは得られない事だ。実際にトレーニングをしないと分からない感覚だ……これはレポートで提出した方が良いだろうな。

 

 

ライス「お兄様はすぐにご飯に行くの?」

 

八幡「そうだな……まぁとりあえず汗は流したいから部屋に戻ってから風呂に行くってところだな。男の入浴時間は少し短いから急いで行かないと次まで待たないといけないしな。」

 

ライス「じゃあ急いで行かないとっ!お片付けはライスがするよ!」

 

八幡「いいや、トレーニングをやって疲れてるのはお前の方だ。片付けや手入れは俺のやる事だからそこは譲れない。お前の方こそ、食事の時間になるまでゆっくりしておけ。」

 

ライス「じゃ、じゃあ……先に行くね?」

 

八幡「おう、じゃあな。」

 

 

……とりあえず片付けと手入れが終わったら入浴だな。これまでの事も大体記憶してるからまとめるのは入浴時間の後にするとして、今の感覚は殴り書きでもいいから書いておこう。

 

 

ルドルフ「やぁ八幡君、お疲れ様。」

 

八幡「お疲れ様でした「ん?」……お疲れさん。」

 

ルドルフ「あぁ、お疲れ様。どうだい、トレーニングの調子は?」

 

八幡「こうやって特定の誰かとトレーニングを長くやったのは初めてだから感覚を掴むのに苦労したが、少しは良くなってきた。」

 

ルドルフ「そうか。その調子で私のトレーニングも是非頼みたいところだ。」

 

八幡「同級生に頼め。」

 

ルドルフ「君が良いんだ。」

 

八幡「丁重にお断りする。」

 

ルドルフ「それでも依頼する。」

 

 

コレなんだよ。こういうのがあるから俺は高等部3年のトレーニングを見たくないんだよなぁ……全員我が強いから身を引こうとしないんだよ。味方してくれるのはマルゼンさんかエースさんくらいだ。

 

 

八幡「とりあえずまだ作業残ってるから。」

 

ルドルフ「そうか、それは邪魔をしてしまったね。」

 

 

そして俺は片付けと道具の手入れを終わらせてから、風呂に向かった。

 

 

ーーー浴場ーーー

 

 

「しっかし昼間から風呂に入る事なんて無いと思ってたのに、この合宿所に来てからはそれに裏切られたよなぁ~。」

 

「あぁ、全くだ。この時間が唯一の癒しだぜ……」

 

八幡「夜は違うのか?」

 

「夜になったら後は寝るか話すだけだろ?そうなったら次の日になるのを待つだけになるだろ。要はタイムリミットみたいなもんだろ。」

 

八幡「説得力があるな……まぁ確かにそうかもな。去年なんて初日でヘロヘロだったしな。」

 

「全くだ。だからこそ今年のお前が憎い……面倒見るのが1人だけなんだもんなっ!」

 

八幡「事前に先生とルドルフに言ったんだから別にズルしてるわけじゃねぇぞ?お前等だって分かってたらこうしてただろ?」

 

 

ホントなら来る予定なんて無かったんだから。

 

 

「だからよ、俺達も個人的に見てほしいって頼まれればお前みたいに1人に集中する事が出来るって事だよな?」

 

八幡「かもな。まぁどうなるかは知らんからなるって保証はしないぞ。」

 

 

ーーー昼食ーーー

 

 

八幡「……まぁ、予想はしてた。」

 

「あぁ、俺も。」

 

「だよなぁ~……」

 

 

ウマ娘の後はとりあえずトレーナー科や整備科の食事時間なのだが……もう分かるだろ、飯がすっからかんなんだよ。だからこの時間になっても準備中ってわけだ。因みにこれは今年だけじゃない、去年も見たし何なら一昨年もそうだったらしい。

 

 

「どうする?此処で待つか?」

 

「とりあえず席にだけでも座っとかね?どっかに言ってる間に時間過ぎてもう終わりなんてシャレになんねぇし。」

 

「だな。」

 

八幡「じゃあ俺は今日の事をまとめたいから部屋に行くわ。」

 

「じゃあ準備出来たら呼び行くわ。」

 

八幡「おう、頼む。」

 

 

腹は減ってるが、準備が出来てないからどうする事も出来ない……ホントに恨むぞ、【芦毛の怪物】さんに【日本総大将】。因みにライスに罪はありません。

 

 

エアグルーヴ「やはり此処に居たか。」

 

八幡「?」

 

エアグルーヴ「その様子だと、やはり食堂はまだ準備中のようだな。」

 

八幡「どうせお前達が食事している時も厨房は慌ただしかったんだろ?」

 

エアグルーヴ「まぁな。やはりあの3人が同時に居ると料理の消費が段違いだ。特にオグリ先輩が異常だ。」

 

八幡「先に俺達にしてくれと言いたいところだが、そうしたら休める時間が無くなるからなぁ……」

 

エアグルーヴ「……こうなると思って適当に作っておいた、好きに食べろ。」

 

八幡「……とても適当とは思えないレベルで綺麗な弁当なんだが、それについては?」

 

エアグルーヴ「ただ並べただけだ、余計な詮索はするな。」

 

フジ「照れる事ないじゃないかエアグルーヴ、八幡君の為に作ったんだからさ。」

 

エアグルーヴ「フ、フジっ!?」

 

フジ「やぁ♪はい八幡君、私からもっ!因みに私も手作りだよ!真心込めて作ってるからね♪」

 

八幡「お、おう……サンキュー。」

 

エアグルーヴ「……早く受け取れ///」

 

八幡「わざわざ悪いな。」

 

エアグルーヴ「私が勝手にやった事だ、礼など要らん///」

 

 

とは言っているものの、尻尾を嬉しそうに靡かせているのは黙っておこう。

 

 

 

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