比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ご褒美 ②

 

 

八幡side

 

 

夏合宿に来てちょうど1ヶ月となった。さて、去年もやったあの日が来てしまった………しかも今回はたかり屋が4人もいると来た。作る前から見張ってそうな気がするのは俺の気のせいか?まぁ何にせよ、2人に作るのは変わりない。食材も確保してるし、今日のトレーニングが終わったら早速作りに行くか。

 

 

ーーー砂浜ーーー

 

 

八幡「今日は早く目が覚めちまったけど、早朝に来るのも良いものだな。」

 

 

去年は確か、夜中に来てフジと一緒だったんだよな。そんで森の中のハンモックで揺られてたらいつの間にか朝になってて、ルドルフ達に謝り倒してたっけな〜。しかも俺とフジで俺が悪い、私が悪い、なんて言い合いしてたから、2人で朝飯を作る事になったんだよなぁ〜。あれはもう2度とやりたくない。

 

 

アルダン「兄様、おはようございます。」

 

八幡「おぉアルダン、おはよう。やっぱり早朝トレーニングは欠かさないみたいだな。」

 

アルダン「日課ですから。兄様は?」

 

八幡「早く目が覚めたから景色を、な。」

 

アルダン「そうでしたか。ところで皆さんからの噂なのですが、兄様はお料理が出来るとか?」

 

八幡「それなりにだけどな。メジロ家が作る本格派の料理に比べたら庶民レベルだ。」

 

アルダン「ですがお兄様の料理には興味があります。機会がありましたら作ってもらっても?」

 

八幡「周りに大食いの奴とお前ん所のスイーツ大好きが居なければな。」

 

アルダン「ふふふふっ、ではその通りに。」

 

 

………これ以上はもう増やさないようにしねぇとな。私もとか言われたら敵わない。

 

 

ーーートレーニング終了ーーー

 

 

八幡「よし、トレーニング終了だ。じゃあ今日はこの合宿に来て1ヶ月が経過する日だ。1ヶ月のハードトレーニングをこなしたご褒美ディナーが待ってるぞ。」

 

フジ「待ってたよ〜!実は今日なんじゃないかなぁ〜ってエアグルーヴと話していたんだよ。八幡トレーナーさん、今回はどんな感じで行くんだい?」

 

八幡「教えるつもりは無いが、去年のようにガッツリ系じゃないって事は言っておく。8月末にはレースがあるからな、それを考慮したメニューにしてある。」

 

エアグルーヴ「多少のトレーニングをすれば大丈夫だと思うが?」

 

八幡「ただでさえこの場所は暑い。それに加えて1ヶ月以上もハードトレーニングをやれば、必ずバテが来る。それに8月からは調整に入る予定だから、この先のトレーニングは負荷はあまり高くないと思っていい。」

 

フジ「やり過ぎて当日走れなくなっても困るしね。」

 

八幡「そういう事だ。じゃあお前達も飯の時間になったら食堂に来いよ。もし来なかったら俺の作ったディナーは他の誰かに回るからな。」

 

フジ「うん、必ず行くよ!」

 

エアグルーヴ「お前の料理を蔑ろにするたわけは、この学園には居ない。」

 

 

………説得力あるな、今の。

 

 

ーーー厨房ーーー

 

 

八幡「すいません、調理場借りに来ました。」

 

「おっ、去年のトレーナーさんじゃねぇか!今年もまた作るのかい?」

 

八幡「まぁ、そんなところです。」

 

「アンタも大変だなぁ……去年と同じそこの厨房を好きに使ってくれ!」

 

八幡「どうも。」

 

 

去年は確かビフテキとか作ったんだよなぁ………今回は焼く系じゃない。勿論焼くのもあるが、メインではない。どんな反応をするかねぇ?

 

 

八幡sideout

 

フジside

 

 

トレーニングが終わった後、私は今自分の部屋で少しだけリラックスをしていたんだけど、例の3人が押し寄せてきたんだよね〜………しかも今日が1ヶ月だっていう事も数えてたみたいで。凄い執念だよ、本当に。まぁ私は来てくれた子を追い出す程鬼ではないからもてなすけど、3人から来る話題は全て今夜の料理についてだった。

 

 

フジ「君達も懲りないねぇ……そんなに欲しいのかい?八幡トレーナーさんの作る料理。」

 

スペ「欲しいです!だってすっごく美味しかったんですから!!」

 

オグリ「あぁ、あれは本当に美味しかった。」

 

ブライアン「担当のお前達だけズルい。」

 

フジ「ズルいって言われてもなぁ……担当特権としか私は言えないよ。」

 

 

食いしん坊なポニーちゃん達の相手をしながら時間を潰していると、晩御飯の時間がやって来た。

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

予想通りというか何というか、やっぱり入り口にはボニーちゃん達が集まっていた。全く、困った子達だなぁ………そんな所で通せんぼされたら、私達が困ってしまうよ。

 

 

フジ「君達、こんな所で通せんぼはやめてくれないかな?後ろが前に行けないよ?」

 

「フ、フジ先輩っ!?す、すみません!!けど、フジ先輩のトレーナーさんが料理をしていたのでつい………」

 

フジ「うんうん、知ってるよ。今日はそういう約束だったからね。でも今日は何を作ってるんだろうね〜?去年のような香ばしい匂いは余りしないね。」

 

エアグルーヴ「来たか、フジ。」

 

フジ「やぁエアグルーヴ。八幡トレーナーさんはまだ調理中かな?」

 

エアグルーヴ「あぁ。だが此処からでは何を作っているのかまでは分からん。我々は席で待つ事にしないか?」

 

フジ「そうだね、席で待とうか。」

 

 

さて、一体どんなメニューが来るのかな?何だかワクワクしちゃうね♪

 

 

 

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