比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 25

 

 

エアグルーヴside

 

 

フジ「ふふふ、お疲れでグッスリだね。」

 

エアグルーヴ「全く、だらしのない顔だ。」

 

フジ「この合宿に来てからはずっと気が休まらなかったんだよ、今くらいはゆっくりさせておこうよ。」

 

エアグルーヴ「分かっている。」

 

 

夏合宿も終了して帰りのバスに乗り込んでいるのだが、フジの隣に座っている八幡は出発してから数分で眠りについた。まぁバスの中で連日トレーニングで疲れている生徒も殆どだ、声を荒げる必要も無かろう。

 

 

フジ「それにしても、良い顔で寝ているよね。」

 

エアグルーヴ「気の抜けた顔だ。」

 

フジ「あはは、相変わらず手厳しいなぁ君は。もう少し優しくしてみたらどうだい?」

 

エアグルーヴ「その結果、『熱でもあるんじゃないのか?』と逆に心配された。」

 

フジ「検証済だったかぁ~……まぁそれだけ君の厳しいってイメージが強いんだろうね。」

 

 

ガタンッ

 

 

八幡「すぅ……すぅ……」コトッ

 

フジ「……おやおや///」

 

エアグルーヴ「………」ギロッ

 

フジ「そ、そんな目で見ないでくれるかい?私がしたわけじゃないんだから///」

 

エアグルーヴ「それにしては随分と嬉しそうではないか。」

 

フジ「君も私の気持ちは知ってるでしょ?」

 

エアグルーヴ「くっ……」

 

フジ「八幡君、もっちこっちに寄っても良いからね。」

 

 

フジの奴め、学園に着いたら覚えていろ……

 

 

フジ(合宿所では全然八幡君と話せなかったから、これはラッキーだね!すぐに寝ちゃったのは残念だけど、これはこれでOK~♪)

 

 

ーーー数時間後・トレセン学園ーーー

 

 

エアグルーヴsideout

 

八幡side

 

 

バスの中で眠っていたおかげか、学園にはあっという間に着いてしまった感覚だ。けど何でか知らんが、エアグルーヴの顔が怖い……逆にフジはニッコニコだし、何があったんだ?

 

 

八幡「なぁ、バスの中で何があったか知ってるか?」

 

「うるせぇ!俺に聞くなこんちくしょう!!」

 

八幡「えぇ~………」

 

エアグルーヴ「では、これで解散だ。それからフジ、少し話をしようではないか。」

 

フジ「今の君とお話するのは少し怖いから、退散させてもらうよっ!」ダッ!!

 

エアグルーヴ「ええい、待たんかっ!!」ダッ!!

 

フジ「八幡君、私の荷物は部屋の前に置いておいてね~!」

 

エアグルーヴ「私のも頼んだぞっ!」

 

八幡「……何で俺なんだよ。」

 

 

とりあえず2人の荷物を運んで(因みにフジは部屋の前だが、エアグルーヴのはファインが引き取った。)、俺は学園に向かった。よく分からないが、男子連中の空気が殺伐としていたから、寮に居るのは危ないと判断したからだ。

 

 

ーーー数十分後・教室ーーー

 

 

八幡「……よし、とりあえずこんな感じでいいか。」

 

 

先生に提出するレポートは終了した。今頃は寮の連中も四苦八苦しているだろうが、まぁそれも学園が始まるまでの辛抱だ。

 

 

ライス「あっ、此処に居たんだねお兄様!」

 

八幡「ライス?どうしたこんな所に?」

 

ライス「用事じゃないんだけど、お兄様にお礼が言いたくて……夏合宿、ライスの為にありがとう!」

 

八幡「気にするなよ、お前の提案を受けたのは俺だし、こっちが礼を言う方だ。お前のおかげでこの夏合宿は貴重な経験が出来た。」

 

ライス「そうなの?なら良かった……」

 

八幡「お前も疲れてるだろ、寮に帰って休んだらどうだ?明日も休みとはいえ、体力はちゃんと戻しておいた方が良い。」

 

ライス「うん、じゃあまた学園でね。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

……ちゃんと礼を言いに来るんだから、ライスは本当に良い子だよな。会った事はありませんけど、こんな風に育ててくれてありがとうございます。保護者のお2人。

 

 

ーーー栗東寮ーーー

 

 

トレーナー科男子『………』

 

八幡「……何してんの、お前等?」

 

エアグルーヴ「何でもない、気にするな。」

 

八幡「いや気にしないとか無理だから。何で栗東寮の俺を除いたトレーナー科の男子全員が漏れなく全員廊下で正座してるわけ?」

 

エアグルーヴ「気にするなと言った筈だが?」

 

八幡「(怖……まぁ絶対にコイツ等が要らん事言ったんだろうな。)分かったよ、けど程々にな。俺だって恐ろしい鬼のお面を被ったお前よりも皺が寄ってない綺麗な顔したお前の方が断然良いからな。」

 

エアグルーヴ「っ!!~~~……一言余計だっ!!///」ブンブンッ!!

 

八幡「はいはい、悪かったよ。そういやフジとの追いかけっこは終わったのか?」

 

エアグルーヴ「あぁ、その後にコイツ等を捕まえたからな。」

 

 

一体何したんだよコイツ等……エアグルーヴ怒らせるとかどんだけだよ。

 

とりあえず雷落とされたくないから、俺も早いとこ退散しとこっと。

 

 

ーーー談話室ーーー

 

 

フジ「お帰り八幡君。いやぁ~大変だったよ~。」

 

八幡「にしてはケロッとしてるな。」

 

フジ「ちょっとした取引をしたからね。」

 

八幡「アイツがそれに応じるとは思えないんだが……」

 

フジ「そんな事を言っちゃダメだよ八幡君。エアグルーヴだって女の子なんだから。」

 

八幡「……ん?え、どういう事?」

 

 

フジ(君の寝顔を撮った写真を渡した事は内緒にしておこうかな。私も秘密にしておきたいし。)

 

 

ガチャッ

 

 

エアグルーヴ「………」

 

フジ「おや、もう済んだのかい?てっきり怒鳴り声の1つでも上げるのかと思っていたんだけど。」

 

エアグルーヴ「お前は私を何だと思っている、私はそこまで幼稚ではない。」

 

 

今頃、アイツ等は喜んでいるだろうな。しかし何でエアグルーヴは雷を落とさなかったんだ?

 

 

 






ーーーおまけーーー


エアグルーヴ「………」


八幡『皺が寄ってない綺麗な顔したお前の方が断然良いしな。』


エアグルーヴ「………アイツは恥ずかしげも無くあのような事を///」

エアグルーヴ「ま、まぁ言われて悪い気はしなかったがな///」

エアグルーヴ「普段からあのくらい正直だったら良いものを、ふふ……っ!!」

トレーナー科男子『………』

エアグルーヴ「……今回だけは不問にする。だがもし今の事を口外したら………分かっているな?」ギロッ

トレーナー科男子『はい、承知しましたっ!!』


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