比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

156 / 1582
ご褒美とドッキリ?

 

 

エアグルーヴside

 

 

フジ「楽しみだね、八幡トレーナーさんの料理。一体どんな料理を作っているのかな?」

 

エアグルーヴ「去年があの豪華さだからな、それなりの品が出てくるとは思うが、我々のレースの事も考慮すると、去年のような贅沢な料理は出ないのではないか?」

 

フジ「その可能性もあるね。去年の料理を見てるから尚気になっちゃうんだよね〜。」

 

エアグルーヴ「それに、あの3人の顔を見ろ………今にも飛びかかりそうな顔をしているぞ。」

 

 

まだ料理すら出ていないのに、あの形相………どれだけ食べたいというのだ?いや、去年のあの料理を食べれば誰でもそう思う事は容易だろうな。

 

 

八幡「待たせたな、2人共。完成したぞ〜。」

 

フジ「待ってました!どんなメニューなのかな?」

 

八幡「まずは生ハムと玉ねぎのペッパーカルパッチョ、トマトとサーモンのマリネだ。次にタマネギとキャベツのコンソメスープ、チーズとベーコン合わせのハッケルバックポテト。最後にコロッケ……以上の5品だ。」

 

 

去年のに比べると豪華さは無いが、それでもバランスの良さに華やかさは伝わって来る。今回はコロッケをメインにしているのか……少し意外だ。

 

 

八幡「当然だが、1品ずつお代わりはしていいぞ。その分の食材はある。それから………」

 

 

するとトレーナーはワゴンを動かしながらある生徒の元へと向かって行った。着いた先はライスシャワーとメジロアルダンの場所だった。

 

 

八幡「お前達にもお裾分けだ。2人よりかは量は少し少ないが、夏祭り気分を楽しませてくれた礼だ、食べてくれ。」

 

ライス「い、いいの?ライスが貰っても?」

 

八幡「あぁ、嫌でなければな。」

 

アルダン「嫌だなんてとんでもありませんわ、兄様。ありがたく頂戴いたします。」

 

ライス「うん!お兄様、ありがとう♪」

 

 

……そうか、あの時の礼という事か。

 

 

八幡「なんか去年も言った気がするが、早くしないと食べる時間無くなるからな〜。」

 

 

その声に反応した生徒達は急いで食べ物を取りに行った。その中にはライスシャワーとメジロアルダンも含まれていた。まぁ我々に比べたら確かに量は多くはないからな。少しは必要だろう。

 

 

エアグルーヴ「我々も冷めない内にいただこう。」

 

フジ「そうだね、食べよっか!」

 

エアグルーヴ「しかし、どれから食べればいいか迷うな。どれも美味そうだ。」

 

フジ「私はこのポテトから食べようと思っていたよ。何よりじゃがいもとチーズ、ベーコンが合わないわけが無いし、ホクホクの内に食べたいからね。」

 

エアグルーヴ「成る程………ならば私はスープから貰うとしよう。」

 

 

それから私達は6つの視線を感じながらも食事を進めていた。やはりトレーナーの作る料理は美味い、これは世辞を抜きにしても言える事だ。だが途中からおかしな事が起き始めたのだ。

 

 

エアグルーヴ「このじゃがいものコロッケも美味い、よく仕上げられている。」

 

フジ「え?そっちはじゃがいもなのかい?」

 

エアグルーヴ「………何?」

 

フジ「私はサツマイモだったからね。ひょっとしたらだけど、八幡トレーナーさんなりの脅かし方かな?」

 

エアグルーヴ「そういうものか?」

 

フジ「意外と意地悪なところがあるからね、八幡トレーナーさんは。あむっ………ん、ん?カボチャの味?それにチーズも入ってる!?」

 

エアグルーヴ「何?どういう事だ?」

 

フジ「ほら、このコロッケ………」

 

 

フジの言っていた通り、コロッケの中身は間違い無くカボチャとチーズが入っていた………

 

 

エアグルーヴ「どうなっているんだこれは?ならばこのコロッケは一体………カレーの味だ。」

 

フジ「えぇ?今度はカレーコロッケ!?」

 

八幡「楽しんでくれているようだな。そのコロッケは1つ1つが別の具材になっている。今言ったじゃがいも、サツマイモ、カボチャチーズ、カレー、今で4種類だな。残りの3つは何だろうな?」

 

フジ「うわぁ………こんなエンターテイメントも存在するのかぁ。私もこれにはビックリだよ〜。」

 

エアグルーヴ「あぁ。そうなると残りの2つが気になって仕方なくなるな。」

 

 

その後、私達はコロッケを食べて全ての料理を完食した。因みに残りの3種類はコーン、牛肉、カニクリームだった。豪華さは無くなったと思っていたが、こういうカラクリだったとはな。

 

 

八幡「どうする?お代わり欲しいか?」

 

フジ「勿論貰うよ!」

 

エアグルーヴ「あぁ、是非頼む。」

 

八幡「んじゃ、用意するから待っとけ。」

 

フジ「大食いでもない私でも、これは食べずにはいられないね。流石は八幡トレーナーさんだよ。」

 

エアグルーヴ「あぁ、そうだな。それにこの数種のコロッケもよく作ったものだ。手間もかかるだろうに。」

 

八幡「そうでもないぞ?慣れれば普通に出来る。」

 

エアグルーヴ「っ!」

 

八幡「ほい、お代わり。」

 

フジ「どうもありがとう。それにしても、毎日食べたいくらいの美味しさだね。作ってくれないかい?」

 

八幡「やめろ、そんな事したら毎日たかりに来る奴が増えちまうだろうが。少なくとも3人は確定だ。」

 

フジ「あはは、そうだね。じゃあその3人からの視線から早く逃れる為にも食事を済ませようか。」

 

 

 




数種のコロッケ……食べたいよぉ〜。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。