八幡side
俺は久々にジャーニーが委員長を務める遠征支援委員会の前まで来ている。ジャーニーからLANEで京都のプランの事で話がしたいみたいで、此処で色々と詰めていくみたいだ。
コンコンコンッ
ジャーニー『どうぞ。』
八幡「失礼する。」
ジャーニー「来てくださいましたか、お待ちしておりました。どうぞおかけください。例の件で色々とお聞きしたい事がありますので。」
八幡「昨日の今日なのに随分と張り切ってるな。そんなに京都に行きたいのか?」
ジャーニー「えぇ、私も早く行きたいと思っております。ご存知だと思いますが、私とオルは茶漬けが大好物です。茶漬けの本場と言っても過言ではない京都に行けるのは渡りに船という事です。」
八幡「お前はレースをしに行くんだからな?」
ジャーニー「勿論承知しておりますよ。ですが京都へ行くのに楽しむのがトレーナーさんだけというのは納得が出来ません。」
八幡「誰もレースだけしか考えるなとは言ってないだろ。それよりもプランの事で話があるんだろ?」
ジャーニー「あぁ、そうでしたね……では煮詰めましょうか。トレーナーさんがご希望されていたのは京都府の伏見区でしたね。その近辺でのご宿泊のプランも一通り目を通してみてください。」
八幡「そこまでしてくれたのか……けど悪いな、俺の用事は全然大した事無いから、別に伏見区を拠点にする必要は無い。だから宿泊する場所はレース場の近くでも全然大丈夫だ。」
ジャーニー「おや、そうなのですか?となれば、宿泊施設は私とオルがいつも利用している場所にしましょう。ところで1つお聞きしたいのですが、トレーナーさんの行きたい場所というのはどちらなのですか?」
八幡「藤森神社だ。まぁ大体2~3時間くらいだな。お前達は好きにしてもらって構わない、個人的な用事だしお前達姉妹からすれば本当につまらない用事だからな。」
ジャーニー「2~3時間……以外にも長いのですね。」
八幡「まぁちょっとな寄る所もあるしな、少し時間はかかる。」
ジャーニー「しかし藤森神社ですか……レースに勝てるようにお参りですか?」
八幡「まぁ似たようなもんだ。」
ジャーニー(……明確な答えは聞けませんでしたが、トレーナーさんが藤森神社に用があるのが分かっただけでも収穫としましょう。)
ジャーニー「ではトレーナーさんも私達と同じホテルにしておきましょう。」
八幡「因みにお前達が止まってるホテルってどんなとこなんだ?」
ジャーニー「少しお待ちください……こちらになります。」
……何だ此処、凄いお高いホテルじゃんか。しかも既に予約マークついてね?1番グレードの高いプランだし。
八幡「……随分良いホテルだな。」
ジャーニー「オルにはこれでも低いくらいです。最低でも3つ星ホテルでなければいけませんからね。」
八幡「それならメジロご用達のホテルでも良かったんじゃね?仲の良いマックイーンなら紹介してくれるだろ。」
ジャーニー「このような個人的な事でメジロ家のお力をお借りするわけには参りませんから。それにメジロ家でしたら5つ星は当たり前でしょうしね。」
八幡「オルフェだったらそこでも納得するんじゃないの?」
ジャーニー「残念な事にメジロ家が所有しているホテルはレース場から少々距離があります。オルのような気高く美しい子を電車で乗り継ぎさせるわけにはいきませんからね。」
八幡「ホントにお前はオルフェ中心なんだな……んで、その妹は昼寝中か?」
ジャーニー「えぇ。あまり大声は出さないでくださいね、オルは眠りを邪魔されるのを嫌いますので。」
八幡「そんな悪趣味な事はしねぇよ。それに用件も済んだしな、俺は失礼させてもらう。」
ジャーニー「おや、もうお帰りですか?もう少しゆっくりしていかれてもいいのですよ?」
コンコンコンッ
八幡「ほら、ちょうどお客を来たみたいだしな。」
ジャーニー「おや、そのようですね……どうぞ。」
???「失礼致します。」
ジャーニー「おや、ララさん……よく来ましたね。ですがすみません、オルはお昼寝中でね。もう少しで目を覚ますと思うよ。」
???「いえいえお構いなく。それよりも、貴方はジャーニーさんの担当トレーナーさんでしたよね?初めまして、ラッキーライラックと申します。よろしくお願いします。」
八幡「トレーナーの比企谷だ。ジャーニーと親しくしている辺り、お前もよく此処に来るみたいだな。」
ララ「えぇ、皆さんには本当によくしていただいております。」
ホントかぁ~?寧ろいつも面白いのをよく見させてもらってますの間違いじゃね?だってアイツ等がこんな中等部の子を健気にお世話するとも思えないし。
ララ「それにしても、トレーナーさんが此処に居るのを初めて見ました。本日は何か用事でも?」
八幡「まぁ秋に向けての遠征プランの相談をな。」
ララ「こんな時期からもう秋の準備を……」
八幡「ジャーニーの実力なら菊花賞は確実だからな。プランを先回りしておくに越した事は無い。」
まぁこれで京都は大丈夫だろう、後は菊花賞に確実に出走出来るようにジャーニーを仕上げていかないとな。