比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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出来ない相談と不快な訳

 

 

八幡side

 

 

同期3「だから何度も言ってるだろ!お前からの仲介って事でオルフェーヴルを先輩1に紹介してくれって!」

 

八幡「こっちも何度も言ってるだろ、そんな事は出来ない。大体何だよ仲介って……そんな事するくらいなら自分の足で取りに行くだろ。何で俺がそんな取り越し苦労みたいな事をしなくちゃならないんだよ。」

 

同期3「先輩1のチームはこのところ成績が悪いのは知ってるだろ?だから起爆剤が必要なんだよ!」

 

八幡「それで目を付けたのがオルフェって事か。理由はひとまず置いておくとして、そこで何で俺の仲介が出てくるのかが理解出来ない。アイツにアピールするのなら先輩1が直接するべきだと俺は思うが?」

 

同期3「お前はオルフェーヴルと交流があるだろ?だから頼んでるんだよ。こっちはアイツとなんてこれっぽっちも話した事なんて無い。だからこうして頼みに来てんだよ。」

 

八幡「オルフェをスカウトするのは良いとして、そこで俺を使おうとしている時点でアイツは絶対に先輩1のチームには入らないと思うぞ。因みに聞くが、どうして俺に頼みに来るのにメインの先輩1じゃなくお前が来るんだ?それも不可解だ。」

 

同期3「先輩はトレーニングで忙しいんだ。だから俺が代役で来た。」

 

八幡「……お前、それ良いように使われてるだけって気付いてるか?普通新人の、しかもサブのトレーナーにそんな事させねぇぞ?」

 

 

まぁ、俺はいきなりメインになったから知らねぇけど。少なくとも俺にサブトレーナーがついたらそんな事は絶対にしない。

 

 

同期3「う、うるさいっ!!とにかく、オルフェーヴルを紹介「だからしないって、自分で頑張ってくださいって先輩1に伝えてくれ。」お、お前……何でそんなに非協力的なんだっ!?」

 

八幡「じゃあお前さ、他人に選んでもらったウマ娘を担当にして嬉しいのか?自分の好みとか一切度外視してるんだぞ?」

 

同期3「っ……それは……」

 

八幡「オルフェを横取りされたくないから言ってるわけじゃない、手段を間違えるなって言いたいだけだ。関わりがあるからオルフェを先輩3に紹介しろなんて事出来るかよ。仮に俺がオルフェを狙ってたとしたら、そんな頼みに首を縦に振ると思うか?しないだろそんな真似。だから担当にしたいウマ娘は自分で探すべきだし、自分で選ぶべきだ。」

 

同期3「……もういいっ!!」

 

 

……あの様子じゃあ分かってはもらえてないだろうな。まぁアイツは何故か俺の事を嫌悪してるし、仲良くしようとも思ってないから別に構わないんだけどな。しかし何で俺はアイツにだけ嫌われてるんだろうか?俺、アイツに何かしたか?

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「どうぞ。」

 

ジャーニー「失礼致します。お疲れ様ですトレーナーさん。」

 

八幡「ジャーニー?どうかしたのか……何かあったのか?」

 

ジャーニー「……顔を見ただけで分かるのですか?」

 

八幡「顔というよりも穏やかじゃない雰囲気だったからな。この時間だし俺のトレーナー室だからよかったが、あまりそういうのは表に出すものじゃないぞ。良くないものまで引き寄せるからな。」

 

ジャーニー「ご忠告ありがとうございます。しかし……本当に良い度胸をしている、あの方は。

 

 

憶測でしか無いが、きっと途中で同期3と遭遇したんだろうな。ジャーニーの性格を考慮したら、オルフェに先輩1を紹介するなんて事はしないだろう。ジャーニーもこの学園のトレーナーは一通り調べている筈だし、オルフェの担当選びに口を出すとも思えない。それにオルフェなら言い寄って来るトレーナーを一蹴すらしそうだし。

 

 

八幡「事情は聞いた方がいいか?」

 

ジャーニー「……そうですね、もしかしたらトレーナーさんのお力をお借りする時が来るかもしれませんので。」

 

 

その後、ジャーニーから不機嫌の理由を聞いたのだが、まぁ予想通り同期3だった。俺がダメだったからって姉のジャーニーまで利用しようとするなんてな……先輩1は知ってんのか?

 

 

八幡「成る程な……確かにそれはお前からすれば愉快な話では無いな。」

 

ジャーニー「あの子のトレーナーはあの子が決めますから。それに私自身、あの方々にオルの脚を任せたくはありませんね。あの程度では寧ろ、オルの脚が穢れてしまう……トレーナーさんであれば安心してお任せ出来るのですが、生憎とまだ1人しか担当に出来ない状態。姉としてしっかりと貴方がオルに相応しいが吟味しなくてはいけませんね。」

 

八幡「俺は別にオルフェを担当にしたいとは思ってないぞ。そりゃ能力は良いものを持ってるとは思うが、俺はちゃんと走りを見て判断すると決めてるんでな。俺にだって選ぶ権利はあるぞ。」

 

ジャーニー「ふふふ……そうでした、貴方はそういう人でしたね。オルの一声でも屈しないトレーナーは今のところ貴方くらいでしょう。」

 

八幡「屈しないっていうか当たり前の事をしてるだけなんだが?」

 

ジャーニー「それが難しいという人も居るのです、この学園の生徒の殆どがそうであるのと同じように。」

 

 

確かにオルフェを相手に恐れずに話しかける生徒なんて指で数えられるくらいだろうな。オルフェは年上相手でもあの態度だからなぁ……我の強い奴が相手だったらどうなる事やら。少し心配だ。

 

 

 

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