ジャーニーside
皐月賞まで残り2週間……私の追込みはここまで。残りは調整期間になるから激しいトレーニングは無しになるね。トレセン学園では今週の桜花賞、そして翌週の皐月賞に参加を表明しているウマ娘達がコース場でトレーニングをしているところをよく見かけます。当然私もその1人です。そしてその中でも特に注目されているのが……
ダスカ「桜花賞ではあたしが1番になるんだからっ!」
ウオッカ「いいや俺だね!チューリップ賞の時みたいに俺が1着だ!」
ダスカ「アンタバカでしょ!今度こそはあたしが先頭でゴールするのよっ!」
ウオッカ「へっ、次も余裕で差し切ってやらぁ!!」
沖野「アイツ等なぁ……」
スぺ「気合い入ってますね……」
ティアラ路線の2強とも呼ばれているダイワスカーレットさんとウオッカさんのお2人です。今週の桜花賞が楽しみですね。
あぁ、そうそう。この前のオルの家臣が記念すべき1勝目を挙げてからというものの、家臣の皆の勢いがとても良いんですよ。次に勝つのは私だと言わんばかりの勢いでしてね、私も先週は彼女達にお世話になりました。次の皐月賞、私も彼女達に負けない走りを披露しなくてはなりませんね。
八幡「アイツ等の事が気になるのか?」
ジャーニー「いえ、あの子達が今週の桜花賞に出る注目ウマ娘だと言われていますからね。」
八幡「方やジュニアクイーン、方や1~2着の優等生、面白くなるなりそうだな。しかもどっちも沖野さんの担当だしな。」
ジャーニー「ゴルシさんの担当トレーナーでもありましたね。確か……ウマ娘の脚を勝手に触る趣味がある人だとか。」
八幡「間違ってはいないな。全員がそうじゃないと思いたいが、あの人のウマ娘を見る目は確かだからな。現にGⅠウマ娘を4人も輩出しているからな。」
ジャーニー「実力者揃いですからね、チーム・スピカは。」
八幡「今は競う事は無いだろうが、シニアクラスにでもなったら戦う事になるかもな。1番近くて大阪杯か宝塚記念かもな。」
ジャーニー「今年は無い、という解釈でしょうか?」
八幡「3冠路線の後にジャパンCか有マ記念に出走する事になれば、機会はあるかもしれないな。」
トレーナーさんは現状、菊花賞までのプランしか立てていないようですね。その後は菊花賞の結果次第……っという事なのでしょう。
ジャーニー「トレーナーさん、オルの事で1つご報告が。」
八幡「オルフェの事で?俺にはあまり関係無いと思うんだが、どうした?」
ジャーニー「スカウトを受けましてね。」
八幡「スカウト?そうか。」
ジャーニー「貴方の事です、既にご存知なのでは?」
八幡「スカウトしたっていうのは初耳だ。まぁその前に俺にオルフェを紹介してくって頼まれたけどな。」
ジャーニー「やはりそうでしたか……」
八幡「まぁオルフェの事だ、そのトレーナーは相手にもしなかったんだろ?」
ジャーニー「えぇ、拒否しましたよ。私から見ても、あの方々がオルを成長させてくれるとはとても思えませんでしたので。」
八幡(グサグサ言うじゃん。本人達が居ないのをいい事に……まぁ仕方ない事だけどよ。)
ジャーニー「貴方であれば、安心してお任せ出来るのですが……」
八幡「この会話、前にもしたぞ。もう1度言っておくが俺は走りを見て判断するんだからな、何もしないでスカウトするつもりは無いぞ。」
ジャーニー「それは残念ですね。」
しかしオルのお眼鏡に適うトレーナーは見つかるでしょうか……現状、目の前のトレーナーしか居るとは思えません。
沖野「よぉ比企谷、見学か?」
八幡「お疲れ様です沖野さん、まぁそんなところです。今年のティアラ路線の本命の走りを見ていたところです。どうですか調子は?」
沖野「あぁ、制止するのが大変だ。アイツ等走りながらお互いを挑発する上にいつの間にか本気の走りになってるから追い切りにもならねぇ……アイツ等、戻ってきたら説教だ。」
八幡「大変ですね。まぁ同期で同じ路線を持ったチームトレーナーの弊害ですよね。」
沖野「お前だって似たような事してんだろ。偶に見るぜ、ドリームジャーニーの他にも何人かで走ってるのを。」
八幡「オルフェやその家臣ですね。そっちの破天荒芦毛も混ざろうとしてますよ。」
沖野「ゴルシの奴……アイツも説教だな。」
ダスカ「ちょっとトレーナー!あたし達を放置して何してるのよ?」
ウオッカ「おっジャーニー先輩、ちわ~すっ!」
ジャーニー「お疲れ様です。」
沖野「お前等が俺の言った通りにトレーニングやらねぇから愚痴ってたんだよ。今日は追い切りだって言っただろ、なのに何で全力疾走してんだよ。」
ウ・ダ「だってコイツが……何だよ!(何よ!)」
沖野「だあああぁぁぁやめろお前等みっともねぇ!俺の後輩とお前等の先輩に見られてるだろうが!」
八幡「気にしてませんので大丈夫ですよ。」
ジャーニー「仲がよろしいようで何よりです。」
ウ・ダ「仲良くありませんっ!!」
競い合える同期がチームに居るというのはとても羨ましいですね。私にはそのような方は居ませんので。