比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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絶句と放心

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

俺は今、めちゃめちゃ絶句している………どのくらいかと言うと、ゴルシが突然ヴィクトワールピサのような聖人になっているのを目の当たりにしているくらい言葉にならない状態だ。というのも、昨日のカフェテリアでの事を思い出してくれれば簡単だと思う。俺はまた学生相手に大人げない事をしてしまったと少しだけ反省をしながら寮へと帰り、そのまま久しぶりにのんびりと過ごしていた。そしてその翌日……特に何も起きないまま昼休みの時間になったのだが、そこで事件は起きた。

 

 

ーーー回想・少し前ーーー

 

 

八幡「………」モグモグ

 

ジャーニー「お疲れ様です、八幡さん。相席させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

八幡「……お疲れさん、構わないぞ。」

 

ジャーニー「ありがとうございます。オル、八幡さんもいいと言っているよ。」

 

オルフェ「………」

 

ジャーニー「……オル?」

 

八幡「……おい、どうs「昨日は済まなかった、兄上……」………」

 

ジャーニー「………………」

 

 

ーーー回想終了ーーー

 

 

ってな感じの事があったんだが、これにどう反応していいのか全ッ然分からない……っていうか何で兄上?俺はいつからお前の兄になったんだよ?俺の妹は地元に残してきた小町と此処のライス以外は居ません。それにジャーニーの反応を見るからに、この姉妹で特別何かを話し合ったとかそういうのは無いのは確かだ。そうじゃなかったらジャーニーのあんなに驚いた顔を拝めるなんて絶対に出来ない……っと思う。1年間の付き合いで驚いた顔を見た事が無い俺が言うんだ、間違いは無いと思う。けど今は目の前の事を何とかしないと。

 

 

八幡「いや、まぁ……謝罪は受け入れる。ただ1つだけ教えてくれ………何で兄上?」

 

オルフェ「……先日、あるウマ娘と話した。」

 

 

え、これまた回想入るの?

 

 

ーーー回想・昨日の放課後ーーー

 

 

オルフェ「………」ジィ∼…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライス「あ、あうぅ……」

 

オルフェ「……貴様に問う。」

 

ライス「ひゃ、ひゃい!」

 

オルフェ「貴様から見て、比企谷はどう映る?」

 

ライス「ひ、比企谷………あっ、お兄様の事?」

 

オルフェ「そうだ。」

 

ライス「お兄様って呼ぶのが当たり前になっちゃってたから、お兄様の名前忘れちゃってた……えへへ~。あっお兄様の事、だよね?お兄様は……すっごく優しい人だよ。ダメなライスを『良い子だ。』って褒めてくれるの。トレーニングもちょこっとだけ見てもらった事があるんだけど、細かいところまでアドバイスをくれたり、ケガとかも気にかけてくれるんだ。それと、ライスがお腹を鳴らしちゃった時も、お兄様がたくさん料理を作ってくれるんだ。ライスから見るお兄様はね~……とっても優しくて頼りになる人、かな。ライスもね、困ったら真っ先に思いつくのがお兄様なんだ。」

 

オルフェ「………」

 

 

ーーー回想終了ーーー

 

 

オルフェ「……先のウマ娘の話、重なる部分があった。加えて余に命令が出来る者は限られておる。よって敬意を持って、兄上と呼ぶに相応しいと判断した。」

 

 

回想に出てきたあるウマ娘、絶対にライスだな。ライスもよくオルフェと話そうと思ったもんだ。ビクビクだっただろ、こんな目付きの鋭い奴から見られたら。

 

 

八幡「そ、そうか……(理解出来ない部分が多いけど。)まぁ呼び方は蔑称じゃないのなら何でも構わない、とりあえずジャーニー起こすか。」

 

オルフェ「姉上。話は終わった、昼餉にする。」

 

ジャーニー「……っ!あぁ、すみませんね八幡さん。少々取り乱しておりました。」

 

八幡「少々どころじゃなくね?思い切り意識向こうの方に飛んでただろ。まぁ気持ちは分かるけど。」

 

オルフェ「時に兄上、昨日の姉上の事で聞きたい事がある。」

 

ジャーニー「………あぁ、聞き間違いじゃなかったのか。」

 

八幡「(とりあえずジャーニーは放置でいいか。)何だ?」

 

オルフェ「何故、突然名前呼びになったのかが気になった……」

 

八幡「何だそんな事か、簡単だ。ジャーニーがもう1年になる関係だから、いつまでも他人行儀な呼び方じゃアレだからって、皐月賞を勝ったら名前呼びを許してほしいって言われたから。」

 

オルフェ「……そうか。」

 

八幡「まぁそんなわけだ。俺から頼んだわけじゃないからな?そこでまた放心してる奴が自分で言ってきた事だ。」

 

オルフェ「うむ、理解した。」

 

 

それから再び放心したジャーニーを起こしてから、俺達は食事を開始した。とは言っても、俺は2人よりも先に食べてたからすぐに食べ終わったけど。食べながらではあるが、オルフェもジャーニーに呼び方の経緯を説明していた。

 

 

ジャーニー「そういう事だったんだね。オルがそう決めたのなら私からは何も言わないよ……それにしても、八幡さんはよく納得しましたね。」

 

八幡「バカにされているわけじゃないって分かれば、呼び方なんてどうでもいい。ゴルシのハチはきっと悪ふざけだろうから半ば放置だけどな。」

 

ジャーニー「成る程、では過去に嫌な呼ばれ方をされた事が?」

 

八幡「あったなぁ~小学か中学かは忘れたけど。あの呼ばれ方はされたくは無いな。」

 

 

あだ名であっても絶対に嫌だよな、ヒキガエルとかゾンビだなんて。

 

 

 

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