ジャーニーside
4月が終わり、5月へと入りました。今月末にはいよいよダービーというところまで来ました……月が変わると日もすぐに経ってしまうと感じてしまうのは、嘘ではないみたいだ。さて、話を戻しましょうか。このところオルの家臣達の成長が目覚ましく、先週のレースでも2人が勝利を挙げました。今日もオルから記念品のペンを受け取ったところです。一言で表現するのであれば、感激、もしくは感無量といったところでしょうか。最初に受け取った子にその後どうしているのかと聞いてみたのですが、部屋に飾っているのだとか。
ジャーニー「オルも誇らしいんじゃないかい?彼女達も日々研鑽を重ねて、レースに勝てるまでに成長したのだから。」
オルフェ「……当然の事である。この勝利は兄上の力あってのもの。」
ジャーニー「ふふふ、やっと私も慣れてきたよ。最初聞いた時は耳を疑ったからね。」
本当にあの時は驚いてしまった……その後もオルが八幡さんの事を『兄』と呼ぶ度に固まってしまっていたんだけど、やっとそれにも慣れてきたところだ。
オルフェ「時に姉上……最近はこの部屋に訪れる者が少なくなったな。」
ジャーニー「そうだね。けどそれも仕方の無い事だよ。これからの時期は東京でGⅠが開催されるから他の開催地があったとしても、レースに出走する方しか来ないからね。しかもこの委員会自体、あまり知名度が無いからか来る人も少ない。よく来る人はもう決まっているくらいだからね。」
オル「そうか……」
ジャーニー「これはまた、生徒会に掛け合わないといけないね。」
コンコンコンッ
ジャーニー「おや、噂をすればお客さんかな?どうぞ、開いていますよ。」
八幡「お邪魔するぞ、ジャーニー。あぁ、オルフェも居たのか。」
ジャーニー「おや、八幡さんでしたか。お疲れ様です……そちらの方は?」
八幡「あぁ、俺の同期の桐生院だ。少し遠征先の事で相談してやってくれ。」
葵「は、初めまして!トレーナーの桐生院葵です!」
ジャーニー「ご存知かとは存じますが自己紹介を。八幡さんの担当ウマ娘のドリームジャーニーと申します、隣に居るのが妹のオルフェーヴルです。以後、お見知りおきを。それで、ご相談というのは?」
葵「次のレースを平安Sに決めたんですけど、関西に遠征するのは初めてなので勝手が分からなくて……それで比企谷君に相談したら、此処に連れてこられたんです。」
ジャーニー「成る程、そういう事でしたか。でしたらこちらへどうぞ、早速お話を聞かせていただきますね。」
それから桐生院トレーナーのご案内をしている最中、八幡さんはオルの相手をしていました。八幡さんへの態度を変えたからか、オルの表情にも変化が現れました。少しだけ柔らかい表情になりましたね。
ーーー数十分後ーーー
葵「はぁ~まさかこんなに良いプランを紹介してくれるとは思いませんでした!比企谷君に相談して正解です、ドリームジャーニーさんもありがとうございました!」
ジャーニー「いえ、当然の事をしたまでですので。関西は勿論、北海道や四国、九州は勿論、海外も承っております。レースは勿論、旅行のプランも受け付けておりますので、いつでもお越しください。」
葵「その時は頼らせていただきます。じゃあ失礼しました!」
八幡「……押し付けたみたいで悪かったな。」
ジャーニー「ちょうど利用してくださる方が減っていたとオルとお話していたところだったのでちょうど良かったです。それに良い口コミにもなるでしょうし。」
八幡「やっぱ自分で調べられるから此処に来るまでも無いって事なのかね?」
ジャーニー「それもあるでしょう。最大の理由は大手旅行会社が必ず施行しているお得プランがあるからでしょう。そのせいでこちらに来る事が無くなっているのも要因の1つです。」
八幡「でも学園が負担してくれるのに、わざわざ自分で選ぶ必要ってあるのか?俺だったら普通の宿で充分なんだけどな。因みに聞くけど、この委員会から予約するのと個人で予約するの、どっちがお得?」
ジャーニー「勿論我々ですよ。」
八幡「その心は?」
ジャーニー「個人での割引価格と学園の割引価格とでは大きな差があるからです。例えば京都へ行くのに新幹線込みで80,000円だとしましょう。個人でお得な割引を使用したとしても精々3~7,000円程度です。ですがこの委員会でなら費用を最低で10,000円、最高で20,000円まで落とせます。学園のネームバリューあっての実現ではありますが、その恩恵を知らない人が多く……」
八幡(うわぁ~学園が負担しているとはいえ他の人達って知らない間に損してたって事になるのかよ……新潟や京都の遠征、ジャーニーに任せて正解だったな。)
八幡「旅行でも割り引いてくれるんだよな?」
ジャーニー「えぇ、勿論。八幡さんもご旅行の時は是非この委員会をご活用ください。」
八幡「うん、絶対に利用するわ。」
八幡さんであれば特別価格でご紹介致しますよ。