比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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弱点

 

 

八幡side

 

 

夏合宿にフジのデビュー、エアグルーヴの始動から2週間が経ってトレセン学園に戻った。次はフジのもみじSの予定だ。10月最初のOPレースだ。いきなりのOP戦だが問題は無いだろう。エアグルーヴの場合はGⅢだったからまだマシな方だろう。

 

エアグルーヴの次は天皇賞・秋の予定だ。エリザベス女王杯でも良かったんだが、今のエアグルーヴの実力を確かめる為にも3冠路線やマイル路線、ティアラ路線で戦ってきた奴等とぶつけてみようと思った。勝てばJC、負ければターコイズSに行く予定だ。どちらにしても今の時点では年内で後2戦はする予定だ。

 

今年の天皇賞は去年に比べてそれ程の面子ではないが、去年勝ったバブルが参戦予定だ。おそらく連覇狙いだろう。他にもロイヤルタッチ、ジェニュイン、サイレンススズカが参戦してくる。

 

 

八幡「この次はもみじS……1,400mの短距離になるが、フジの実力なら問題は無いだろう。エアグルーヴも距離的に問題は無し、サイレンススズカの大逃げにつられないようにしなければ大丈夫だろう。」

 

後輩「あの……どうして僕の前でそういう対策をするんですか?僕も一応バブルのトレーナーで今回のライバルなんですけど?」

 

八幡「いや、こうやって有益な情報を流して別の作戦でも立ててやろうかなぁって。」

 

後輩「先輩それ(こす)いですよ………」

 

八幡「ほんの冗談だ。けどお前んところのバブルも絶好調だな、鳴尾記念に七夕賞と重賞2連勝か……この後の毎日王冠も狙いに行くのか?」

 

後輩「勿論そのつもりです!それに夏合宿でも鍛えまくりましたからね、負けない自信、勝つ自信、両方ありますよ!」

 

八幡「ほう?俺とエアグルーヴに宣戦布告か……こりゃ負けていられないな。」

 

 

まだ1ヶ月半はあるが、こりゃ1番のライバルはバブルになりそうだな。それに………

 

 

バブル前は………絶対に、譲らない!!!ゴオォォ!!

 

 

………あんなのを見せつけられたら、誰だってそう思う筈だ。正直に言うと、今のエアグルーヴでも良い勝負は出来るが、勝てるかどうかは分からない。もしバブルが去年の力を今年も使えるのなら、勝率は一気に低くなる………地力も少し上げたいところだが、時間が短過ぎる。

 

 

八幡「お前さ、去年の天皇賞でバブルの様子が変だった理由って分かったのか?」

 

後輩「え……あっ、いや……実はそんなに分かってないんです。本人にも色々と聞いてみたんです。そしたら………っ!いえ、やっぱり何でもないです。」

 

八幡「ほう、何でだ?」

 

後輩「だ、だって言ったら対策するでしょう?」

 

八幡「当たり前だ。だが今のは良かったぞ、結果的に何かあるのは相手に(さと)してしまったが、何かは分からない。そうなると対処が多過ぎてどうすればいいか分からなくなるからな。スタートなのか、道中なのか、コーナーなのか、直線なのか、な。」

 

後輩「うわぁ………分かってはいましたけど、それでも多いですね。」

 

八幡「けどまだ東京2,000mだから少ない方だ。これが他のレース場だったり、もっと長かったり短かったりしてみろ、そんなの一瞬なんだからな。」

 

後輩「先輩と居ると、本当に学ばされる事が多いです。僕の同期でも先輩に教えてもらう奴って多いんじゃないですか?」

 

八幡「まぁそれなりには、な。」

 

 

お前の同期どころか今年の新人の連中も聞きに来る。それに同期や先輩も俺に聞きに来る事もザラだ。最近ではハヤヒデとかも聞いてくる事だってある。

 

 

後輩「けど、負けませんからね!初の天皇賞・秋の連覇を成し遂げてみせますよ!」

 

八幡「ふっ、臨むところだ。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「………」

 

ブライアン「………」

 

シービー「♪〜♪〜」

 

マルゼン「トレーナー、まだぁ〜?」

 

八幡「まだだ、もう少し待ってろ。というよりもお前達、誰にも言ってねぇだろうな?特にオグリとスペには知られてないだろうな?」

 

ブライアン「安心しろ、知られていない。」

 

マルゼン「スペちゃんには悪いけれど、私もトレーナーの料理を味わってみたかったのよね〜♪」

 

シービー「安心してよ八幡、誰にも言ってないし、見られてもいないから!」

 

八幡「なら安心だ、桐生院も食べるか?」

 

葵「いいえ、大丈夫ですよ。私は自分のを持ってきているので。」

 

八幡「そうか。」

 

 

今はこの3人に料理を作ってる。ブライアンが居るって事でもう予想はしてると思うが、肉を使ってる。だが野菜も使っている。まぁ食べるまでは気付かないと思うけどな。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ほい、お待ちどう。」

 

マルゼン「わおっ、オシャレね〜!」

 

シービー「肉巻き……うん、美味しそう♪」

 

ブライアン「ふっ、美味そうだ………早速頂こう。」

 

 

そしてブライアンは肉巻きを1摘みして口の中に放り込んだ。すると普通に次の肉巻きへと箸を進め、米も食べた。おぉ、普通に食べてる………

 

 

マルゼン「美味しいわ〜ねぇブライアン?」

 

ブライアン「あぁ。」

 

シービー「んんぅ〜♪良い味〜ねぇブライアン?」

 

ブライアン「………何だ、その顔は?」

 

八幡「じゃあ俺も一口………うん、上手く作れてる。ブライアン、口に合うか?」

 

ブライアン「………おい、何でそんな事を聞く?」

 

八幡「だって肉に巻いてるの野菜だから。」

 

ブライアン「………何だと?」

 

シービー「でも美味しいでしょ?」

 

ブライアン「あ、あぁ………」

 

八幡「にしてもお前達もお人好しだな、ブライアンの為にこんな事を企てるなんてよ。」

 

シービー「だって勿体無いじゃん。」

 

マルゼン「そうよ〜野菜だって美味しいんだから。」

 

ブライアン「……まさかアマさんか?」

 

八幡「正解。」

 

ブライアン「ふん……これなら私でも食べられる。トレーナー、これからも頼むぞ?」

 

八幡「……いや、今回限りだからな?この料理は大丈夫そうだから、レシピはアマゾンに渡すから。」

 

ブライアン「………まぁ、それならいい。」

 

 

ふぅ………何とか収まってくれてよかった。

 

 

 

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