八幡side
八幡「……なんか、初めて見た気がする。この部屋が別の意味でこんなに賑やかなの。」
ララ「ホンマですねぇ。ウチもこないな部屋は初めてです。何があったんでしょう?」
八幡「多分アレじゃね?6月から京都から阪神、新潟から函館に開催地が移るからな。宿泊先とかを選んでるんだろう。」
ララ「あぁ成る程、ほんならこの遠征委員会の十八番ですね。ジャーニーさんが忙しゅうなるのも当然ですね。」
八幡「まぁこの委員会、ジャーニーしか居ないからな。手伝ってやりたいところだが、俺達じゃ何も出来る事は無さそうだしな。」
ララ「そうですね。下手に手伝おうとして手間を増やすのは本末転倒やしね、終わるまで待たせてもらいましょう。」
とはいえ、まだお客は居るからな。まだ時間はかかりそうだ。
ーーー数十分後ーーー
ジャーニー「お待たせしました。すみません、本日は少々利用者が多かったですね。」
ララ「いえいえ、お疲れ様ですジャーニーさん。」
八幡「お疲れさん。委員会の業務なんだから仕方ないだろ。それにこれから暫くの間は色んなレース場で開催される事になるんだ、忙しくなるのも無理は無いだろう。けど7月からは夏合宿に行くから、その活動も出来なくなるんじゃないのか?」
ジャーニー「御心配には及びません。このQRコードを読み込んで条件を入力してくだされば、こちらの委員会に送られる仕組みになっていますので。なので合宿所に行っても仕事は出来ます。」
八幡「あんまり無理はするなよ。気にしてはいないだろうが、お前は一応3冠がかかってるんだからな。」
ジャーニー「分かっていますよ。トレーニングがメインで行くのですから。疲れない程度で行いますので。」
八幡「なら構わない。にしても不思議だな。何でこんなに増えたんだ?」
ララ「確かに不思議ですね~。何かあったんやろか?」
ジャーニー「桐生院トレーナーが触れ回ってくれたおかげですよ。そのおかげで最近は利用者がとても多いのです。5月もこれまでで1番の利用者でしたが、6月最初からその数を超えそうな勢いです。」
5月って確か10~20人くらいだったよな?それをもう超えそうってすげぇ来てるじゃん。もしかしたら50行くんじゃね?
ガラガラ
オルフェ「姉上、終わったか?」
ジャーニー「あぁ、ついさっき終わったよ。ごめんよオル。」
オルフェ「うむ……」
ララ「お邪魔してますオルフェさん。」
オルフェ「姉上、包みを受け取った。父上と母上からだ。」
ジャーニー「おや、寮に送られてくるとばかり思っていたんだけどね……きっと金細工だろう、ありがとうオル。八幡さんの分もある事だし、開けてみようか。」
ジャーニーは席に着いてから送られてきた箱を開けた。中に入っていたのは対のブレスレットだった。きっと片方はジャーニーのだろう。
ジャーニー「ブレスレット……成る程、父らしい。こっちの大きいのが八幡さんのでしょう。どうぞ、父と母の合作の2品目です。お受け取りにならない、何て言いませんよね?」
八幡「言うわけ無いだろそんな事。勝負時には必ず付けていく……次の菊花賞の時にな。」
ジャーニー「きっと父と母も見たがると思いますので、是非そうしてください。」
八幡「まだ先の話だけどな。」
ララ「トレーナーさん、オルフェさん達とはもう家族ぐるみの仲なんどすねぇ~。」
八幡「いつの間にかって感じだけどな。この前のダービーで初めてお会いしたばかりだ。それなのにいきなりブレスレットだろ?ちょっと戸惑ってるが勝ってる。まぁ俺の家族は紹介してないけどな。するまでもないけど。」
ジャーニー「ふふふ、その内紹介してくださいね?お世話になっているのですから。」
八幡「しねぇよ。だってお前の言い方なんか意味深なんだよ。」
ジャーニー「それは心外ですね。私がいつそのような発言をしたのでしょうか?」
………あるけどどうしてだろう、あんま思い出せない。
ララ「そういえばトレーナーさん、夏合宿はどうすう予定です?併走とかメニューとか。」
八幡「今のところはオルフェとやる事になってる。もしかして協力してくれるのか?」
ララ「オルフェさんが居るのであれば、ウチなんかが参加するのは「いえいえ、とても心強いです。どうかご協力してはいただけませんか?」……ほんなら微力ながらお力添えを。」
八幡「じゃあララも入れてトレーニングだな。現時点で参加するのはジャーニー、オルフェ、ララ、そんで臣下達だな。途中で誰かが参戦するかもしれないが、まぁその時はその時だな。」
オルフェ「あの放浪者の事か……」
八幡「ソイツも含まれてるが、後はギャンブル中毒者と猛獣だな。可能性の範囲で風紀の鬼。」
ジャーニー「ふふふ、いつものメンバーですね。ですが、どの方も否定出来ませんね。それにゴルシさんであればチームをそのまま放置してこちらに来そうな予感すらしますね。」
オルフェ「否定出来ぬな。」
ララ「ゴルシさんであれば、普通にやっちゃいそうですね~……」
アイツ、何処にでも現れそうだしな。