ジャーニーside
八幡「よし、じゃあ今日からトレーニングを始めていくぞ。まず最初の3日間はこの環境に慣れる事から始めていく。砂浜トレーニングに遠泳、山登りと色々やっていくけど負荷はそこまでかけない。慣れる事を前提のトレーニングだから比較的軽めにしてある。その後に本格的なトレーニングを開始するからそのつもりでな。先に言っておくが、このトレーニングはジャーニー中心で組んでる。理由は分かってると思うが、俺の担当だからだ。だからといってお前達を無視するとかそういう事はしない、けど集中して動きを見るのはジャーニーだって事は頭の中に入れておいてくれ。さて、じゃあ今日のメニューだが、砂浜でのトレーニングだ。軽く走ってからストレッチ、アップをして本トレーニングに移る。内容はまたその時に説明する。何か質問のある奴は居るか?」
合宿所に来た翌日。私達は合宿所の前でトレーニングの説明を受けています。今日は砂浜でのトレーニングになるみたいですね……そして今日のトレーニングに参加するのは、オル、ララさん、臣下の5人と私を含めた計8人となっています。私とオルが最後に人数を報告したのは夜の8時頃、そこからメニューを作り直すのは中々に骨が折れる作業。八幡さんはそれを一晩で……この人は本当に凄い方だ。
八幡「無いみたいだな……じゃあ早速始める。まずアップのランニングからだ、砂浜ではなく舗装された道で走ってくれ。此処から山道入りの看板のところまでを2周してきてくれ、隊列はお前達に任せる。終わった後はそこの草の上でストレッチをするからな。じゃあ始め。」
オルフェ「隊列は貴様等に任せる……」
「では私が先頭を務めます。ペースを作るのは自身がありますので。」
ララ「ほんなら得意な脚質順ってのはどうですか?その方が深く考えずに済みますやろうし。」
ジャーニー「良い考えですね、ではその隊列で行きましょうか。」
その後も順調にトレーニングが進み、アップが全て完了したところで小休憩に入りました。
ララ「っ!このドリンク、美味しいですね……」
ジャーニー「いつも飲んでいる物とは違いますね。八幡さん、コレは?」
八幡「俺が作った。別に怪しいのは入ってないから安心してくれ。何なら材料言うか?」
ララ「気になりますね。教えていただいても?」
八幡「水、砂糖、塩、レモン、以上。因みにでレモンはレモン汁でも可能。」
ララ「そ、そんな簡単に?」
八幡「そのまま入れたらよく混ざんないから、最初にお湯に入れて混ぜてからその後に水を入れるって感じだな。」
「確かに塩レモンとかってアスリートで食べてる人ってよく居ますよね。」
ジャーニー「とても簡単に作れますので、普段から飲むのも良いかもしれませんね。」
「他にも作り方ってあったりするんですか?」
八幡「色々あるぞ。今日はっていうかこの合宿ではソレがメインだが、やろうと思えばオレンジとかぶどうとかでも出来るぞ。調べれば普通に作り方とかも出てくる。」
「そうなんですね……じゃあ今度試してみよっと。」
オルフェ「兄上。この飲み物、飴細工にする事は可能か?」
八幡「飴かぁ……出来なくもないが此処では少し難しいな。それに俺自身、飴を作った事無いから完成させたとしても人前に出せる自信が無い。」
ジャーニー「では八幡さんが飴を出せるようになるまでは市販品で我慢するしか無いようだね、オル。」
八幡「待て、何で俺が飴を作る前提?コレでいいだろ。夏合宿が終わった後も月に何回かは作ってやるから。」
ジャーニー「交渉成立ですね。」
八幡「交渉の余地あった?ビックリくらいそっちのペースだったじゃん。」
ジャーニー「先に八幡さんが逃げてしまいましたので、捉えさせていただきました。」
八幡「捉えるどころか俺は途中で戦意喪失してんだけど?走る気も無かったんだけど。」
ジャーニー「諦めも肝心、という事です。」
八幡「じゃあ最初から諦めた方が傷浅く済んだじゃん。追込むならせめて申し少し優しく追い込んでくれね?」
ジャーニー「ちゃんと捕まえないと何処かに行ってしまう可能性も否めませんでしたので。」
ララ(さっきからコレ、何を見せられとるん?ジャーニーさんとトレーナーさんの仲が良いのはよう分かったけど、息が合い過ぎとちゃう?何で飴の話からレースで逃げる追込むの話になるん?意味分からへんのやけど?なんか惚気聞かされとるような感じになってんのやけど。)
八幡「よし、そろそろ始めていくぞ。じゃあこれから本トレーニングに入っていくが、その前に2人1組ペアを作ってくれ。そのペアで今日は競ってもらう。」
「競う、ですか?」
八幡「そうだ。もし決めにくかったらあみだくじとか色付きの割り箸とか用意してあるからそれで決めろ。」
ララ(無駄に用意が良過ぎるやろっ!!何でそないなもんまで準備しとるんっ!!?)
休憩後に我々は砂浜でトレーニングを行ったのですが、そのトレーニングがビーチフラッグやタスケ(3歩ドッジ)をするとは思いませんでした……しかし思いの他疲れましたね。